★★福岡ポプニッキ、十五日編へジャンプ!★★

 2001.8/14 TUE

 さてさて、お待たせしました。
 今日は東京の遙か南、福岡の空の下でポップンをしたときの話を、つれづれなるままに。

 私は十四日の朝六時の新幹線で福岡に向かうのですが、とてもちゃんと起きる自信が無かったので、徹夜で挑むことにしました。その間夜はどう過ごしたのかって? ……必死になってサイト更新してました。東京を出る前になんとしても一度は更新しておかねばッ、てな強迫観念があったもんで。

 更新が終わったのは、実に午前四時半! それでもまだまだ見切り発車でした。それから荷物を抱えて東京へ直で行ける駅まで歩いていくことに。早朝とは言え、夏ですからうっすらと明るい。しかも夏らしく蒸すのさ!
 早くも疲労しながら三十分前には東京に到着。朝御飯としてうな弁などを贅沢に買ってみる。700円は安い……? なんにせよ、新幹線で移動するうちに体力を回復させねばならん。
 登場するなり重い鞄を座席上部の棚に投げ込み、うな弁をぱくつく。そして、思い出したように眠りにつくのだ。

 幾度か目が覚めたが、車中での眠りは深かった。
 十一時前には、新幹線は博多駅に着く。もう少し寝ていても良かったが、十時半頃から起き出してトイレや洗顔を済ませておくことにした。これから人に会うのだから、あまりだらしない格好はしていたくない。
 高速で走る車内で猛烈な揺れと闘いながら、トイレと洗顔を終える。時速200kmを越える空間で、こんな日常行為に及んでいる自分がちょっと不思議。朝食の残りのお茶をダラダラ飲みながら、ケイタイでメールチェック。岩手→東京のルートをたどっているCATさんと佐世保→福岡のルートをたどっているサナヤマ様から連絡が入っている。

 福岡に到着してから送信するか。
 今のうちに、博多駅で落ち合う約束のリュウノスケさん宛のメールを作成。こういうときは、本当にケイタイメールって便利だと思う。


 博多駅に到着し、ケイタイとメールで到着の報を流す。まずは駅前のターミナルで待ち合わせだ。リュウノスケさんとは昨日、すでに東京で顔を合わせているので面識はある。それでも一応、鞄から「チャイナ仕様ミミ」のぬいぐるみを出しておく。なんていうか、もうスタイル。

 程なくリュウノスケさん登場! しかもあろうことかオーバーオールなんか着てきてポプ3ミミ風味でしたよ! お疲れさまです(何が?)。
 しかも驚いたことに、相方さんと一緒に車まで出してくれました。うひゃあ、車で移動できるとは思わなかったですよ。感謝です!
 取り急ぎ車まで走り、ミミぬいぐるみを相方さんに手渡して自己紹介。
 「くれるんですか?」
 「あげません(即答)」

「やはりですね、相方さんでは呼びにくいです。
そこでいくつか名前の候補を考えてみました」

・ねこにゃん        
・うさぴょん        
・ゲッター2        
・トロピカルパンチ(あだ名)
・スコティッシュ      
・ロードブリティッシュ   
・真・ゲッター2      

「どうぞ」
「……相方さんでいいです」
※フィクションです

 佐世保(長崎)からやってくるサナヤマ様は、まだ到着まで時間がかかる。車はこれからキャナルシティへと向かうという。
 「……キャ、キャナルシティだと!?」
 「知っているのか雷電!」

噴水が! キャナルシティ。平たく言うと、複数のショップが幾層にも連なり、一つの巨大な建築物となっているグランドショップのようでした。
 サナヤマ様と合流するまで、リュウノスケさん達とここでウインドウショッピングとしゃれ込みました。中庭には水が引き込まれ池が出来ており、時折水が建物の屋上に届く勢いで噴き出しています。水辺にも数cmほどの「水球」が膝の高さくらいに吹き出す仕掛けがいくつも施されており、水辺でパンツ(非水着)一丁ではしゃぐ子供達の格好の遊び場となっていました。
 こういう「商店」と「遊び場」の融合した施設って、意外に東京には無いような気がする。ほのぼのしたカンジが、なかなか良い。

