覚えていますか、家庭用ポップン7の出た一年前。アーケードでポップン7が稼働し、ほぼ同時期に家庭用ポップン5が出て大フィーバーしていたあの頃を。その熱気も冷めやらぬうちに、アーケードスタイルポップンコントローラーの発送が始まったあの時を!
そして迎えた2002年は、ポップン激動の年であったと言えるでしょう。
2002年一月にはアーケードスタイルポップンコントローラーの発送開始、三月には第一回ポップンライブ、五月にはアーケードでポップン8のリリース、続く六月には家庭用ポップン6が登場! 八月に早くも第二回ポップンライブが開催され、十月にはポップン9のロケテがスタート! ポップンミュージックベストヒッツの制作も決定し、十一月にはPS2という広く、新しい地平を手に入れた家庭用ポップン7が姿を現しました。そして2002年十二月二十六日……最後の一撃は、ポップン1〜9の楽曲をひっさげて、e-AMUSEMENTというネットワークの空に羽ばたいたポップンミュージック9の登場でした。
冷静に振り返ると、本当に信じられないような一年じゃあないか!?
この激動の年最後の更新は、クリスマス前に届いたポップンライブ2のDVDと、クリスマス直後にリリースされたポップンミュージック9のお話。
第二回のライブに行けなかったよっしーにとって、ポップンライブDVDの到着は待ち遠しいものでした。到着後に開封して、まずミミニャミのレーベルを持った二枚のDVDににっこり。さっそく再生です。
開幕からMickin'の歌声が夜を越える勢いで響き、すわ ひでおと古川 good-cool 竜也の登場により、第一回ライブのボルテージを越えるの盛り上がり。Mickin'とCathy
LauのMCが合間に心地よく収まり、次へと続く。Des-ROW・組のカメラワークに吹き出しつつも、ライブで聞くDes-ROW楽曲の旋律と歌詞にしびれ、Cathy
Lauの「ちょいやっちー」も中盤のアクセント。亜熱帯マジ-SKA爆弾では、大人の演奏と歌声を堪能。初めて聴くHoney-
Beeの二番が心に刺さりました。
DISC2からはパーキッツが登場! おなじみのやさしく響く歌声。めったに見れない「濃い口」の一面も飛び出て大満足。ポップンの歌姫・Sanaもライブ慣れしたところを見せ始めました。White
Loversに涙。natural bearことKiyommy+Seiyaも「二つの顔」を見れて嬉しかった。アーケードではあんまりよく聴き取れなかった「まっさら」の歌詞に、改めて感動。トリは新堂敦士。MCもそこそこに歌いまくる姿が印象的。ものすごい勢いでした。
なによりも感動的だったのは、フィナーレのアーティスト大集合カーテンコール! 第一回ポップンライブで叶わなかった夢がここで実現したのです……「僕らは完璧さ」のオーケストラVer.がしみました。
前回の第一回ポップンライブビデオの欠点はほとんど克服されていると言えるでしょう。これからはミュージックCDのように再生していこうかと思っています。こういう使い方が出来るのも、DVDのよいところ。
そしていよいよ稼働したポップンミュージック9! カフェをイメージしたゲーム構成、その圧倒的なメニュー(楽曲)の数々。e-AMUSEMENTに接続された状態でカードを使用すると、遊んだことのある楽曲にメダルが付くので「1〜9の楽曲全制覇」に遠からず目が向くようになっています。世代の新しいポッパーさんにも、昔の楽曲を知ってもらいたいと思っています。温故知新。
前述のカードですが、カードの絵柄ごとに開く隠し要素が異なるようです。ですが、20種類からあるカードを全部集める必要は無いはずです。現状では「隠し要素を先に出すための鍵」として機能しています。近日中に開催される企画の進行と共に、いずれ隠し要素がすべて解禁されるはずなので、今は普通に遊んでいます。コレクターの方以外は、カードは一枚でいいでしょう。
ていうか、ポップン9はまだまだ始まったばかり! 今作はものすごく懐の深いゲームに仕上がっているので、2003年はこれ一つで大丈夫、という勢い。むしろ、2003年はじっくり力を蓄えて、来るべきポップン10で大躍進をして欲しいと思っています。
ポップン9というスペシャルディナーは、急いで食べてはもったいない。そう思いました。
ポッパーの歩む道は、まだまだ続きそうです。
それがうれしくてしかたがない、よっしーのポップンミュージック。
それでは、2003年も「よしポプ」をよろしくお願いいたします。
(2002.12/31 TUE)
ヤハッみんな、もう家庭用ポップン7は買ったかな〜?(うたのおにいさん風に)
ポップンの家庭用新作が出るたびに、何度でもこのネタをやってしまうよっしーです。コンニチワ。11/22の発売日に受け取ることは出来ませんでしたが、週末に無事コナミスタイルからポップンミュージック7特別版(通称ポプ缶2)が届きました。
