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2004/05/16 SUN

 pop'n music アーティスト大集合!4 通称ポップンライブ4!
 「ポップンミュージックを彩ってきたあのアーティスト達が一堂に会する」という衝撃が走った、2002年3月30日のファーストライブから二年とちょっと。順調に回を重ねてとうとう四回。

 ファーストライブでは十分足らずで完売したプラチナチケットが、今は器(会場)が大きくなって多くのポッパーさんを招けるようになりました。「インパクト」の余波は大きく広がり、今はどのような波紋を描いているのでしょうか。

 5月9日に開催されたポップンライブ4。
 今日はライブのよかったところと、あえて悪かったところのお話。


 小雨の降る中、会場着。今回の会場はNHKホール。16時30分開演なのに、16時を回ってもまだ建物の中に入ることが出来ず悪い予感がする。今回も大きく終了予定時刻を上回ってしまうことだろう。夕方からスタートなのは、音合わせに時間がかかるからだろうか。遠方から来ている友人ポッパーのことが気にかかる。正直これまでに、予定通りに終了した試しはない。
 演劇等でも「延長」は日常茶飯事だが(多くの場合30分前後)、いかんせん始まる時間が遅め。帰りの電車が気になる人はハラハラする時間帯だ。

 グッズの販売はスルーして、会場入り。驚いたことにまだホール内に入れない。ロビーには人があふれている。芋を洗うような、というほどの混み具合ではないのが助かる。16時20分頃だったろうか? ホールへの扉が開き、席への移動が出来るようになった。足下の階段に注意しつつ、一階席へ。ステージにカーテンは掛かっていない。暗がりの中、セッティングの真っ最中らしい。一時声援が飛ぶが、誰がステージに居たのかはわからなかった。

 座席でチラシのチェック。コナミミュージックのCD/DVD関連のチラシと、すわひでおのライブ告知チラシ等。ライブの会場ではこれまでに「家庭用ポップン6発表」「ポップン8ロケテスト告知」「(新作と思われるナニに向けての)要望をガンガン書き込めるアンケート用紙」など、来訪者のド肝を抜く「びっくり」が用意されていたが、今回は至って普通。アンケート用紙も小さいもので、要望ではなく感想を書く仕様になっていた。
 今回はわざと大きめのバッグ持ってきたのに、用紙も小さくもてあまし気味。


 そして会場内では「ポップンのCD」が流れていたが、これあんまり好きじゃないんですよ。会場前は、ざわめきとほどよい会話の間に、椅子を倒す音やチラシを広げる音がはさまっているのが好みです。
 ライブを「動」とするなら会場前の雰囲気は「静」。「動」に向けての大事な時間を「切り取られた歌と音」で濁さないで欲しいな、と感じました。

 ここまで「静」にこだわるようになった理由はただ一つ。前回のポップンライブ3のオープニングが私(わたくし)的に伝説級だったからです。広いホール。談笑の声を静かに吸い上げてゆく高い天井。暖かく、柔らかい光。チラシを広げる自然音が心地よく聴こえる。
 そこでフッと照明の明度が落ちる。吹き消されたかのように、談笑の声が静まる。緊張の一瞬が過ぎるか過ぎないかのところ……ほとんど暗転と重なるように禁じられた契約(ちぎり)……『ダークネス2』のイントロが走る。歓声! 歓声! 曲が始まったから立ち上がったんじゃない、体内のグルーヴゲージが急上昇したから「考えるより先に立った」! 一千人以上の他人が、完全にシンクロして動いていた。
 そして高らかに笑いながらフレディ波多江が登場、熱唱!
 「会場を鷲掴み」っていうのはアレのことよ。

 あぁ、邪魔だなぁ、このCD音。

 ホラ、前のライブのことをみんな体が覚えているのさ。CDで『ダークネス2』が流れただけなのに、反射的に腰を浮かせている人のなんと多いことか(無論私も)。

 ブザー。ばら、ばらっと観客が席から立ち上がる。会場はまだ明るい。照明は消えない。「グルーヴゲージが高まって立ちました」ではなく「始まるから立ちました」な動き方。いや、フライングだ。まだ準備に時間がかかるらしい。かっこわるく、のそのそと席に座り直す。あぁ、こんな自分が嫌。今自分は……頭で判断して立ち上がった。全然ノッてない。
 今度のライブは、どういう始まり方をするのだろう。


 ほどなく場内暗転。最初のアーティストが、すでに壇上に立っている。
 またも不揃いにざらっと皆が立ち上がる。
 さぁ、最初のアーティストは誰だ……!