 近所の小学生の製作課題と思われる風鈴が、キャナルシティ内で鳴り響いている。思い思いの色に塗られた風鈴。そして、短冊には五・七・五の短歌が。いや、川柳か? いくつか引用しようかと思いましたが、思い出せないんだよね、こういうのって。中には七五調を軽く脱却したアヴァンギャルト(非エドワード)な作風のものもあったのだけれど。

 店内の散策は続き、ピングーやミッフィーを愛でながら上の階へと移動していく。「人は東急ハンズと無印に吸い寄せられる」の言のとおり、一行は無印良品のフロアで釘付けになった。うああぁ、安くて品が良いのだよ〜。買うわけじゃないのだけど、ついつい見入ってしまう。
 そんな中で一際目を引いたのが無印カー。車ですよ、車!? 限定千台だったように記憶しています。ニッ●ン車がベースの、エコカー仕様。これでもかと言わんばかりの無印アイボリーに塗りたてられた車体がステキです。記念に乗り込んで記念撮影。お店の人に注意。

 めっさ恥ずかしかったです。

いえあ まちがった大人の見本を示しつつ、さらにシティ内散策。今度はアクセサリー系の店が立ち並ぶところに迷い込みました。こういう無軌道な散策って好きなんですよね。いろいろな店を冷やかしながら移動していると……なにやら怪しげな三角柱が。学校で使用された「何か」が販売されているようです。
 これは……六! 六ですよ! ぶはははははは! サイコー! いえあ!

 今でも思い出す。1000円分の価値があるネタであった、と……。
 あれはいいものだ。


 午後一時。そろそろサナヤマ様が高速バスで福岡に到着する時間だ。リュウノスケさんと密に連絡を取り合い、郵便局前でめでたく合流! お久しぶりです。
 さぁ、これで「昼の部」のメンバーは全員揃った。ちょうどお腹も空いていることだし、皆でお食事に向かいました。
 博多といえば……そう、ラーメンですね!

 ラーメン屋。入り口は小さめだが、奥に広い。そしてここは雑誌に取り上げられた事もあるラーメン屋と聞き、いやが上にも期待が高まる。
 四人で談笑を楽しみつつ、ラーメンを待つ。男性陣は大盛り、女性陣は普通に注文したのだが、来たラーメンを見てみると「大盛りが普通の大きさ」に見えた。普通のどんぶり、なんだか小さいぞ……。
 でもものは考えようで、これから晩御飯前にもおいしいものがあったら食べていきたいと思っている。ラーメンだけで腹を膨らませるのは得策ではあるまい。
 それに、ラーメンはちゃんとおいしかったしな。ずるずる。

 ラーメン屋を後にした一行は、マノリアシティへと走る。福岡の地理はサッパリなので、どのあたりなのかは見当が付かない。だが目印である大観覧車の向こうに海が見える。海沿いのショッピングシティであるらしい。ここでもまた、様々な店が一つに集まり、街の様相を呈しているらしい。

 中庭には広場があり、ステージ状に段がもうけられている。二階部分に上がってみたのだが、そこには数々の動物風船が! 紙テープで蛇腹状の手足がくっついているので、舞い上がることなく絶妙に地上を這っている。
 その中の一つが……!

がおー ぶははははははは! これディーノくん! ディーノくんだよ! サイコー! お〜も〜し〜れ〜。

 福岡最高です(論点違)。

 その後ダラリと甘味処でクレープなど食す。こういう間食がまた楽しいのだ。大観覧車の真下で、二階のテラスから海を眺める。


「これは海……ですね」
「そうですよ」
「この先は……やはり中国ですか」
「え? ま、まぁそうですね。この、こっちの方が」
「そうですか、あちらが中国ですか……」

 すいません、もう少し主体性のある会話を心がけます。

 お腹がくちくなったところで、マノリアシティ内のゲーセンに。しかし、ここにはポップンが無いのね。ガクリ。でもせっかく来たのだから、皆で「太鼓の達人2」や「マンボ・ア・ゴーゴー」などで楽しんできました。テキーラ!