来るべきポップン9は「Webへの接続」という新たな地平を得ようとしており、家庭用ポップン7は「プレイステーション2」という広く、新しい活動の場を得ました。
今日は家庭用ポップンミュージック7の、ファーストインプレッションのお話。
ワクワクしながら開梱して、内容物を広げてみます。中身は大まかに以下の通り。
●ポプ缶2・今度は持ち運びに便利なつくり。書き下ろしイラストでなくなったのが悔やまれるが、そんなにとんがったデザインではないので、使いたい人は普通に使える。
●2003年カレンダー・ゲームショーで買ってしまって泣いた人は多いのでは。幸いゲームショーの時買っていなかったので、来年もこれで時を刻もうと思います。全部書き下ろしだったらなー(一にも二にも、キモはそこなんですよコナミさん)。
●マウスパッド二種・手書きの味を残したイラストがかわいい。過去のマウスパッドの中では、一番の当たりだと思う。
●V-レアサントラ3・ピクチャーCDなのが嬉しい。内容については後述。
●紙袋・うれしいおまけ。
●謎のポップくんシール・謎のシールです。私は赤が当たりました(全部同じだって?)。
●ミミニャミキーホルダー・そうさ〜、やはりポップン言ったらまずこのキャラの立体化からでしょ。一発抜き成型の限界からか、デザイン画が2Dしか無かったせいか、造形的にはちょっと「最中」入ってる。でも満足。ポプ缶1のストラップに取り付けることが可能なのもナイス。あと必要なのは使う勇気。別売り希望。
●PS2用ソフト ポップンミュージック7・PS2のソフトパッケージはDVD仕様なので、イラストを大きく使えるのが良いところ。「7」を象徴する虹を連想させるさわやかなジャケ絵です。いいミミニャミだよ。
では、さっそくPS2にソフトを滑り込ませて起動ー! 真・ポプコン接続ー! おっと、PS2専用メモリーカードに差し替えるのも忘れてはいけない。そして、起動してから一曲叩き終わったときの第一印象は「うわー、DC版ポップンみたい!」という微妙に毒を含んだものだったりして。
でも冗談抜きでロードが早い! 音がよい! 移植度は申し分なしです。PS1のポップンは「どっかグレード低いんだよなぁ」という思いを持っていましたが(1〜4はDCポップンをやっていたのでなおさら)、やはりPS2の器は大きかった。
声を大にして言わねばなるまい。「ポッパーの皆さん、アーケードのポップン7がそのまま家に来ましたよ!」と。
そして忘れちゃいけないのが、家庭用ならではのさまざまな追加要素。もう何やらせてもスペック的に余裕、ってカンジなのが小気味よい。
初心者向けの「スタディモード」は、一発ネタとしてホントに楽しませてもらいました。ミッキーマサシ最高。惜しむらくは、導入部分だけで終わってしまっている点。いろんな練習が出来る「ドリルモード」みたいなのを期待していただけに、それだけが残念。先生ニャミと勉三ミミ(仮称)もいい味だったのだが……。家庭用8では、スタディモードのさらなるパワーアップを期待したいと思います。絶対これは面白いんだから。
「エキスパート5」は本当に「5ラインポップンのエキスパート」だったのね……。私は左右二本のラインを押す必要のない9ボタン譜面でのエキスパートを想像していたのでちょっとがっかり。でもポップンの裾野を広げるためにはこれで良かったのだと私も思う。そもそも自分の勝手な勘違いだし。
「タイセン」はまだ未知の領域。友人呼んだとき試す予定。あ、一人バトルもやってみました。思っていた以上にキツい。
新曲のインプレッションは、あえて無し。とにかく楽しんで欲しいと思う。「次は何か」とドキドキさせてくれます。この曲を、こーんなキャラで来たか! みたいな。
そして一休みして「V-レアサントラ3」を聴いてみました。一番の聴き所はやはり、Sanaとすわ
ひでおがお互いの持ち曲を「とりかえっこ」して歌っているところでしょう。
H@ppy Choice(すわ)→@n H@ppy Choice(Sana)
会社(セカイ)はワタシで廻ってる!?→愛車(キカイ)はタワシで洗ってる!?(すわ)
というとりかえっこなのですが、ただのヴォーカリスト入れ替え、替え歌で終わってません! 実に感動的なクロスオーヴァーを見せてもらいました。二人とも曲の料理上手いや。これを聴いて、本当に心の底からポプ缶買ってよかったと思ったよ……。やはりこういう限定ものは企画。ブツも大事だけど企画が命だね。最高です。
無論インストも良かった。『クラブジャズ』に『ライトフュージョン』で攻め立てられたら、もう矢も楯もたまらずでござるスよ。ニンニン。
あぁ……家庭用ポップン7、ロケテ版ポップン9よりよかったです(失言?)。
デフォルト曲はまず全部、ノーマル譜面+ランダムチャレンジノルマで遊んだよっしーのポップンミュージック。
ハイパー譜面はこれから開拓していきます。ていうかこの遊び方で一度も偶発的にEXステージ出なかったよ。これも「運が悪い」って言うのかな?
