ミミ立体化への道

ないから作ってみた

2003.3/3


ポプキャラ(ミミ)の立体化は昔からやりたかったことのひとつでありました。
ですが、私はガンプラの人でありフィギュアは門外漢……。
そこで選んだ素材に「ファンド」を選びました。いわゆる、紙粘土です。
エポパテ(エポキシ系パテ)よりも扱いやすく、乾燥後の切削性も良好です。
とりあえず一気に形を作ってみました。ここまでの作業時間は約二時間。


乾燥後、紙ヤスリ、カッター等で接合部の調整、表面処理をおこないます。
ファンドは初めて使ったのですが、普通の紙粘土より粒子のきめが細かく、かなり繊細な加工が出来ました。
彩色には、ごく普通の絵の具を使用しています。
エポパテで作っていたら、塗装にはプラモ用塗料を使わなくてはいけないところです。
使い慣れた素材を選んだので、戸惑うことなく作業できました。


やっていることはきわめてアナログ。
乾燥待ちの間、ベストヒッツなんかプレイしていたり。
表面処理と下地塗装に一日、細部の彩色に一日かけています。


単一の色で塗らずに、濃度の異なる塗料で陰となる部分にハイライトをいれてやります。
こうすることで立体的な表現を得ることが出来る……はず。
模型誌で得た技術なれど、実践するとなると障害は多いな。
いちおう胸のエンブレムには『PMBH』と文字が入っています。

四面図。
基本的に一方向から撮影するだけのものとして作ってあるので、背面はかなりおざなりです。
耳も「右方向」から見たときに一番映える角度で固定しました。ゆえに、正面からだとバランスがアレですな。


大きさ比較。全高十数センチといったところ。


【反省点】
表面処理がまだ甘い
両腕に骨格を感じさせられなかった
目のバランスが悪い(画竜点睛を欠いた!)
下半身を作るだけの時間と気力をひねり出せなかった
(足なんて飾りですよ! お偉方にはそれがわからんのです)

これからもミミに限らず、ポプキャラの立体化にチャレンジしていきたいと思っています。
第一作目として、習作として、それなりの出来映えじゃないかなぁ……と自分を慰める昨今です。

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