 そろそろ夕暮れ時です。
 「夜の部」のメンバーが合流する時分です。
 まぁ、夜から参加するのは「ポプレボ」の涼村兄さんだけなのですがね。それまで一同は長浜プラザ(ゲーセン)にていざポップン! としゃれ込むことになりました。そういえば今日ポップンやるの初めてですね。

 長浜プラザはボーリング?場と一つになった巨大なアミューズメント施設のようです。ポップンが置いてあるフロアも非常広く、ゆったりとした配置。他の音ゲーの音が干渉してこないのはいいカンジ。全曲解除で200円四曲。200円ってのがちょっと残念ですが、まぁ優良設定であると言えるでしょう。環境込みでね。

 さて、いよいよ福岡ポプです! 去年福岡に来たとき思ったのだけれど、福岡ってノースピポッパーさんが多いのかな? 涼村兄さんやサナヤマ様も4の時でもノースピだったし。今年になってから初めてお会いしたリュウノスケさんも、ノースピ派。当時よっしーはハイスピ派だったので、結構驚いたものです。
 月日は流れ、実に一年。よっしーはいつの間にか等速ポッパーに。サナヤマ様は倍速も使うようになっていたり。人それぞれですなぁ。

 一通り叩き終えた頃、午後六時過ぎに涼村兄さんが颯爽と登場! ここからは一プレイ200円ということもあり、バトル中心のポップンとなりました。
 バトル譜面も新鮮で、各キャラのおじゃまを見るのも楽しい。皆いろいろなキャラを使うので、飽きずにバトれました。てか、涼村兄さんってばベルさんの他にローリィさんとか使うのね。ドゥフフ。
 おれは始終ミミばっか。

 ちょっと一息。関東の空の下から、福岡出身のポッパーさん、上チャリさんからケータイにメールが! えーと、福岡どうよ? 良いところです。あと、お土産は何がオススメ?と。これでよし。

 締めくくりに最後は五人で「ヘル6コース」を叩いてきました。提案者のサナヤマ様に「真ん中の五つ」を担当してもらい、残りの四人で外側の白と黄色をサポート。うわぁ、ライトヘル6だ! でも一曲目の『ムーディEX』が終わった時に「5ボタンでもきつい」とサナヤマ様。協議の結果、一人2〜3個のボタンを担当することに。さすがにこれだけそろうと、結構クリア出来ちゃうもんです。
 久しぶりにポップンを楽しみましたよ。こういうのも良いね。
 あ、でもリュウノスケさん。ハイパー『K-ユーロ』は二倍速でカンベンですぞ。


「へっ、何がユンユンだよ。勝手に着替えてろ! バーカ!」
泣きながら、走り去る。
(いつのシーンだ?)

 長浜プラザを出ると、日はとっぷりと暮れて晩御飯タイムッ! 残念ながらサナヤマ様は高速バス登場の都合でここでお別れです。
 ……そう、同人誌にサイン貰い忘れたんだよねぇ。あぁ、悔ッ!

 四人で向かったのは焼き肉屋さん! 時間に制限があるとはいえ、食べ放題だとか。うひゃー、もうお腹ぺこぺこネ!(なぜか外人風味)
 あー、ポップンやって、焼き肉食べて、一気にビールで流し込むッ! もうこれ以上何を求めて良いのかってカンジですよね。てか、涼村兄さんがいつの間にかリンリン(臨臨?)と呼ばれていてびっくりしました。涼村 臨……リンリンかぁ。あ、もう刷り込み。もう、リュウノスケさんのネーミングセンスってばっ。

 お腹がくちくなり、お酒も入って話しもいろいろ弾みました。ローリィをマイキャラにしていた涼村兄さんがリュウノスケさんに査問されたり、突如よっしーがローリィについて熱く語り出したり、キカ×ヤードのカップリング話に肝を抜かれたり、インターネットで本当にあった恐い話(無断リンクの上、勝手にお友達カテゴリに入っている等)でかなり盛り上がりました。
 焼き肉とビールの相性って最高だと思います。