 ●SASEBO BROTHERS

 一曲目は前回ライブで、腰の低さでキャラが立ったYUMETOさん。曲目は『Flapper(CS6/ストリート)』。
 思っていたよりもまったりムードのスタートとなりました。

 続いて現れたのはMickin'さん。今回の司会は、このお二人で進行されるようです。



 ●聖夜計画

 いや、まさかライブで村井聖夜氏のインストをここまで聴けるとは思わなかった。ギターアレンジの効いた『龍舞(AC5/ニューエイジ)』は最高でした。もう、これのためにDVD買ってもいいなと、密やかに決意する。

 フレディ波多江氏も登場し、『禁じられた契約(AC9/ダークネス2)』を披露。一人であの音階の声を使い分ける様は、いつ見てもシビれる。

 MCの曲紹介で、村井聖夜氏が『契約(ちぎり)』を『けいやく』と読み違えたのはご愛敬。リハーサルでもちょっと間違えたそうですよ?
 始終「時間押してるので」と繰り返し発言し、自分でトークをブツ切りにしていつまでも話を進めないのは、素人だから仕方無し……彼は音楽家だものね。

 気に入っていた『This Way(AC10/ストレイガール)』をやってくれたのは嬉しかった。歌い手のHIROMIさんとフレディ波多江氏のバックコーラス付きの『Sci-Fi(AC10/コスミック)』も、豪華な一曲。

 インスト楽曲を中心に置きながらも、ヴォーカルの厚さも印象的。
 これはDVDでもう一度聴きたい!


 舞台暗転、スポットライトで司会とアーティストさんが照らされる。
 この隙に、次のアーティストさんが機材の準備を進めるのだ。
 お馴染みとなった「Mickin'チェック」は休日の過ごし方と、ストレス解消法の二本立て。ちょっと今回は紋切り型が過ぎて、トークにふくらみが無かったのが残念。

 そして、舞台左脇の「赤ランプ」が明滅! これは「次のアーティストさんの準備が調いました」の合図。時間が押している、どういうタイミングで赤ランプが明滅するか読めないということもあり、トークがブツ切りになる場面が多々ありました。
 このシステムは、本当に良いところなかったなぁ。

 さて、では次のアーティスト!


 ●亜熱帯マジ-SKA爆弾 feat.MAKI
 マジSKAは相変わらす上手いな! 音楽の出来るカッコいい男達。トランペットの力強さは、ホールの隅々にまで届いていた。赤系統の燃える照明も、また印象的。

 後半から、着物でMAKIさんが登場。「ムラサキ姐さん」担当楽曲を歌い上げる様は、堂に入っていました。ee'MALL楽曲の『スイマーズ』も歌ってくれたのが嬉しい。VB5にも収録されているから、「地域差(ee'MALLの有無)」で知らない、という事もあんまり無かったかと。

 ベストチョイスのマジSKAでした。


 ●常磐ゆうとか
「とか」の人に、やっぱりwac居たァー!
 大学時代の先輩後輩のメンバーなので、ノリは良くも悪くも内輪的。もうちょっと常磐さんに喋ってもらいたかったな。でもたぶん、常磐さんをフォローするつもりでwacが一生懸命喋ったんだろうけど。

 「音楽をやっていると、いざこういう舞台に立ったとき、どういうことを喋ろうかいろいろ考えるものだけれど、いざこうして立ってみると……」というwacの独白は、すごく正直というか、ネタ振ろうとするまえに本音がこぼれでた言葉であるように感じました。

 TOMOSUKEさんの参加は叶わなかったので、メールでのご挨拶を読み上げるにとどまる。「みなさん、こにゃにゃち明鏡止水」で噛んだのは素だね〜。
 終始MCは「wacノリ」で進んだのだけれど、公式サイトでのコメントの面白さは、ライブで再現されるものとはまた違うな、というのは私の印象。前回ライブみたいに「あえてほとんど喋らない」の真逆を今回はやったのだけれど、喋りすぎたことで「wacの神性」みたいなものが欠けたかも……?

