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平成20年度研究予定
(1)一般研究
第一部門(考古学)
(イ) 「西アジアの祭祀に関する考古学的研究」
担 当:石田 恵子(研究部長)
北シリアの出土品の組み合わせから特に祭祀に焦点をあてて再構成を試みる。シリアで発掘された印章に関する研究も同時に行う。
(ロ)「古代メソポタミアにおける都市化の研究」
担 当:小泉 龍人(共同研究員)
特に都市形成期の土器製作技術の復元的研究を行う。
(ハ)「古代エジプト文明における文様体系の基礎的研究」
担 当:中野 智章(研究員)
古代エジプト文明に多数存在した文様の意味や役割の解明に向けた見通しを獲得することに努める。
(ニ)「3次元モデリングと時空間分析ツール:考古学分野におけるGISとCADの連動の可能性」
担 当:平敷 イネ(共同研究員)
GPSデータの取り込み、GISとCADの連動による3次元モデリングを試みる。また、時空間分析ツールの検討と関連文献の翻訳やミュンヒェン大学所蔵のヒッタイト語辞典の基データの電子化、データベース構築を行う。
(ホ)「古代バクトリアの歴史と文化の研究」
担 当:前田 昭代(共同研究員)
南アジアも視野に入れながら、古代バクトリアの歴史と文化について研究する。
(ヘ)「シリアの鉄器時代における出土資料の比較研究」
担 当:脇田 重雄(共同研究員)
古代オリエント博物館が発掘調査を実施したテル・ルメイラ、テル・マストゥーマの出土資料を基軸に、生業や集落形態の違いを明らかにする比較研究を行う。
(ト)「北シリアと鉄器時代」
担 当:和田 久彦(共同研究員)
テル・マストゥーマの報告書作成とそこから派生する鉄器時代の家屋と土器の再検討を行う。
第二部門(美術史学)
(イ)「ヘレニズム文化の東漸と土着文化の習合の研究」
担 当:宮下 佐江子(学芸課長)
ヘレニズム文化の東漸をシリア、パルミラ遺跡の彫刻を中心に考察する。また、東西交易にともなう出土遺物から文化伝播の分析を行う。
(ロ)「西アジア・中央アジアの考古美術における東西交流」
担 当:津村 眞輝子(研究係長)
西アジア、中央アジアにおいてヘレニズム時代から初期イスラーム時代にかけて流通したコインの調査研究を行う。また、中央アジアの伝統技術の研究もあわせて行う。
(ハ)「古代オリエントのガラス史研究」
担 当:上野 由美子(共同研究員)
王家の谷発掘調査で出土したガラス断片資料の整理と出版準備を行う。
(ニ)「織物に見るシルクロードの文化交流」
担 当:坂本 和子(共同研究員)
エルミタージュ美術館所蔵のカラ・ホト出土染織資料に関する故ルボ=レスニチェンコの露文遺稿の翻訳をして西夏語関連史料の訳を検討する。その後ペテルブルクでカラ・ホト染織資料の調査を行う予定である。
(ホ)「古代エジプトにおける宗教儀式の研究」
担 当:村治 笙子(共同研究員)
アビドスのセティ一世葬祭殿のレリーフにみる祖先霊に加えられた王にたいする儀式を考察する。
(ヘ)「サミット(緯錦)成立過程とその展開」
担 当:横張 和子(共同研究員)
シルクロ−ド染織の製作技法のデジタル画像化の試みと研究を行う。また、イスラーム・ランパについて海外調査を行う。
第三部門(文献史学)
(イ)「シュメール文化の研究」
担 当:小林 登志子(共同研究員)
シュメールの個人の守護神についてシュメール語文学作品を中心に研究する。
(2)特別(共同)研究
1.古代オリエント博物館研究員が代表者として実施する研究
[継続]
(イ) 「北シリアの紀元前2000年紀における農村の生活文化と祭祀」
日本学術振興会平成19年度発足基盤研究(B)
