ライブスチーム「アフリカンクィーン」は以前から作ろうとは思っていたのですが、後回しになっていました。

理由は縦型ボイラーで、ボイラーの中に火を通すためのトンネルを作らなければならず、ロウ付けするのは難しそうでグズグズしていました。ちょうど秘密プロジェクトのためのボイラーの試作の中で、空焚きしなければ普通のハンダでも問題ないことに気が付き念願の「縦型ボイラー」が完成しました。

エンジンは首振り単気筒で試運転では快調に回ります。おまけとしてボイラーに手動給水ポンプを付けてみましたがバルブから水もれするので改良が必要です。

今回は動力系にこだわったので、船体はファルカタ材の積層削り出しと言う手慣れた方法で手を抜いてその分積み荷や小物に凝ってみました。座席に置いてある[ゴードンジン]のボトルはアクリルの削り出しで気に入ってます。

●ボイラー、エンジン、右舷に付いている給水ポンプです。蒸気は加熱パイプを通って再加熱されシリンダーに入ります。 ●焚き口のドアーを開けて、固形アルコールを入れます。一回の給水で5分くらい回ります。
●船尾からのアングルです。座席の上にはさりげなくジンのボトルが置いてあります。 ●船首には酸素ボンベやダイナマイトの箱やジンの箱などゴチャゴチャと積み上げてあります。
●初冬に入ってやっと川の状態が良くなったので、ちょっと寒いけど試運転を兼ねて進水式をしました。
最初のプランでは蒸気圧がたりないので、パワーアップのため新たにアルコールランプを製作、ボイラーにも保温のためにバルサを巻き付け、排気はドレンタンクを通して煙突に...。本物の排気をまねてドレンタンクにも小穴を開けました。
結果は思っていたより良好で冷たい水面を蒸気をはきながらすべるように走りました。
●ボイラーには温かいバルサの腹巻をしました。
●アルコールランプは満タンで
5分位燃え続けます。
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