CLARA(クララ)
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KAREN(カレン) 〜和の中の洋、洋の中の和〜
(前半部略)
外国人のファッションモデルが、巫女さんになりたくて日本に来ている。この話題は少なからずルポライターである私の心をくすぐりました。そう、正直に言えば、好奇の念を抱いて私はその神社に赴いたのです。
取材の許可はすぐにおり、私は彼女を探しに社から出ました。もう日は沈んでいましたが、中天に月が輝いていたため歩くには不自由しませんでした。夜風にのって藤の花の香りが漂ったことを良く覚えています。社の裏手に大きな池があり、扇橋に藤の花がきれいに下がっていました。
その時です。扇橋の上に、人影が。月明かりに照らされたそれは、京人形のシルエットを思わせました。ですがそれは人形とは違います。すぅと、歩いているのです。軽やかに、木の扇橋が鳴いています。赤い着物。ゆるやかに揺れる赤い髪。
「カレンさん……!」
舞踊を見ているような錯覚に陥る。たった半回転の身のこなしで、ここまで見るものを惹き付けるのか。
月の光を受けて輝く白い肌。切れ長の目に、外国人であることを強烈に主張する青い瞳。対であるかのような紅いくちびるが、確かに微笑んだのを、私は見たのです。
美しさに、射抜かれる。
私の歩みはその時、止まってしまったのです。
(後半部略)
そりゃあカレンさん、とってもステキですし。
KARLI(カーリー) 〜押しも押されぬお嬢様!〜
インドに住まう、正統派のマハラジャお嬢様! データで見るとコックが100人、象は500匹、使用人は1000人とのこと! ということは、象一頭を二人でさばき、コックが一人で五頭分の象を調理すれば計算が合うぞ!(なんの?) それ以前に、食べません。いつも一緒にいる白い象は、神の使いだもの。パクティという名前もちゃんとあります。
踊りが大好き、象も好き。パパとママも、もちろん大好き。ついでにカレーは甘口が好き。大きく深い慈愛の中で育った、そんなカーリーのヘコみ顔は「貧血でくらっ」。あぁ、なんか体の弱いところまでお嬢様してるよ! 「ポップンステージ」でマサラムービーの主役をはっていた頃は白い象に踏みつぶされそうになっていましたが。パクティの成長後の姿か? てか、主人を踏むなよ。
LingLing(リンリン) 〜ポップン界のはらぺこキャラ〜
幼少の頃から雑技団の一員として芸を磨き、世界を渡り歩いてきたリンリンさん。常に変化する環境で育ってきたせいか、人一倍好奇心が強く、誰とでもすぐに仲良くなれる。世界を舞台に芸を磨き、世界の文化とおいしいものに触れて、こんなにワールドワイドに育ちました! 気がつけばそばにいる、振り向けば笑ってる、っていうかいつもなんか食べてるね。そんな女の子。
そんなリンリンのヘコみ顔は意外にも真剣。沈んだ表情で指先を噛みつつ、ズボンを握った手は小刻みに震えています。世界のどこででも、真剣に、全力で生きているから、本気で悔しい。芯の強い子なのです。
でも人前では、めったにそういうところは見せません。そんな彼女の一面を知っているのはパンダのハオハオぐらいかも知れません。でもいつまでもヘコんではいませんよ。もとよりじっとしているより、あれこれ動くのを得意としているんですから。
そんなこんなで、またお腹が空いてきました。運動するとすぐにお腹が空くアルよ。
立ち直り早いね。
総合評価
★★★★★★★★★★(7)+じゃんけん弱っ |
Mayumi(マユミ) 〜アイヤ!(合いの手)〜
ポップンキャラにはめずらしい、大人の女性、マユミさん。当年とって二十八。纏うは静、継ぐは伝統、民謡と舞踏はすでに血と肉。生き様が、即歴史になる。琉球文化の体現者。それがぼくらのマユミさん。
けれどもけれども、文化、伝統で塗り固められているかと思いきや、意外に可愛らしい一面をのぞかせてくれるのもマユミさんの魅力。フィーバー時には結構ノリノリなステップを見せてくれます。当年とって二十八(二回目)。いや、私は超オッケーですが。
そんなマユミさんのヘコみ顔はふっと花笠を目深に傾け、悲しみの片鱗をのぞかせます。あふれる気持ちをそこまで押さえつけるのは、伝統の体現者であるという誇りか、あるいは大人の女性の強さがそこにあるのか。いやぁ、我々が思っているより遙かに自立した女性ですよ。縁談そっちのけで民謡、舞踏漬けっていうのも、裏を返せば自分のやることに絶対の誇りを持っているんですよ。
いつまでもヘコんではいられない。そして再開する舞踊は、凛として。
ポップン界でも一、二を争う強い女性ですよ。
総合評価
★★★★★★★★★★(8)+飛行機が苦手(コング?) |
NAWOMI(ナヲミ)
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Roku(六)
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shalah(シャラ)
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Yang-Yang(ヤンヤン)
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Yun(ユン)
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