(2002.11/25 MON)
ポップンを象徴するボタンの数と、積み上げてきたシリーズの数が、とうとう肩を並べました。ポップンミュージックというゲームに於いて、不動の数字である『9』という枠いっぱいにシリーズが満ちるさまというのは、なんだか壮大なパズルの完成を私に想起させました。
では、完成して終わるのか。否。断じて否! ポップン9は、全国のゲーセンがオンラインで繋がる「e-AMUSEMENT」と「磁気カード」のシステムを採用することにより、ここからさらなる地平へと歩みを進めようとしています。
今なら「新生代」という言葉を恥ずかしげなく使えそうです。
ポップンミュージック9ロケテスト、ただいま開催中。
ロケテストの公式発表というのは、第一回ポップンライブで配布されたチラシでの「ポップン8ロケテ情報」以来二度目です。Web上での公式発表というのは初となります。こういった情報をオープンにしたあたりに「やらまいか」という気概と「号砲は大きく」という考えを、個人的に感じ取りました。
今日はオフライン状態(e-AMUSEMENT導入前)のポップン9に触れたときのお話。
セボン! セシボン! トレビア〜ン! ボタンの数だけシルブプレ! みーんなオススメポップンア・ラ・モード。ポップン9ポップでのアオリ文句です。今作もいい味ですね。ウェイトレス風味のミミニャミというのも新たな切り口。作品のテーマにのっとった魅力を引き出すことに成功していると思います(パッ、パッと料理を取り出すアクションがキャラの動きを大きく見せているのか、今作のミミニャミはかなり見栄えがします)。
今作のテーマ……それはやはりレストランか喫茶店か。メニュー表に「ポップン1〜9までの楽曲をズラリ」と揃えて見せた、スゴイ店。ポッパーなら目移りしちゃう事間違いなし、です。
※残念ながら収録されていない曲も存在します
過去の収録曲が(ほぼ)全部収録されると云うことで、そのスタンスは「ポップン4」に似ているかも知れません。しかしポップン9では前述のように「フードショップ」という明瞭なテーマが存在するので、ゲーム画面にも遊び心があるのが、非常に目に楽しかったです。曲目のセレクト画面は、バーガーショップの電光型メニューを思わせます。ポップン4が普通にリスト形式であったことを思うと、ここでもちゃんとテーマが生きていることを嬉しく思いました。
曲目の並び方はポップン6〜8で見られたような「斜め並び」。文字はネオンのように光っています。曲目のラインは九本あり、一画面に三本表示されています(斜めに並んでいるため、ギリギリ画面端に四本目と五本目も見えます)。そう、それぞれのラインに各ポップンの楽曲がまとめられているのです。「5」の曲目ラインに合わせると左隣に「4」の曲目が、右隣に「6」の曲目が並ぶ格好になります。曲のセレクトは青ボタン。曲目ラインの切り替えは緑ボタンで行います。決定はもちろん赤ボタン。画面中央下部に「矢印が書き込まれたボタン図」があるので、ポップン4より直感的に操作が解りやすくなっていると思います。
EXステージを出現させている人を現場で見たのですが、EX曲をセレクトすると「EXでない曲」の文字が消灯するようです。ポップン8方式の発展系であるようでした。一画面に(ギリギリ)五本分のラインが見えているので、新/旧のEX曲を探しやすくなっていると思います。
圧倒的な量のメニュー(曲目)の前で初心者が混乱しないように、「オススメモード」が新導入されたのも見逃せないポイント。ものは試しとやっていた人も居ましたが、いくつかの簡単な質問(好きな曲を知るにはあまり関係なし?)に答え、最後に自分の腕前を申告するとCPUの方で勝手に曲を選んでくれるというものですが、現時点では「腕前にあった曲が出てくるランダムセレクト」ぐらいに見えました。
質問画面はウェイトレスミミのメニューうかがい風味でいいカンジでしたが、プレイ後に表示される占い?以外にもなにか+αがないと、ちょっと厳しいかも。もしくは完全に初心者向けにするか否か。
以下は、実際にプレイしてみて感じたことです。やはり画面の前に立つと受け取れる情報量が全然違いますね。
その1。串ラインの復活。
ポップン5まで採用されていた「ポップくんの真ん中を通る色線」が復活しています。現場でのロケテノートを見た限りでは、あまり印象は良くないようですが、このままでも問題ないように私は感じました。ポップン6以降の「色セロファンを貼ったようなライン」は健在ですし、串ラインの色もやや薄めであったように記憶しています。ポップン5以前のような「黒い背景に実線の串ライン」ではなかったので許容範囲です。
新旧画面の融合、といった感じでしょうか。昔の曲目と共に串ラインも復活した、ぐらいに考えています。
その2。ポップくん(オブジェ)の解像度が落ちた?
