●以前作った水平対向エンジンはクランクピン共用のお手軽タイプでしたが、今回のものはクランクピンを独立させたボクサータイプ、カウンターウェイトもフライホイルもありません。

また飛行機用ということもあってコンロッドとピストンはピン止めしていないのでプロペラは空転可能。

バルブ形式は途中で計画変更してボールバルブからピストンバルブに取り替え、さらにスチームの排気効率をあげるためにシリンダーにも排気孔をあけました。

フライホイルのかわりにR/21cmのプロペラをつけて回してみると滑らかに回るけどもパワーがイマイチ・・・せめてゴム動力くらいの回転にならないと・・・。

原因はボイラーのスチーム供給量とエンジンの消費量のミスマッチにあるようです。
こんども、トホホホかも。

●失敗バルブ(左・下の写真)

クランク軸に取り付けたカムとプッシュロッドでボールバルブを操作する計画が、蒸気もれでトホホホに・・・

そもそもボールの付いたグリースニップルなど使ったのが間違いのもとで、形は似ていても蒸気を止められる精度ではなかったのです。

「考えているより作ってみた方がはやいよ!」は確かに結果は出ますが・・・もう少し考えましょう! 反省!!

●上の2気筒ボクサーエンジンにはスチームパワーが足りないようなので、単気筒のエンジンを作ってみました。
テストの結果ゴム動力には及ばないけど期待できそうな回転に。バルブやピストンとシリンダーの摺り合わせの精度を上げたのも良かったのかも。
重さは46gもあるのでクランクケースはアルミに、バルブケースは省略?するとかしてダイエットしないと・・・

(シリンダーとバルブケースをつないでいる2本のパイプ、下のパイプはただの補強で復動式ではありません)


NEW
●ダイエットしたシングルエンジン。アルミクランクケースとスケルトン?バルブで15g位減量に成功し30g位になりました。
●大きなプロペラを回せるようにストロークの長いエンジンも作ってみましたが、容積が増えた分だけ回転が落ちてしまいました。ボイラーをパワーアップしないと・・・
●バルサの25cmプロペラ
●アキ缶ボイラーをやめて新型ボイラーに作りかえたところ、圧力が上がってゴム動力くらいの回転になりました。おまけに重さも40%位減量に成功しました。
●ベンチテスト風景。シリンダーに排気管と、適度のフライホィールを取り付けたら期待できそうな回転に・・
●左から、初代シングル、ダイエット型、ロングストローク型です。
ボア.ストロークは9mmx10mm、ロングはストローク15mmです。
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