ポップン8、稼動までもう数週間。家庭用ポップン6の発売も六月二十七日と、そろそろ射程内ですね。ポップン8でも新たにBINGO de
7に続く新企画が立ち上がる事がはっきりしています。以前のトップコメントで、当サイトははBINGO
de 7にやや苦言を呈していますが、ポップン8の新企画「すごろく de 8」や、AC8とCS6の合同インターネットランキング、「風林火山」などには本当に期待しています。業務用ゲームと家庭用ゲームの共同企画……未知の部分が多いのですが、不安になると言うよりもドキドキワクワクの方が大きいです。
ネットの内外で大きく話題になる直前の昨今、「よっしーのポップン」はこんなカンジです。
【ポップン缶】
家庭用ポップン6に様々なオマケが付いて9800円! ネット上でアンケートが5000人分集まったら実際に発売……という触れ込みで話題を呼んだポップン缶。結果から言うとアンケートは4235人分しか集まりませんでしたが、5000個限定商品として販売が決定されました。
オマケの目玉は三月三十日に行われたポップンライブのビデオ、「人気キャラ」のストラップなど、普通に商品としてよさげなものばかり。ストラップのキャラセレクトに偏りがありすぎる、との声もありましたが、会社というのは利潤を追求する団体です。なにも悪いことはないと思っています。利益を追求する団体だから、事前にどれほどの受注を見込めるのか、(購買と直結しない)アンケートだって実施しちゃいます。限定商品にしたのも正解。こうしておけば計算以上の在庫を抱え込まずに済むからです。
……でも、ボクたちユーザーは「堅実、利潤追求!」みたいなメーカーより、なんか無茶をやらかしちゃうメーカーの方を「愛して」しまうのですよ。「あぁん、もう。またこんなバカな商品作りやがって! オレが買わなきゃしょうがないだろ!(終始喜々とした表情で)」みたいなカンジで。
ポップン缶、なんだかんだ言って注文しましたから、コナミさんはそろそろ無茶してください。
【家庭用ポップン5】
えーと、ニッキの過去ログによると、私は今年の三月十七日にご褒美CGをコンプリートした、とあります。スローペースですな。おまけにこの日から今日まで、一度もCS5を起動させていません(もったいない)。
ここで「CGコンプまでに、いったいどんな曲をよく叩いたのか」が気になったので、チャート機能でランキングを調べてみました。ちなみに、CGのコンプリート率が80%を越えたあたりから曲セレクトはすべてランダムにしています。
では、ベスト10をどうぞ! ※数値はノーマル、ハイパー、EXプレイ回数の合計
1.KG(31) 2&3.CUBAN GROOVE、HEART(23)
4.IDOL POP(22) 5.JODLER(16)
6.TRANCE(15) 7&8.LIGHT FUSION、AOR(13)
9&10&11.NEW AGE、CRYSTAL、TECHNO KAYO(12)
こうして見てみると、曲が良い、キャラが良い、譜面が良い、練習曲が見事に混在していてなかなか面白い。どれがどういう理由で選ばれたかは、皆さんのご想像にお任せします。
NEW AGE(ポプ5で屈指の簡単曲)がランクインしているのがなんだかよっしーっぽいですな。『良い』から、何度でもやってしまう。もうちょっと家庭用ポップン5を楽しみたいな。
【ポップン7】
日頃あまりやらない曲を広く、浅く叩いています。最近はのんびりと等速+ノーマル譜面+エキサイト+各種おじゃまで遊んでます。なんかポップン3で、エキサイト+ランダムにハマっていた頃を思い出しました。