「いや、だからですね、ローリィの魅力ってのは 
『美少女というカテゴリかが微妙にずれた位置に立っている』 
ってのが可愛いんですよプハァ!」
「あ、それじゃあ今うちのトップ絵はダメですな? 
いまローリィなんですがなんか可愛く描けてしまいまして」
「ムハァ、帰ったらすぐ見にいくっぺれっ!」

「やはりですね、キカさんのたおやかな指で攻められては 
さすがのヤードくんも『ホァー』って」
「あれって攻められたときの鳴き声だったんですか!?」

「あぁ、乳から描いてはいけないんですねっ!?」

 ダメだ、面白すぎ。
 ビバ、ライブ更新。


 ほろ酔い加減で、一同街へ。
 目指すところはやはりポップン! よっぱらいがポプりに行くってどうよ? しかもここ、タイトーの地下にはポップン6とポップンステージexが稼動しているのです!
 福岡で桃源郷を見たよ。

 さっそくよっぱらいがステージ上でステップ決めてきました。一応スーパーユーロまでは体が覚えていましたが、さすがにきつい……。ゲーセンに焼き肉を提供しないうちに止めておくことにしました。
 そしてまったりとエキスパートコース『ワールド』なんかやってみたり。一人でポプる事はいつでも出来るが、こうして皆で叩ける時間ってのは何にも代え難いのだ。

 名残を惜しみつつ、閉店前にゲーセンを後にし、ホテルまで送っていってもらいました。今日は、本当に、みんな、アリガ……トウ(テクノカヨウ風味)。

 そして福岡ポプは第二ステージへと進むのだ。

 (十五日編につづく)

 2001.8/15 WED

 さて翌日。昨日の深夜、倒れ込むように眠り込んだ後、習慣で午前七時半に目が覚める。それでも目覚ましの力を借りなかったら危なかったかも知れない。今日も会う予定の人が居るのだ。

 その人の名はCABさん。インターネットランキングでも名を馳せた福岡ポッパーさん。マユミさん好きとしてもかなり有名。せっかく九州まで来たのだから、是非会ってみたいと思っていました。
 待ち合わせの準備は万端。午前九時にホテル前で待ち合わせる段取りになっています。
 ……朝の支度をしながらのんびり「ちゅらさん」なんか観ていたらもう八時半なんですが。とりあえず朝食をとらなくてはなりません。ここのホテルの朝食はバイキング形式と聞いていたので、期待が持てます。

 バイキングっていいですよね! 好きなものを好きなだけ取ることが出来る幸せ。時にはフルーツとかゼリーの類を食べ散らかす事も出来るという、背徳の食……! 素晴らしきかな、バイキング。それでは今日も一日フル稼動で過ごすために、ちゃんと朝御飯食べるよー!

 御飯とみそ汁、ウインナーを炒めたものにめんたいこ(博多っぽい!)とか卵焼きとか。あとはサラダにコーヒー。
 うわー(目の焦点虚ろ)。
 考えてたのとちょっと違う〜。
 とりあえず御飯を茶碗に盛り、みそ汁を一杯。お皿にウインナーをはじめとしたおかずと取り、サラダとコーヒーを一杯ずつ。
 朝御飯にしては充分なボリュームかと。時間にはまだゆとりがあるし、よく噛んで食べるとしようか。もぐもぐ。

 デザート……(ぼそ)。

 九時まであと十分足らず。荷物を一つにまとめ、おかわりしたコーヒーをゆっくりとすする。そろそろCABさんもこちらに向かってきている頃だろう。
 待ち合わせの目印……ミミぬいぐるみ(チャイナ仕様)の準備も万端。いつでもカバンから取り出すことが出来る。CABさんには「絶対にわかるものを持っている」としか伝えていないからどんな顔をするか楽しみだ。
 一応初対面の人間にこんな待ち合わせ法を提示するもの、なんかアレだが。

