●ナイロンピペットは気密性はよいのですが伸縮に抵抗があるのが欠点なのと、直進性を保つためにロンビック機構など工夫が必要です。

ロンビック機構は、噛み合った同じ歯数のギアに取り付けたリンクに、ピストン軸とディスプレーサー軸が接続されていて進角90度で回るようになっています。

上のガラス部分をガスバーナーで加熱すると回り始めます。ガラスは熱伝導率が悪いのでバーナーを消してもしばらく余熱で回りつづけます。

個人的にはこのくにゃくにゃしたナイロンピペットはあまり好きになれませんでした。

というわけで部品取りのために分解して、今は別の所で役に立っています。

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