加えて「いつか役に立つだろう」という理由で、指が届くのを幸いに黄+赤、青+白の同時押しを片手で取る練習をしています。これが普通に出来るようになれば、後々楽になるかも。
ボタンの押し方についても、考察を進めています。我流の悪いところがあるかも知れない。
ちかごろこんなカンジの、よっしーのポップンミュージック。
AC8とCS6の合同インターネットランキングだけど、スコアを登録するときCS6は使用したコントローラーを訊かれるかな? 今はパッド、ポプコン、アケスタポプコンの三種があるけどね。
もしそんな項目があったら、胸を張って「その他」にチェックを入れたい。
(2002.5/12 SUN)
ヴォベ3(さん)、と言って何人に通じるか。こんな略し方、おいらしかしてねぃ。
遅ればせながら週末に購入いたしました、四月三日に発売と相成った「pop'n music Vocal Best 3」をね! ポップン楽曲の中からロング曲やリミックス曲を豪華に盛り合わせた一品です。
手書きの味を全面に押し出したジャケットもVB3の魅力の一つとして定着したようです。カバーも曲目の表示も英国地下鉄をモチーフに統一されており、「なんだか旅行中に見える」ポプキャラのたたずまいと相まって、ジャケットそのものが異国のクリップ……ひいては「旅先の窓」のように見える不思議デザインであると感じました。いや、確かに1や2より良いカバーに仕上がった! ドナやリゼットは現地の人に見えるけど、それがまた異国情緒を引き立てているね。
早速買った日から生活のBGMとしてコンポの中で走り続けています。ここではちょっと駆け足で、各曲のインプレッションを。
●カモミール・バスルーム●
いきなり本命! 楽器の音の部分を思いきり、長く楽しんでます。
●うるとら@ボーイ●
二番の存在が一番を輝かせる。ロングアルバムでこそ生きる一曲。
●Girls Riot●
カモミール・バスルームと対照的に、ヴォーカルに気持ちが向かいます。
おもいっきりドナ曲だよねぇ。担当はドナ以外に考えられない。
●White day dream 〜白昼夢〜●
ポプステ曲! 息を切らさずのんびり聴くものまた良きかな。
懐かしく耳に届くフォークソング。
●昇りつめるの●
長くセリフの部分に触れていると、ラップであることを改めて思い出す。
ラップのリズムを追いながら歌詞を読み取るとその内容に結構ドキリ。
●大見解(長っ)●
(長っ)なんて言うからハリキリハラキリめちゃ長ロングかと思いきや、長さは普通。
でも埋もれていた本来の歌詞が現れて大満足。小細工無しの直球で正解。らっしゃー!
●夢添うてぃ Remix●
まさかまさかのオキナワリミックス! 曲と歌は、あくまで沖縄の風の中でたゆたうだけ。
●愛を探そう●
J-R&Bってなにげに良い曲ばかり。懐かしい曲かも、だが感動は今だ力強い。
●WE TWO ARE ONE●
ス、スーパーユーロが真の姿になって帰ってきてくれた!(涙)
●H@ppy Choice●
熱いぜ熱いぜ熱くて死ぬゼ〜! 中盤のセリフは魂が奇跡の単結晶化を果たしている。
「そうだよな…今なら解るよ…親父!!」
●Shooting Star●
家庭用ポップン5から、あの透明感あふれる歌声が形を変えずロングに。ほっとする。
●今宵Lover's day●
マサシー!(歓声) ライブでの勇姿が甦ります。
●麗しのカーディガン●
埋もれがちだが良い曲シリーズ。不意に入る切なげなセリフが心の琴線に触れる。
●Cry Out Remix●
リミックスの方は原曲より淡い印象がする。
メロディアスな方向へ走るか、またはパワーヴォーカルにすると好みになりそう。
●電波の暮らし〜電気人形 Remix●
前奏だけでは何の曲か解らなかった。だが、この曲にこのリミックスはアリ!