 九時。チェックアウトしてホテルの外に出なければ。
 刹那、ホテルの自動ドアから飛び込んでくる男一人。
 メールで聞いたとおりのGパンにデニムの姿。ビジネスホテルに朝一番でやってくるには明らかに浮いてる(失礼)出で立ち! ま、まちがいね〜、この人がCABさんだ!(ここまで0.4秒)

 「あ、あのもしかしてインターネットとかやってます!?」

 開口一番こんなセリフの上に、目印のチャイナ仕様ミミのぬいぐるみを提示する男 in ビジネスホテル

 破顔一笑。正解で本当によかった……!
 違っていたらどうするつもりだったのか。


 オフラインでの邂逅というのは不思議なもので、かつてオンラインで接していた時のようによどみなく言葉が出てくる。掲示板やICQを用いた時とは比べものにならない高速の意思伝達。
 やはり、人とは会わねばダメだ!
 ゲーセンが開くのは午前十時だが、待ち合わせを九時にしたのはその間談笑していればよい、という考えがあったからだ。談笑の時間は、ある一面ではポップンしてる時間よりも大事なのだ。

 CABさんは自転車でホテルまで来ていたが、徒歩にて福岡市内を案内してもらいました。移動しているうちに、ゲーセンも開くことでしょう。
 歩きながら東京から持ってきた「ポップンミュージックヴィジュアルガイドブック」を渡します。十日に発売されたところは非常に限られていたので、この時期にこの場所で渡せて良かったですよ。加えてニャミ通、こすびさんからの伝言と、ぽっぷらーの上チャリさんからの伝言&オリビアさんのキーホルダーもこの場で渡しておきました。
 関東と九州がここで繋がる。やはり人とは会わねばダメですね。

 そしてたどり着いたところは、どこか見覚えがある場所……そう、ここは昨日焼き肉を食した後で皆で立ち寄ったゲーセンではありませんか。ポップン6とポップンステージexが並んでいるというポッパーの聖地! ……ポップン6の方は200円だけどね。意外なことに、手ポップン100円ってのは近場にないらしい。

 さっそくここで「お互いのポップン」を披露と相成りました!

 こちらの目指した境地は等速(ノースピ)ポップン。
 おじゃまならばエキサイト+FAT POPくん。

 一方CABさんはランダム、ミラー、ヒドゥンにエキサイト。爆走ポップくんにおじゃま攻撃と思いつく限りのおじゃまを入れてポップンと向かい合う。
 チャレンジモードといえばスコア、コンボ、BAD数くらいにしか「挑戦」しないポッパーが多い中、生粋の「チャレンジ精神」あふれるポッパーといえましょう。

 お互いの目指した境地は違えども、共通しているのは「常に自分の限界に挑み続ける」という姿勢。
 倍速を入れれば楽にはなろう。だがあえて入れない。おじゃまを入れなければハイスコアも狙えよう。だがあえて入れる。

 そうだ。常に自分に挑戦を続ける人だからこそ、会ってみたいと思ったのだ。ハイスコアラーの凄腕ポップンを見ようと思ったわけじゃない。ポップン筐体の前に立って、いまさらそんなことに気が付いたりする自分がいる。
 そして今、こうして二人でポップンの前に立つ日が来たのだ。

 そして
 二人してポプっているとき、一通のメールがケータイに飛び込んできた。昨日上チャリさんに送ったメールの返事だ。オススメのお土産について書いてある。

  お土産はちょすい庵でお願いします。
  それとCABさんによろしくと……。

 ちょすい庵? 聞き覚えのない名だ。上チャリさんからのメッセージを伝えるついでに、ちょすい庵について訊いてみた。なんでも博多駅の有名なお土産屋らしい。福岡にいられるのは午後九時がリミット。CABさんと行動を共に出来るのは夕方まで。
 よし、日が沈む前にちょっと案内してもらおう。
 ポップンの方は、結構早く切り上げた。長くやる必要はどこにもなかったし、一回200円の台で本気でポプったら本当に散財してしまう。