 ウルトラマンの、チャックが開いてるところを見た気分。

 時間が押してる中、司会二人のインタビューを受ける場面で、先輩と後輩がいつまでもどちらが前に立つか譲り合ったり、司会の陰に隠れていつまでもコソコソしたり。「そういうキャラ」なんだろうけど、あのモサモサした態度はマイナス印象。
 こ、公式サイトのwacはもっと面白いヤツだい!

 『僕の飛行機(AC11/ニューミュージック)』の前奏、リコーダー一回転、アマリリスの演奏は、ちゃんと茶目っ気に受け取ることが出来ました。

 ヴォーカルの常磐ゆうさん、前半はちょっと元気無かったけど後半はかなりのびやかに歌ってくれました。ライブハウスで聴いたことはあったけど、やはりライブホールは勝手が違うのかな?
 楽曲はee'MALL楽曲の大サービス。曲配信というシステムのため「聴いたこと無い」という事態も多少あったよう。wacもその辺はちょっと気にかけていたので、いつかサントラとかで自由に聴けるようになるといいなぁ……。



 ●パーキッツ
 暗転した舞台、そして激しく走る閃光! ショルキーばりにキーボードをかき鳴らすのは……tsugさん!? 毎回趣向を変えて登場してくれます。

 『それから(CS5/スカイ)』『HAPPY MUSIC(AC7/サニー)』『さよならサンクチュアリ(AC11/ボヤージュ)』……明るくのびやかなパーキッツミュージック。立ち居振る舞いが、手慣れた熟練者という印象。声と音のバランスがよく取れていて、無理なくホールに響き渡る。

 パーキッツといえば、お二人のMCも独自のノリで、毎回楽しい。
「痩せた?」と訊くマナミさんに、tsugさんは「ちょっとトザンを」と一言。「モンブラン」の一言も、隠しを匂わせている……?
 この前のインストアライブで言っていた、スポーツクラブ通いの成果じゃないかと、こっそり納得。

 「NHKホールスペシャル時間がないけど出来るところまでやるよメドレー(うろ覚え)」で、全力のファンサービス。息もつかせぬ盛り上がりを見せました。

 ただ残念なことに、司会二人のインタビュー抜きで、いきなり休憩。時間が押しているとはいえ、あんまりだー! 舞台の端で「バイバイ」をやったふじのマナミさんの笑顔が、唯一の救い。


 休憩は短めでありましたが、この隙にトイレに。
 偶然前後となった友人と、前半の印象について語り合う。インストにもびっくりだけど、ライブホールという空間を一番余すことなく使っていたのは、パーキッツであると主張しておきました。音量を特に大きくしてあるわけでもないのに、音と歌声が場全体に届くんですよ。

 休憩後、司会のYUMETOさんは「総ラメ」のド派手な服装でパワーアップ(でもこの後また脱いでいたような?)。Mickin'さんは付け睫毛でパワーアップ!(わからん)

 いざ、後半!


 ●Sana
 どのタイミングで出るかと思っていたSanaさんは、後半のトップバッターでした。今回も上半身はスパンコールでキラキラ。楽曲を担当してくれている方が、はやP、HIRO総長、Togo料理長と「ポップンでお世話になった方々」で固められていました。

 これは「恩返し」だね。歌ってくれたのは「初期のSana曲中心」っていうのも嬉しい。そして、凄く堂々と歌うようになったね! 上手くなっているなぁ、と素直に思いました。トークもあんまり迷いを感じさせず、はきはきとした喋りがまた好印象。
 大舞台に強くなったね。本当に恩返しできたと思うよ!

 Togo料理長の「中華鍋パーカッション」が、非常に印象的でした。

 最後に、Mickin'さんとペアで『HONEまでトゥナイト(AC4/ディスコガールズ)』やってくれたのも、また嬉しい。Mickin'さん、またOver the Nightってことは無いだろう〜、とか思っていたらこう来たか。いいね!