どういう意図であるかは不明ですが、明らかに「なめらかなポップくん」から「ドットの角が立った」ポップくんになっています。これは画面の前に立ったとき、すぐに気が付きました。画面両端のキャラクターはポップン6〜8のクオリティでなめらかに動いているので、意図的にポップくんのドットを荒くしてあるようです。
ちょっとびっくりしたけど、よっしー的にはオッケーオッケー。個人的に「美麗なCG」より「カリッと角の立ったドット絵」が好きなので、すぐに受け入れました。個人的に小気味よい変更点。でもなんでこうなったんだろ?
その3。プレイ中のオプション項目の統合。
画面右下のおなじみの位置に、ブロック状に整然とオプション項目が集中しているようです。「ようです」と言ったのは、プレイ中に全部確認できなかったから。直接プレイには関係ない部分ですが、かなり読みとりづらくなっています。EX曲とかだとある升目が赤く表示されるようでしたが……並んでいる人に残りステージ数や曲情報が伝わりにくくなっているかも知れません。
一番いただけなかったのが「曲の残り演奏時間」。件のオプション項目が集中しているブロックの下部に、ポップン7で見られたような「無段階ゲージ」があるのですが、これが減ることで曲の残り演奏時間を現しているようです(教えてもらうまで気が付きませんでした)。
これはデジタル表示の方が良いように思いました。この残時間表示、「譜面のどこが出来ないか」といった話をするとき結構重宝していたので。EXステージでゲージが焼き切れそうになった時も、「あと何秒だった」といった捉え方が出来たので、具体的な目標を立てることもできました。これがなくなると、ちょっと残念。
……フィーバーゲージの下に今回もGREAT、GOOD、BAD数がリアルタイムで表示されるのだけれど、それらの数値の左横のウィンドウでミミニャミが楽しげに動いていたような? 「遊び」のスペースかな?
そして新曲のインプレッションは……開けてみてのお楽しみ、と行きましょう。私は意図的に版権曲ばかりやってきましたが、今回のオリジナル楽曲の中ででも、きっとお気に入りが見つかることと思います。
ポップン9は200曲以上の収録曲を持て余すことなく、明瞭なテーマの上で文字通り上手く「料理」してみせた作品となる、感じました。これから「e-AMUSEMENT」でオンラインに『店舗』を立ち上げたときどうなるか、期待してお店に足を運びたいと思います。
ていうか今作のアオリ文句を発案したり、版権曲「コンピューターおばあちゃん(ジャンル名・A.I.オバアチャン)」の導入を目論んだのってやはりwac氏なのか? 初めてアレを見たとき「これが企画通るならポップンはまだまだ大丈夫だな」とか思っちゃいました。てへ。
「さすがwac! おれたちに出来ないことを平然とやってのけるッ。そこにシビれる、あこがれるゥ!」
JoJoネタも大好きな、よっしーのポップンミュージック。
『A.I.オバアチャン』は、まちがいなくマイフェイバリットになります。ALTも最高。
そして遅ればせながら、「pop'n
music Best Hits!」に投票してきました。
投票したのは『J-ポップ』『キャンディポップ』『パンク』の三曲。ポップン1〜3から思い出の曲をセレクトしてみました。……欲を言えば、ポップンGB楽曲もリクエストしたかった。隠しで来ることを、こっそり期待しています。
(2002.10/20 SUN)
国破れて山河あり。八月二十八日にすごろく
de 8、風林火山が終了。全国規模での戦が終わり、「隠し曲の解禁」というかたちで全国に平定がもたらされました。全国を旅して歩いた者。業務用の地にて、家庭用の地にて火花を散らした者。一ヶ月経とうとする今、何を思うのでしょうか。
国破れて山河あり。戦乱のために国は滅びて元の姿はなくなってしまったが、山や川だけは昔のままの姿を残している……という意味ですが、さしずめここで破れて無くなったものは「蔵に隠し曲をしこたまため込んでいた悪徳城主?」。変わらぬ山と川は「いつものようにポップンを楽しむ人々」ということになるでしょうか。
すごろく de 8は、日本を一周するまでのコマの多さが取りざたされていましたが、さほど大きな失敗はなかったように思います。隠し要素の解禁率が100%になったのはごくごく一部の店舗だけでしたが、隠し要素が50%前後でも主要な隠し曲はほとんど出現しますし、隠しエキスパートや隠しキャラは解禁後でもまぁいいかな、という空気もあったように思います。
さじ加減には問題が少々残ったようですが、期間終了まで話題を提供し続けることが出来たイベントであると思います。
風林火山は……業務用と家庭用との合同インターネットランキング、というものでしたね。外ポプと家ポプのコラボレーション(協働)の実現ということで期待していたのですが、実のところ「二本立てスコアランキング」以上の意味を持たせることが出来ず、あまり盛り上がらなかったように見えました。いや、これはこちらが「なにかおこる!」と期待しすぎたからかも。
日本を行脚してまわるものは、意外に冷ややかに各地の戦を見ていたのかもしれません。
そこで気運が高まるのが次回作ポップンミュージック9と、家庭用ポップンミュージック7です。ポップン9はカードリーダーに対応という「新たな地平の広がり」を示し、家庭用7はプラットホームをプレイステーション2に移し、新たに得た広大な地平で今まさにその号砲を高く、広く轟かせようとしています。
九月二十日〜二十二日に行われた「東京ゲームショウ」。ここで私も初お披露目となった家庭用7に触れてきましたが、移植度に関しては問題なし! 版権曲全収録はさすがに無理だったようですが、その曲目と収録数には確かに努力の跡を見て取れたので嬉しかったです。
プレイステーション2にプラットフォームが移行したことで物理的に遊べなくなった、という人も少なからず居ると思います。ですがポップン7以降の作品はもう、小さな箱に自らを収めるため、体をそぎ落とす必要がほとんど無くなったのです。今は、これを、喜びたい!