 大型ゲーセンの地下から、外へと歩を進める。
 福岡の太陽は高く熱い。昔行った沖縄を思い出した。乾いた風が、ここが南方であることを思い出させる。お昼にはやや早かったが、涼を求めて近場のマクドナルドへとなだれ込んだ。

マコ&リエサナ おなじみのセットメニューを注文する。コーラをビッグサイズにしておくことも忘れない。オフのメインは、やはりポップンよりも談笑にあるのだ。店にとっては良い迷惑だが、こちらはもう長期戦の構えを見せる。
 そもそもあの日差しの中、あんまりブラブラと歩きたくはなかったしね。

 ここで話の他に花咲いたのが、わんさと出てくるCABさんのアイテムの数々。カバンから出てきたのはサイトの方でも見慣れた絵の原画やら、アップされることのなかった習作や落書きの数々!

ショルキーが……(笑) いや、やはり生の迫力ってのは違うね。スキャニングしてデジタルで着色する過程で失われてしまう魅力が息づいている。
 おまけに、原画の一部をいだだいちゃったりなんかして! いくら描いた原画はコピーをとっているとはいえ、オリジナルの方をいただけるとはありがたい話です。ありがとうございました!

 他にもいただいたものが一つあります。ミミのプラフィギュアですよ! もしかしたら、皆さんも昔作った経験があるかも知れません。透明なプラ版にマジックで絵を描き、温めたオーブンの中に置いて、熱によりプラ版を縮小させる。縮小したことにより、程良く絵の密度が上がります。出来上がりも均一にはならないので、味わい深い。しかも綺麗に彩色されています。これはもうストラップにする勢いですよ!

穴は自分であけた ちなみに、他にヒグラシのプラフィギュア(無彩色)とかも見せてもらいました。こちらは、モミアゲを忠実に切り抜いたら先端が凶器と化したとか。恐ろしい話もあったものである。

 ポップンの話からゲームやコミックの話に派生し、インターネット裏話やらサイトの運営方針についてまで、話はどこまでも広がりを見せました。
 結局コーラをおかわりしたうえに、追加でデザートまで頼んだり。なんとも充実した昼食となりました。


 太陽が中天を過ぎるあたりに、マクドナルド店内から外へ出る。まだ夕刻まで時間はあります。ここでおもむろにゲーム屋探しとが始まりました!
 事の発端は、マクドナルド店内にて話した真・ポップンコントローラーex化計画にあります。真・ポプコンexはPS対応に改造する予定ですが、東京都内ではPSポプコンの中古がなかなか見つからないのです。秋葉原で中古ポプコンが堂々と四千円台で売られていたときは驚愕しました。
 中古で二千円ぐらいなら即買いなのですが、どうにも見つかりません。それならば福岡で探してはどうか、と。

 もちろん帰るときに荷物になるのは容易に想像できますが、真・ポプコンのために福岡でノーマルポプコンを買って帰るというのもネタとしては充分面白いよなぁ……とか変なところで管理者意識が鎌首をもたげたり。そこで一も二もなく、福岡市内の物見遊山も兼ねて各地のゲーム屋を巡る運びとなりました。

 ……結果から先に言うと、DC用ポプコンが2980円で売られていたのを見つけただけでした。嗚呼、この地でもポプコン不足なの!? 恐るべき現実を目の当たりにして、夕日を前に崩れ落ちる男二人。
 っていうかCABさん、よく付き合ってくれたよ……。でも、観光しながらポプコン探しとは。とことんポップン馬鹿である。

 夕暮れ時。そろそろCABさんと別れなくてはなりません。博多駅まで戻り、例の「ちょすい庵」を探します。CABさんの記憶を頼りに、地下商店街へ降りていく二人。すると地下階段へ向かうとき「如水庵」の看板が目に飛び込んできた。これでちょすい庵って読むの? 気が付かないわけだ。
 とりいそぎ、家族とご近所ポッパーさんの為に羊羹や饅頭を買い込んでいくことにしました。そろそろリミットが近い。
 さらばCABさん。こうして会う時間をもうけることが出来たのは行幸でした。願わくば、またポップンの前で。