●Over The Rainbow 2002●
リミックスではなく、今年の『おばれ』。
今、この時の、きみとぼくとのOver The Rainbow。
上手く言えないけど、VB3はアルバムとして非常に完成度、満足度が高いように感じました。ゲームに収録された曲をロングに引き延ばし、集めて束にしてみました、的な雰囲気がない。いろんな面白いものがつまった、おもちゃ箱のようなアルバムに仕上がっていると思います。どこから開けても、びっくりドキドキ。三作目にして、いいカンジではっちゃけましたね。
旅のお供にしたいアルバムです。ジャケットの彼らのように。
ミスティロングはいっそのこと幻のままがいいかなぁ、とか思い始めている、よっしーのポップンミュージック。
おまけシールのヤード六世(一枚きり)がお気に入り。
(2002.4/9 TUE)
ポップンミュージックスペシャルライブパーティーが明けて、一日目です。
いや、もう、なんていうか。
昨日(3/30)のトップコメントで、昔行ってきたドラクエのコンサートを「共通項が二点ある」と引き合いに出しましたが、当日のライブはそんな過去の事例がなんの役にも立たないほどはっちゃけていました。
日本青年館の映画館のような座席に座っている時は、まだ「コンサート」でも始まるような気分でいました。ところが、司会であるフレディ波多江氏が『モダニズム』を歌いながら現れたとき、会場の熱気がふぅと上がる。そして斬り込み隊長の
すわ ひでお が現れた瞬間、会場は総立ち! 一瞬でコンサートをライブに変えてしまった すわ ひでお にはまさに度胆を抜かれた気分。
過去の知識と経験は、あっという間に粉みじんとなりました。
「今日という日は一日しかない!」「レインボービ〜ム!」by
すわ ひでお
ややとまどいを覚えながらも、フィーバーの波に呑まれてゆきました。
すわ ひでお が叫び、パーキッツが歌う! アーティストの入れ替わりの間にはスペシャルゲストが続々登場。長沢ゆりかが『クリスタル』のフルコーラスヴァージョンをこの日のために書き起こし、ミッキーマサシ(地球に三分しか居られない)が『パッション』を熱唱。あ、ミッキー氏は後で出てきたHaya-P氏にそっくりでした。
ヴォーカルベスト3に収録と思われるロング曲に、ポップン8用の楽曲も惜しげなく大放出。 すわ ひでお のポップン8新楽曲「恋のキャッチボール」では、サイン入りボールも大放出。パーキッツもやはりポップン8に収録される「チェイス!チェイス!チェイス!」を初公開。前奏の透明感が耳に残っています。
ファンの前に初めて姿を現したポップンの歌姫、Sanaさんにもびっくりさせられました。やや緊張気味の様子にこちらもつられてドキドキ。ここでもポップン8楽曲「会社(セカイ)は私で廻ってる」が飛び出してまたドキリ。ロケテには行っていなかったので、初聴きが生演奏となりました。
トリをつとめたのは新堂敦士。「あああアンタ、ファンサービスしすぎやぁ!」と心の中でツッコみながらも、非常にライブ慣れしたところはさすがだなぁと思いました。
最後には、鳴り止むことのないアンコール。不安になり始めるほどの時間が流れた頃、新堂敦士がふたたび登場! アンコール曲は、果たして……!? 4を除いた全てのパワフォ楽曲(1.2.3.5)が出たので、やはりここはポップン8用の新楽曲『パワーフォーク6』かと思いきや、歌われたのはマキシシングルに収録されていたと思われる「ポップン楽曲ではない新堂敦士曲」でした。
これ、ちょっと残念でした。「ポップンライブ」なのになんだか「新堂ライブ」のようで。
後からライブの構成を思い返して、これが足りなかったんだ! と思ったのがアーティストたちが壇上に勢揃いしての別れの挨拶、カーテンコール。ファンへの、生の言葉。
そう、これが足りなかったんだ! アーティストたちが時間軸で区切られ、順送りに演奏。無論、ライブに於いてタイムテーブルによる区切りは重要ですが、どこか一つ、アーティストたちが垣根を乗り越えてファンの前で一つになってはくれなかったのかなぁ、と残念に思いました。みんなで何かを歌うのも厳しいだろうから、せめてその姿をバラバラでなく、一度に見たかった。
そして、手を振ってくれるだけで良かった。あとは、静かに幕が下りればよい。
ポップンの歴史の一ページとなる初の公式ライブは、ゲームでのポップンのように、まだそれぞれの曲とアーティストたちが垣根で区切られたままでした。多くは望まない。同じところに立つだけで良かったのに。
棚からぼた餅的にチケットをゲットして、なんだか申し訳ない気分のよっしーのポップンミュージック。
何はともあれ、公式ライブの初めの一歩はこういう形で標された。
ここからどう歩むか、『二歩目』に期待します!