ポップン7とはじっくり向き合えなかったので、ほぼ完全な形で家にやってきてくれることが喜ばしい、よっしーのポップンミュージック。
この間に、第二回ポップンライブのDVD化も決定したようですね。
注文が規定数に達していないのに商品化しちゃう、ってのもなんかおかしな話ですが、聞くところによると「ステージ上にアーティストが大集合してフィナーレ」が実現したとの事なので、行けなかった身としては非常に楽しみにしています。発売は、素直に嬉しい。
楽しいこと、嬉しいことが、いくつも待っている。
夢は膨らみ、そして……? 夢破れて山河ありか、それとも……!
(2002.10/8 TUE)
すごろく
de 8、日本を何周しましたか? 隠し曲はどれぐらい出ましたか? 解禁されたEX曲とライブ曲を楽しんでますか? これだけ曲が増えて初めて「白ボタンでのカテゴリジャンプって、こういう時に使うと便利なのか!」とか今頃気が付いたりしていませんか?
すまん、それ俺。
八月二十三日に第二回のポップンライブを控えているこの時期、特に注目を集めているのは第一回のライブ系隠し曲でしょうか。あれこれと条件を揃えて出現させる必要が無くなったので、ライブに行った人は懐かしく、ライブに行けなかった人は雰囲気を味わいながら楽しめるかもしれません。
ほんのちょっと、ライブの音でポップンというゲームをするのは辛いなぁ……とか思いましたが、こういうチャレンジャブルなところは大好きです。ポップン9ででも、ポップンライブ2の楽曲がゲームに登場する事を期待しています。
ライブ曲で思い出しましたが、以前ここのトップコメントに関することで一つフォローしておかねばならないことがあります。2002年3/31のコメントで「ポップンライブなのに非ポップン楽曲を最後に持ってくるのはどうだろうか」ということを書きましたが、その後の展開についてここで触れていなかったので、今書いておきたいと思います。
その後公式サイトの方で「ポップン曲じゃない曲が出てきてびっくりしたかもしれないけど、実は……?」みたいなコメントが掲載されました。そして約三ヶ月後に発売となった家庭用ポップン6で、ライブの最後に歌われた『Shake!』が『パワーフォーク7』として見事にポップン楽曲の一つとなったことを、ここでもアナウンスしておきます。未来のポップン楽曲の先行ライブだったんですネ!
……でも正直、あとだしみたいなことをされて気分が悪い。ポップンライブ2のアンコールはどうなるのか、ちょっと気にかけてます。
トップコメントに関することで、訂正しておかねばならないことがもう一つありました。2002年6/4のコメントで「主要キャラクターをミコシバ嬢が手がけている」と推測しましたが、公式サイトの方で正解が書かれましたね。マリィ・キング→チョビ。さん。ジュディ→ちひろさん。バンブー→ミコシバさん。でした。ミミニャミはおなじみのshioさんでしたね。積極的に新しい風を入れるのは良いことです。
ただ、今回新人さんのオシゴトの中で、ちょっと気にかかったものが一つありました。『メロパンク』担当のリュータくん(キャラデザ・ちひろさん)がそれです。
ここからはちょっと個人の見解で書きます。ポップンミュージックに登場するキャラクター達の出身は、大きく分けて三つあると考えています。一つは人間達の住まう『人間界』。二つ目は「非人間」達の住まう『メルヘン王国』。そしてその二つの世界が「ポップンパーティー」の名目で一時的に融合した『ポップンワールド』が三つ目の世界である、と。
ポップンミュージックのゲームで用いられている時間軸は『ポップンワールド』のものであると考えています。そう、人間と非人間が一時だけ同じ時の流れを共有する場所、ですね。
こういう「混ざった世界」であるにも関わらず、ゲームをしている間、さほどキャラクター達に違和感を覚えずプレイしていられるのはきっと「メルヘン王国側のキャラクターが変に人間くさく」、かつ「人間のキャラクターも(メルヘン側に)変にずれている」からだと思っています。バケモノの一言では片づけられない、人間的な魅力にあふれたメルヘン王国キャラクター。そして、いいあんばいに「人間界の常識」から逸脱した人間界のキャラクターたち。彼らはむしろ、ポップンパーティーの時にこそ輝く。
ポップンキャラの魅力の共通項は、「愛すべき変人(褒め言葉)」であると思っています。
そこでポップン8新キャラのリュータくん。初めて見たときから強烈な違和感を覚えてしまいました。変だから、ではなく現実臭が強すぎてメルヘン王国で、ポップンワールドで「浮いて見える」というか……。加えて通学中、電車の中でフツーにミミ(明らかに非人間側の存在だろ?)に逢ってるし。
私がこの時感じた違和感というのは、今日まで……ポップン1〜7の間、暗黙の了解的に存在した「それぞれの世界の境界線」を掻き回されたことによって生じた違和感だったのかもしれません。