 ●TERRA
 ハイパーJポップシリーズでお馴染みのjunさんとNAOKI氏の登場。知らないee'MALL楽曲が流れ始めて、ちょっと「知らない組」の気分を味わう羽目に。
 「TERRAは『地球』という意味があり、メンバーもまた国際的」との談の通り、ギターとドラムが外人のお方。英語でしかコミュニケート出来ないとかいうお話。

 外人だから遠慮が無いのか、コミュニケーション不足なのか、ギターとドラムの音が、完全にjunさんの声を喰っていました。junさんの声が弱いとは……考えたくない。

 『Doll』演っていれば、IIDX知ってる人には凄くウケたかも。


 ●すわひでお
 盛り上げるんならこの人は外せない! すわひでおの登場だァー!
 ……と思いきや、そうとう時間押してる印象。いつものすわっちらしくない。

 時間押してる中、次回単独ライブでのプレゼント引換券として機能する「ピンポン玉」をスタッフに持たせて、会場(一階のみ)の皆さんに見せて回ったのは謎。告知で充分伝わることじゃないかな。その間バックミュージックに流れていた『Ping pong boggie(CS9/タッキュウブギ)』をちゃんと歌ってくれた方が嬉しかったな……。

 「今日は機嫌がいいから、もう一曲歌っちゃおうー!」
 時間押してる中、まさかまさかのファンサービス! 『ステテコ捨てていこう(CS7/バンプ)』を熱唱するが、曲の途中で赤ランプが回転! 曲を中断する羽目に。本当にギリッギリのチャレンジだったんだ……。

 やりたいことがなんにも出来ないまま、というちょっと可哀想な印象だった。

 赤ランプにライブを寸断され、不完全燃焼のすわひでお。
 トークも要領を得ない。また何時赤ランプが明滅するか判らない、どこまで長く喋って良いのか、司会もすわっちも判らない状態。目隠しされているようなもの。「すぐに話を切り上げることの出来る、単独ライブの告知話」の繰り返しで間を埋めていっている様が痛々しい。

 それにしても、この後に控えているアーティストの準備が、予想以上に長い。
 また、話の間が持たなくなってくる。
 それを悟ったMickin'が、急遽「最近あったおもしろい話」の話題を振る。これに対して「居酒屋で意気投合したおじさんが、帰り際にブラジャーを着用しているという秘密を教えてくれた」という話で間を持たせるが、ハラハラし通しで笑うどころじゃなかった……。

 その時、会場に絶叫に近い黄色い声が響く。後ろで準備をしている「アーティスト」を、観客が見つけたらしい。急遽、話題の蚊帳の外に放り出されるすわひでお。舞台の暗がりに向かって、大きな、大きな声援が飛ぶ。

 Mickin'が「今はすわさんに注目してあげてー!」とあり得ない発言まで飛び出る始末。小学校のホームルームかよ!
 あぁ、益荒男すわひでおよ! 俺は信じてるぞ、この程度で負ける男ではないと!


 ●Des-ROW・組スペシアル
 赤ランプ明滅。準備が調ったのはDes-ROW・組スペシアル。
 「コナミ社員がトリをつとめることは無いな」と踏んでいたのだけれど、坪井さんが居るんだった。それに、アルバム作成も決定された直後だったし、トリをつとめるのは自然な流れかな、と。

 会場はもう、女性中心に大フィーバー。私は遠慮ゼロの大爆音にフラフラでした。
 『大見解(AC6/ヒップロック)』も『pure(AC8/メロパンク)』も好きですが、この音量では楽しめない。pureを演奏する前にDes-ROW先生が「この曲○○だけど(聴き取れず)人気あるから」というセリフを漏らしたのも、変に気にかかる。

 『夢有(AC8/デイドリーム)』やってるDes-ROW先生が、ぼくは一番好きです。

 途中で勝手に退場して、また戻ってきたのはアンコール待ちだったのかな……?
 ポップンライブの事を知ってる人は、アンコールが有効でないということを学習しちゃってるからなぁ。

 道着を来て竹刀を振っていた着ぐるみの黒猫(前髪だけ白銀)の中の人には、ツッコまない方向で。
 先生とwacのやりとりは、公式サイト内のテキストだとすごく面白く読めるのに。

 爆音すぎて、最後に演奏されたのが『カゲロウ(AC11/輪生)』だって気が付かなかった。


 ●ライブ終了
 最後は『ポップスアンコール』の流れる中、全アーティストが壇上に大集合。もう恒例ですね。全体的にぐったり感が漂っていたのは気のせいか……。
 終了予定時刻をほぼ一時間超えて、ライブは終了。

