シトシトシト (冷たい雨)
「真理……冷えるといけない。もう帰ろう」 でも、決して忘れないよ……一生」 シトシトシト (冷たい雨)
「…………?」 「真理。無事だったか。よかった…… クリーニング店の方に先に行ったんだが、墓地で葬式をやっていると聞いたから探したぞ。 潮風にあてたからな……洗ってやらないといけない」 「あなた……」 「なんだおまえ。場所をわきまえろ場所を! 「乾ィ…………」 「で、電報……?」 「そうだ、受け取っただろう!」 「す、すまん。バジンは……バジンはァー!(ダダッ)」 「うおおおおっ! 「雅人……」 「草加さん……」 園田真理 真理はその後美容師を目指しアメリカへ移住
三原修二 阿部里奈とともに施設で孤児の支援を続けるが
菊池クリーニング店を、さらにクリーニング界を
琢磨は苦労を重ねながら井上建設で建築学を修める
海堂は草加に再会することなく そして時代は流れる 世代は交代する 仮面ライダーは……! (ガンッ) 「ああ……い……うぅ」 【東京・成田空港】 「困ったなぁ。向こうむいてるあんたが悪いんだぜーっ」 …………? 「ちょっと待って。あんた井上監督か?」 「うううぅ……仮面ライダーが誕生して30年、 なんで頭をラッキョにしてまで続編作らにゃならんのだ。 孫なんぞ藤岡弘のことを忘れちまっとる! ゆるさん! 大切なライダーを 平成監督めッ!」 “アメリカ行き 15:08時発 カリフォルニア555便にお乗りのお客様は 三番ゲートにお集まり下さい” 「でも、変身ベルトは好きだがね」 仮面ライダー555・完
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