無論、上記の事は私、よっしーが公式の情報の断片から作り出した「個人設定」でしかないので、公式サイドで「そうなんだよ」と言われたらそこまでです。
だが、しかし……
いや、言うまい! 新人は多少旧態依然のスタイルから飛び出すぐらいでちょうど良し! 私は新人さん達の絵はそもそも好きですし! 特にミコシバさんの描くバンブーは最強にカッコEです!(マジ) ちひろさんもポップン9でさらなる躍進を期待いたす! メロパンクも大好きです!(ハイパー無理だけど)
こういうことを書くと、リュータに嫉妬してると思われかねない、よっしーのポップンミュージック。
あ、キングは毎回姿が変わるぐらいがちょうど良いのかもなぁ、とか思い始めてます。
(2002.8/16 FRI)
六月二十九日、土曜日。コナミスタイルよりポップン缶が届くのをじっくりと待つ。昼前、ドアベルが高らかに鳴り響き、待ってましたと玄関へ走る。受け取るのは、気持ちよく両手に収まる正方形の箱。箱に印刷された、一色刷りのポップン6キャラクターズが映える。ついに、届いた!
はやる気持ちを抑え、慎重に開梱する。薄めのポール箱のすぐ下に、ブリキ製の缶が姿を隠していた。指先の力で柔らかくゆがむ缶をゆっくりと引き出し、玉手箱でも開けるように、静かにフタを持ち上げた。しかし玉手箱というより、ブリキ缶の感触は私の脳内に煎餅の缶の影を落とした。
中のものを次々と、慎重かつ大胆に取り出してゆく。厳かに床にそれらを並べる姿は、もしかしたら木乃伊作りを想起させたかも知れない。内蔵を、壺に入れて綺麗により分ける……。
内容物を確認してから、家庭用ポップンミュージック6のCDソフトを取り出した。いつものようにするりとPS2へ吸い込まれる。いつもと違うのは、パッドでプレイしようとしている点だ。いつものコントローラーは改造中で、稼働状態にない。まぁ良い。5ラインでも充分楽しめよう。
慣れない手つきでキャラセレクト、モードセレクトと駒を進めてゆく。ミュージックセレクトのところで、曲目が描かれたバナーを一回りさせてみた。版権曲が……二曲しかない。『サザエさん』と『暴れん坊将軍』である。サザエさんは、良い。EX譜面は実に歯ごたえがあった。暴れん坊将軍も良い。ポップン6で『キャンディキャンディ』と並んでよくやった版権曲だ。見落としがないかと、バナーをもう一周させた。ポップン6に於いて一番プレイした版権曲である『フランダース』と、当時の腕前では100%楽しめなかった『キテレツ』が見あたらない。
そうか。隠し曲か。
そう一人ごちて、パッド+5ラインポップンを楽しむ。
ほどなくして、真・ポプコンも仮稼動できる状態にまで復帰。
累計約六時間後。恒例の「最後の」隠し曲、クラシック6が出現しました。
「コナミイィィィ!!!」
みんなのポップンにも、版権曲が二曲しか入ってねぇ!
今日は、家庭用ポップン6のお話。
アーケード版のポップン6は、ネオ・ポップン1と言って良いほど新しい要素が盛り込まれたポップンとして記憶しています。
DVDという媒体を生かした、なめらかなキャラアニメーション。アニメロの遺伝子を継承し、ミミニャミというキャラクターを用いてポップンとのすり合わせが成功したと評価したい版権曲の数々。3ラインでも充分遊べると言うことを証明し、対戦の概念を一台の筐体に納めてみせたバトルモード。『ステップアップチャレンジ』の企画と連動し、譜面が擬似的に「成長する」RGB譜面(色譜面)。
これらの「これこそポップン6だ」という要素が、ほとんど家庭用ポップン6からは抜け落ちてしまっていたのです。
中でも特に困ったのが版権曲の極度の欠落。私……よっしーにとって、ポップン6において版権曲の選曲率は実に四割に達しているのです(体感値)。ポップン6特有のシステムの他に、「よっしーのポップン」の四割近くが、家庭用6では失われてしまった格好です。この、体中を穴だらけにされてしまった感じッ。
バトルモードはあればやる、という認識。一人バトルは特に興味が向いていない。色譜面はリアルタイムでポップン6が稼動しているとき、ほとんどやっていなかったこともあり、無いということ自体はあまりショックでは無かった。でも、色譜面対応だったら私だって嬉しい。色譜面の一番良いところは、オペレーターの手を介さず、難易度のさじ加減を自分でおこなえる、という点だ。プログラムで水増しされた譜面は賛否両論あるだろうが、こういうのこそ家庭用向きの要素であったと思う(だが私はスタッフに見せてやりたかった。喜々として『赤譜面ニューエイジ』を選曲して、叩き終わった後の私の打ちひしがれた顔を!)。
話がやや余所にそれた。「版権曲>色譜面」というポッパーはきっとマイノリティでしょう。そのマイノリティが、今回は踏んだり蹴ったりの状態です。悲しい〜(by
魚男)。
そこで家庭用ポップン6がそれらに替わる新たなウェポンとして用意して来たのが「ポップンステージ楽曲の移植」でありました。素晴らしい! 歴史の影に追いやられつつある不幸な作品(好きなのに!)の楽曲が、今、ここに復活!