テル・ルメイラ出土遺物、とくに家模型に代表される一般家屋内の祭祀を中心に研究を行う。同時にルメイラの土器編年の見直しも行う。
研究期間:平成19年度〜21年度
代表者:石田 恵子(古代オリエント博物館研究部長)
分担者:岩崎 卓也 (古代オリエント博物館館長)
津村 眞輝子(古代オリエント博物館研究係長)
脇田 重雄(古代オリエント博物館共同研究員)
(ロ)「オアシス都市パルミラにおけるビシュリ山系セム系部族文化の基層構造と再編」
文部科学省平成17年度発足特定領域研究「セム系部族社会の形成」
パルミラ文化における伝統的セム系文化の継承と伝播を、考古学遺物をもとに明らかにする。
研究期間:平成17年度〜21年度
代表者:宮下 佐江子(古代オリエント博物館学芸課長)
分担者:津村 眞輝子(古代オリエント博物館研究係長)
連携研究者:勝木 言一郎(東京文化財研究所企画情報部情報システム研究室長)
(ハ)「西アジアの都市化における土器製作技術の多角的研究」
日本学術振興会平成19年度基盤研究(B)
土器製作技法、製作集団、分配システムなどを多角的に研究する。
研究期間:平成19年度〜21年度
代表者:小泉 龍人(古代オリエント博物館共同研究員)
(ニ)「ヒッタイト帝国トゥトゥハリヤ4世の山の神への傾倒」(継続)
日本学術振興会平成19年度若手研究(B)
平成20年度は研究を継続し、主にトルコ所蔵、所在のヒッタイト考古学資料データの収集を行う。また文献資料では、山の神がハッティ系のコンテクストにのみ叙述される特異性に焦点をあて、研究を進める。
研究期間:平成19年度〜21年度
代表者:平敷 イネ(古代オリエント博物館共同研究員)
2. 他の研究機関が実施する研究に参加するもの
[継続]
(イ)「古代パルミラの葬制の変化と社会背景に関わる総合的研究」
日本学術振興会平成17年度海外学術調査基盤研究(A)
シリア、パルミラにおける家屋墓の発掘を通して、これまでの地下墓から家屋墓への移行に伴う社会環境の変化と、葬制の関わりについて調査、研究する。
研究期間:平成17年度〜20年度
代表者:西藤 清秀(奈良県立橿原考古学研究所研究員)
分担者:樋口 隆康(奈良県立橿原考古学研究所所長)
宮下 佐江子(古代オリエント博物館学芸課長)
濱崎 一志(滋賀県立大学教授)
中橋 孝博(九州大学教授)
篠田 謙一(国立科学博物館人類研究部室長)
豊岡 卓之(奈良県立橿原考古学研究所研究員)
吉村 和昭(奈良県立橿原考古学研究所研究員)
大城 道則(駒沢大学准教授)
廣岡 孝信(奈良県立橿原考古学研究所研究員)
(ロ)「西アジアにおける都市化過程の研究」
文部科学省平成17年度発足特定領域研究「セム系部族社会の形成」
紀元前3500年頃の西アジアに始まった都市形成について、文献学と考古学双方からのアプローチにより都市化のプロセスについて研究する。
研究期間:平成17年度〜21年度
代表者:常木 晃(筑波大学人文社会科学研究科教授)
分担者:石田 恵子(古代オリエント博物館研究部長)
池田 潤(筑波大学人文社会科学研究科准教授)
三宅 裕(東京家政学院大学人文学部准教授)
山田 重郎(筑波大学人文社会科学研究科准教授)
(ハ)「三次元計測技術を用いた新羅王陵石像彫刻の総合的比較研究」
日本学術振興会平成19年度海外学術調査基盤研究(B)
韓国慶州に所在する新羅王陵の石像彫刻を、詳細なデータをもとに総合的に比較研究する。
研究期間:平成18年度〜20年度
代表者:木下 亘(奈良県立橿原考古学博物館総括学芸員)
分担者:宮下 佐江子(古代オリエント博物館学芸課長)
卜部 行広(奈良県立橿原考古学研究所研究員)
鈴木 裕明(奈良県立橿原考古学研究所研究員)
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