 午後六時。福岡空港に向かうリミットである午後九時までまだ時間はあります。この時間にまた一人になることは涼村兄さんとリュウノスケさんに伝わってはいるので、博多駅の近くで晩御飯をご一緒する予定があります。とりあえずケータイメールで近況を報告。涼村兄さんはこれから博多駅へ。リュウノスケさんもちょろっと寄ることは出来そうとのことです。

 さて、段取りはつきました。どの辺で時間をつぶそうかなー、と思い目に入ったのは博多駅となり、交通なんとかセンター。ここの七階がゲーセンであることは知っています。そこで待つことにしました。
 ここにはなんと……ポップン1が現役で稼動しているのですよ! ちなみにDDRも初代だったりして。ちょっとレトロなカンジがイケてルンバ。ここのポップンは1プレイ200円ですが、見たところ電源を落としてもスコアが残るようなので、記念にプレイしていくことにしました。

 隠し曲を含む全十四曲(少なッ)が自由に選べる。おじゃま設定はON。現在のハイスコアは二十四万点。どうやら通りすがりのライトポッパーしか触れていない様子です。
 全曲解除なのを良いことに、ラテン→J-テクノ→ポップスとお好みプレイ。スコアは276461点と、それなりの点数。おじゃま設定がONとはいえ、腕に覚えのある人なら十万点は取れるでしょうし、このくらいのスコアなら塗り替えることが出来るはずです。
 スコアネームは「YOSY」なので、博多駅の近郊にお住まいのポッパーさんはスコアを見に行くなり、スコアを塗り替えに行くなりしてして欲しいです。ここでポプったという、確かな証拠です。

 もう一度福岡に行くことがあったら、もう一度みてみようと思います。

 午後六時半。大きく膨れ上がったカバンを降ろし、初代DDRそばのテーブルで一休みしていると、職場帰りの涼村兄さんと合流! とりあえず二人で近場の居酒屋へとなだれ込むことにしました。

 選んだ店は博多駅ガード下「益正」。もう一件、お刺身のよさげな店があったのですが、特製のハヤシオムライスが400円を割るお値段だったのでついついこちらの店へ。店内は日本風なれどどこか大陸的でいいカンジ。洋風、和風なんでもござれの良い店でありました。
 とりあえず、二人で飲み始めます。今この時しかない時間を共有して、とりあえず飲みます!
 あと二時間と少しで、ここから離れなくてはならないなど、信じられない心地です。

 まったく、信じられない心地です。

 午後八時をまわる頃、ようやくリュウノスケさんがやって来ました。料理とお酒がおいしく一回りした頃だったので、ここで例の特製ハヤシオムライスを注文します。お酒と御飯はよっしーの場合、入るところが違うのです。
 うまくて、楽しくて、うまくて、楽しくて。
 福岡の夜は、ひとときも止まることなく進みます。

五分くらいで描いたって!? そう、これを忘れてはいけません。リュウノスケさんが職場で上司の目を盗みながら描いてきてくれた生ミミ絵ですよ!
 特別にここで公開しちゃいます。縮小してるけどね。オリジナルはおいらの宝と言うことでヨロシク。広告入りのメモ紙ってのが臨場感あるね。この場であらためてお礼を言わせていただきます。ありがとうございました!

 きっと、きっと

 これから何年経とうが「こういうこと」が楽しくてしょうがないだろうなぁ。

 リミットは、もうすぐそこ。

 もとの場所に、戻らなくては。


 さらば福岡。何度でも言うけど、願わくばまたポップンの前で。


 あ、それとですね。
 酒の席でなにやら「えろ絵談義(二回目)」に花が咲いたわけですが、その後涼村兄さんが「なんかよっしー兄やんに絵を贈るのが流行ってるみたいなので」とかいう珍妙な理由で、後日やはりミミ絵をいただきました。

毎度毎度思うのですがなんで裸なんでしょうかね。

 福岡ポプニッキ・完