(2002.3/31 SUN)
ポップンミュージックアーティスト大集合!
三月三十日、東京は日本青年館において、「ポップンミュージックスペシャルライブパーティー」が開かれます。ポップンに数々の楽曲を提供してきたアーティストたちが一堂に会しての、初の公式ライブです!
筐体の中で擬似的に集まっていたアーティストたち。それが現実に、目の前で、あの曲を演奏し、あの歌を歌うのです。人の出会い……運命の交差は時に光り輝く軌跡を残す。その軌跡が一点に収束するときが、なんと本当にやってきたのですよ!
しかし、会場の席は有限でありました。
一千数百人分の席は、チケット発売日当日、ものの数十分で売り切れたといいます。もの凄い注目度。そう思いました。東京のみでの開催、なのにポッパーがこれだけ集まるなんてびっくりでした。今日のライブ、はたしてどうなるか。
ライブといっても、日本青年館は椅子に座るスタイルの会場らしいですね。ライブというよりコンサートという印象でした。コンサートと聞いて思い出すのが、ファミリークラシックコンサート……あの「ドラゴンクエスト」のクラシックコンサートを思い出します。ドラクエは音楽が大好きでして、親におねだりしたり、お小遣いを貯めたりして三回ほどコンサートに行ったことがあるのですよ。NHK交響楽団の本格的な演奏と、作曲者の
すぎやま こういち さんの司会が楽しかったことをよく覚えています。
中でも印象深かったのが、一度ドラゴンクエストのゲームデザイナーである堀井雄二氏が来ていたことがあった、という事です。司会のすぎやまさんが「会場に堀井さんが来ています!」と呼ばわる。わざとそれから沈黙を守るすぎやま氏。会場の人々の視線が前にさまよい、そしてさぁっと後ろへ、後ろへと流れる。皆、探しているのだ。それから客席の中央、おそらく関係者で固められた席のところで、ゆっくりと立ち上がる堀井雄二氏。あの後ろ姿は印象的でした。
ポプライブでもこんなびっくりが用意されていないか、ちょっと期待しています。司会はフレディ波多江さんだそうですが、おもむろに「会場にwacさんが来ています!」とか言わないかなぁ。そしてゆっくりと立ち上がって「みなさん、こんにちwac」とか言ったら最高なのに。
ドラクエコンサートとポプライブ。「ゲームミュージック」と「生演奏」の二つしか共通項がないけど、かつて見たドラクエコンサートと同じくらい楽しく盛り上がると良いなぁ、と思っています。演奏終了後、ファンがすぎやま氏に駆け寄り花束やプレゼントを渡す光景が実に印象的、かつ感動的でした。アーティストとファンのリアルアクセスは何を産むか。答えは、今日出ます。
会場に行った人の声を聞くのを、今から楽しみにしているよっしーのポップンミュージック。
願わくば、ポプ歴史の良き1ページとなるよう。
(2002.3/30)
よっしーのポップンミュージック、開設二周年ありがとうございます!