しかし、一部の楽曲にはハイパー譜面が存在せず、これまたがっかり。ポップン6から全曲ハイパー譜面対応となっていたので、ポップン6に収録されるのならばハイパー譜面は付くだろう、という甘い期待は見事に裏切られました。難易度が高ければそれでいい、とは言いませんが(事実『スパニッシュ』なんかノーマル譜面でも点が走らない。ある意味ハイパーだ)、せっかくやって来た「ポプステ楽曲の見せ場」なんだから一期一会の意気で全力を尽くして欲しかった。
ここまでを振り返り浮かんだ言葉は……
「家庭用ポップン6は強化型ポップン5。
家庭用の最高傑作にして、最高に残念な作品」
と、いう言葉です。そう、残念な作品です。
あれこれ足りない点を書き連ねてきましたが、今回のスタッフのがんばりは相当なものであったと思います。まず、家庭用ポップン5に先行収録されたポップン6キャラクターズの動きが、家庭用ポップン6では格段に良くなりました。かなり、アーケードのそれに近づきました。PS(1)の性能の壁に突き当たりながらも、プログラムの方でがんばったのでしょう(プロジェクトXでなら、特に大きく取り上げられるエピソードだ!)。
ですが、バトルモード、色譜面はプログラムだけではどうにも出来なかったようです。ここでも出てくる言葉はやはり残念、です。「より多くの人に遊んでもらいたかった」から「PS2よりも皆の手元にすでにあるであろうPS1」で開発することを選んだのでしょう。それが正しかったかどうかはさておき、大英断であったと思います。
版権曲も、文字通りライセンス(≒お金)の問題が絡んでいることは想像に難くありません。どんなに版権曲の全収録を熱望しても、どうにもならない「残念」です。
でも、ポップンステージ曲に関する「残念」だけは、スタッフの努力でどうにかなったように思います。嗚呼、残念残念。
来るべき家庭用ポップン7では、悔いのない一作を目指して欲しいと思います。
スタッフのみなさんをどうにか応援したい、よっしーのポップンミュージック。
そろそろみんな、家庭用ポップン6も一段落だろうか。
今日からスタートの「すごろく
de 8」も楽しみにしています!(初心者でも参加できそうなので)
(2002.7/17 WED)
ヤハッ、みんなはもう『家庭用ポップンミュージック6』は買ったかな〜?(歌のおにいさん風に) こちらはこれを書いている時まさに、コナミスタイルからポップン缶が届きました。さっそく開梱して本体やビデオを楽しみたいところですが、今はそれをグッと押さえてポップン8のインプレッションを枕の話としたいと思います。
五月三十日にポップン8がリリースされてから、フェイバリットを探すべくいろいろな角度から遊んでみました。そろりとハイパー譜面にも手を出し始めました。
ちょっと意外だったのが、やってみればハイパー譜面もそれなりに出来た、という点です。私はポップン5から等速(ノーマルスピード)で遊び続けてきましたが、早くも6あたりから等速で遊ぶことが辛くなり始めていました(なぜ倍速を使用しないのかって? ここで話すと長くなる。一番明快な言い方は『そうしたいから』だ)。
ですがポップン8からは等速ポップンがかなり楽になっています。これが一番最初に感じたことです。等速でプレイすると補正がかかるのか。それとも単に、BPMの速い曲が多くなっただけなのか。
等速でストレスなく遊べる。ポップン8はこれがなによりです!