クリックで拡大 帰り際に二階のフロアに上がり、すわひでお単独ライブでプレゼント抽選券となるピンポン玉をもらってきました。……ピンポン玉は、私の三人前で無くなっちゃったんですけどね。代わりに「紙の」引換券をもらってきました。
 すわっちは言った。単独ライブは、ポップンライブの十倍おもしろいと……! それは「ポップンライブは、単独ライブの十分の一しか本気出してません」という意味ではなく、やりたいことが十分の一も出来なかった悔しさから出た言葉だろう。

 少なくとも俺は行くよ……益荒男の、真の姿を見に!



 今回のライブレポは、後半になるにつれてどんどん辛口評価となっていきましたが、「あんな時間の檻の中で実力を発揮出来るアーティストは居ない」とフォローしておきましょう。Des-ROW先生も、かなり演奏が駆け足な印象がありましたもんね。


 ●よかったところ
 ・インスト楽曲が、ライブで通用するとはっきりした

 ●わるかったところ
 ・「赤ランプ」が進行をブツ切り
  (どこまでトークに時間を割いてよいのか、まったく判らないシステム)
 ・司会進行の拙さ
 (YUMETOさんは登場時「はいはいはいはいはい〜」と言った後は棒立ち。
  Mickin'はもう一つ低い音域で喋ってくれると落ち着いて聞ける。
  二人とも司会のプロではないのだからやむを得ない一面もアリ。
  赤ランプに振り回されすぎなのは、同情できる)
 ・一にも二にも、タイムスケジュールの管理が甘すぎ
  (遠征組は、帰れない人も出ている)
 ・スポットライトを浴びているアーティストに、ちゃんと注目しよう
  (『マナーの悪い人は凄く目立つので、実際より多く居るように錯覚する』
   この言葉は、胸に刻んでおきたい)
 ・話の腰を折る呼びかけは、ほどほどに。
  (ここで冒頭のグルーヴ感の話に戻るんだけど、感極まってアーティストの名を呼ぶ、ではなく
   かまってもらいたくて呼びかけてるのね。判で押したような『かわいー』とか。
   トークぶつ切りの要因の一つ)


 ポップンライブも四回を迎えて、見る方も目が肥えてきていると思う。
 でも今回は「成長してる部分少ないね」と思います。

 第一回は、まぁ初めてのお祭り。新堂兄やんやりすぎ。
 第二回は、最後にちゃんと全員集合してくれた。ポップスアンコールの久米さんも最高。
 司会のCathy LauさんとMickin'さんは女同士ということもあり、第二回は一番トークが弾んだ印象がある。
 第三回は、ライブ初登場のSASEBO BROTHERS、Des-ROW・組スペシアル、NAOKI presents TERRAの面々が非常に大きな華を添えていた。

 第四回は……うん、インストがすごく頑張った、って解釈なんだろうけど、ライブの身が痩せ細ってきたような気がします。一年に二回やれば、そりゃあ新曲も少なくなるし、メンバーも固定されてくる。
 新しい流れとして、インスト楽曲に期待したいところです。

 もっと言えば、ライブは一年に一回でいいんじゃないかな?
 ハイペースで開催して身が痩せ細るよりは、その方がいいです。
 第五回ライブも惰性でやったりしたら……ちょっと未来は無いな、と。
 「ゲームでしか通用しない音楽」ではないというところを、見せてもらいたいです。


 ここから先は夢想。
 ポップンアーティストコンサートを、やってもらいたいなぁ。
 アーティストライブではなく、アーティストコンサートね。

 コンサートだから、手拍子無し。立つことも無し。
 トークは、無理に面白いこと喋らなくていい。

 聖夜さんと久米さんとMr.Tが来てくれたら、最高だ。
 ナカテクが来たら、もう泣くね。
 やってくれないかなぁ、アーティストコンサート。


 コンサートは「ファミリークラシックコンサート〜ドラゴンクエストの世界〜」しか経験のない、よっしーのポップンミュージック。


 司会・進行役のすぎやまこういち氏は、落ち着いた進行と大人のトークが印象的な素敵なお方でした。



 こういうミラクルライブでも可。