「倍速必須」のゲームではなく、「そのまま食べてもおいしい」ようになったことが、一番嬉しかったですね。
システム、インターフェイスまわりもざっくりと。
テレビ画面を意識した画面構成は遊び心があって○。「飛び出すバナー」はちょっとクセがあるけど、慣れてしまえばどうってことなし。チャレンジモードでのノルマセレクトも、曲を決めた後に選ぶようになったのも嬉しい。これまではチャレンジポイントを合わせるとき、ゲームをしながら暗算をしていましたからね。ゲームに集中出来る仕様と考えています。
チャレンジモードで三曲目に、EXステージでなくともEX譜面で遊べるようになっている点は……選択肢の増加という解釈です。EX曲が初登場したポップン5の頃、EX曲は「高難易度譜面」「別ヴァージョン(パワアコ≒パワフォ3)」「言語置換(日本語吹き替え)」と『三つの意味』が含ませてありましたが、今では「EX=ハイパー譜面より上の難易度」くらいの認識で安定したようです。
EXステージを出現させずとも、自分の力量にあった譜面を自由意志で選べる。自分で難易度のさじ加減を調節できる、という「より自由度の高い」仕様変更だと思っています。
最後に、ポップン8からランキングが表示されるようになりましたね。上位三曲は、直接バナーに順位が表示されます。タイトル画面をそのまま見ていると、1〜10位まで見ることが可能です。どんな曲がよく遊ばれているか……店舗によって特色が出るので(特に四位以下)興味深く見ています。
順位は、まぁお遊び程度に。このランキングはあくまで「よく遊ばれた曲」なのですから。好きな曲、人気曲とは必ずしもイクォールではないということですね。
それをふまえた上で……現段階でのよっしーの「ポップン8フェイバリットランキング」はあえて書かないつもりです。
初めは書くつもりでした。でもどうしても十本に収まりません。曲がよい、ヴォーカルがよい、叩いていて楽しい、とカテゴリごとにランキングを作ろうともしましたが、選外にもれる曲が出るたびに「でもこれはこの部分が……」とまたふりだしに戻る始末。
曲ごとに、キャラごとにあふれる思いは、コンテンツの方で書き記すようにしたいと思います。
ポップン8になってはじめて、毎回キャラをくるくる変えるようになった、よっしーのポップンミュージック。
今作は、ホント使って面白いキャラが多いよ。
(2002.6/29 SAT)
八つ目の花畑から思い思いにお気に入りを探す様は、やはり蜂のようである。
どんな花を見つけましたか? ポップンミュージック8、五月三十日アーケードリリースです。
公式サイトでじょじょに明らかになる新企画の姿。まずはここからと新曲の開拓にいそしむ人々。はじける新曲、うなる版権曲! 吼える猫、飛び跳ねるうさぎ!(まぁ半分はあってるだろ) そろそろお気に入りの曲とキャラが見つかる頃だと思います。フェイバリットが見つかったら、是非そこから大きく、広く羽ばたいて下さい。ポップン8の花畑は、広いのですから。
ポップン8、ファーストインプレッション。
ポップン6のあたりからハイパー譜面に振り落とされがちになっているよっしーは、ポップン7の後期から等速+ノーマル譜面+各種おじゃまでポップンを楽しんでいます。これって、奇しくもゲームのスタイルがポップン1と同じですよね。「よっしーとポップンの歩み」の八話で触れたように、ポップン8での基本スタイルは「初心」です。以前は妙な中級者のプライドを抱えていたため、ノーマル譜面を叩くことに抵抗がありましたが、今は平気の平左です。目標を据えて上を見上げる姿勢も大事ですが、今、自分の手元にある曲の数々を楽しめないのも、なんだか悲しいことだと思うようになってきました。
アンチ高難度でもなく、倍速否定でもなく、ハイパーに振り落とされた卑屈でもなく「楽しいからそうしてる」。いつか自分のポップンを、こんな風にはっきりと語ってみたいものです。
そうして遊んでいると、ポップン8は非常に明確な答えを見せてくれました。ノーマル譜面が、叩くという行為そのものが楽しいのです! 難しめのハイパー譜面は、曲の旋律にポップくんを塗りつけたような譜面が目立ちましたが、ポプ8は印象が違う。音に合わせて叩くのではなく、ボタンを叩いて音が出ることの気持ちよさ。ノーマル譜面を叩いていて、それを思い出しました。
全体を見れば、ポップン8の難易度は前作よりも下がっていることでしょう。無茶な譜面、無茶な叩きが飽和点に達し、これからあんばいが良くなっていくのかも知れません。素直に、嬉しいことです。
集大成のポップン4。新システムを引っ提げてきたポップン5。アニメロという遺伝子の継承したポップン6。あるいはネオ・ポップン1。方向を変えず進化したポップン7。そして……ポップン8はまさにはっちゃけたのです!
何でもあり、がさらに加速したジャンル命名。三作目にして、とうとう貫禄を見せ始めた版権曲。マイキャラになることさえ拒んだ曲と一体のミラクル4。主要キャラクター(マリィ、キング、ジュディ等)のデザインをニューカマー(非ケイト)、ミコシバさんが担当(推定・バトルジャンケンのイラストも彼女の手によるものだろう)するなど、各所に風穴を開けてくれました。
見て聴いて(ノーマル譜面を)叩いて! まだまだ未知の楽曲、譜面、キャラがあることにドキワクです。そう、ポップン8の花畑は、一週間やそこらで知り尽くせるほど狭くはないのだ。
もう一度言おう。ポップン8はまだ始まったばかり。蜂たちよ、広く高く飛べ!
まだまだフェイバリットソングを決めかねる、よっしーのポップンミュージック。
とりあえず、今作は版権曲がトコトン楽しい。
(2002.6/4 TUE)
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