アーケード版ポップンミュージック4のアーケードリリースと同時に立ち上がった『よしポプ』でありますが、二年経った今、早くもポップン8の足音が聞こえてきました。まだまだ勢いの衰えないポップンに負けないよう、ファンサイトとしてあれこれ踏ん張りたいと思っています。応援してくれた人達には、感謝感激です。
開設一周年を彩る音楽は2001年3月23日発売の「Sana-mode」でしたが、二周年を彩るのはまたもやポップンの歌姫、Sanaさんの「Sanative」です。ポップン以外で活躍するSanaさんを良く知らなかったので、耳に新しく聴いています。
……でも、二年って早いなぁ。この二年という時間で、どこまで「よっしーのポップン」を示すことが出来たかを考えています。そして、これからどのような展開を見せたらいいのかも。
思うように進まないこともあるけれど、歩みは止めたくないよっしーのポップンミュージック。
一人ではここまで来れなかった。これからもよろしくお願いします。
(2002.3/24SUN)
ポップンは代を重ねるごとに、少しずつその姿を変えてゆきました。システムしかり、グラフィックしかり。あまねくポッパーが「良い」と思える最大公約数的調整を積み重ねながらも、みんなの予想と期待を(良い意味で)裏切るべく、コナミは積極的に「ポップンらしいもの」を大胆に投げ入れて来ました。
その大胆に投げ入れられたものがちょっと期待はずれであったとしても、「あぁ、もうしょうがねぇなぁ」とか思いながら、「ポップンらしさ」として皆は受け入れてきたように思います。
ポップン7において、これまでと一つ変わったところがあります。それは小さな変更でありますが、1〜6の間は不変のままでいた要素でした。
その変更点とは……「こちらがGREATを叩き出しても、相手側のキャラはノーマルアクションをキチンと一巡させてからBADアクションをとる」というものです。そう、6まではこちらがGREATを出せば否応なくノーマルアクションがキャンセルされ、BADアクションへと移行していました。多くのポッパーが特に気にも留めなかった変更点ですが、実は初めてポップン7を見たときから、私はこの変更が嬉しくて仕方がありませんでした。
左右に配置されたキャラが様々なGOODアクション、BADアクションをとるという画面構成は、「記号と音」でしか表現されていなかった音ゲーに楽しく、解りやすいという付加価値をもたらしました。音ゲーを知らない第三者が見ても、その「演奏」が上手くできているのかそうでないのかが解るのです。
プレイヤー以外も楽しめる(プレイヤー以外にも楽しさが伝わる)というのは、ゲームにとって重要な要素です。閉鎖的なフィールドでしか楽しさが解らないゲームは、廃れて行くのです。
しかし。
ポップン4、あるいは5のあたりから譜面を構成するポップくんの数が増大してゆきます。それは同時に「相手キャラが必要以上に多くのBADアクションをとらされる」という弊害の始まりでした。
初期のポップンは譜面のオブジェクト(ポップくん)の数が少なく、落ち方もまばらであったためそれなりのバランスで画面の左右でGOOD、BADアクションの応酬がありました。見ていて楽しい、キャラの掛け合いです。
それがシリーズを重ねるごとに、相手キャラの魅力を味わう間もなく、動きのほとんどをBADアクションで塗り固められてしまう傾向が強くなりました。初めはそのことを気に留める人もさほど居なかったようです。ですが、ポップン6でユン姉さんが「まるで屈伸運動をしているよう」になってしまった頃、誰かがじわりと思ったのです。
なんか変だなぁ、と。
「キャラの魅力を殺してしまうほどBADアクションを必要以上にとらせない」。コナミの開発スタッフがこう思ったかどうかは神のみぞ知るところですが、ポップン7からはノーマルアクションをとっている間にプレイヤーがGREATをとっても、ノーマルアクションをキチンと完了させてからBADアクションをとるようになりました。BADアクションの最中にプレイヤーがGREATをとっても、やはりノーマルアクションを完了させてからBADアクションをとります。
7の地平に来てやっと、ポプキャラはカクカク動かないようになりました。不自然な動きから解放されたのです。これは、キャラクターが画面の中で息づいた瞬間であると思っています。GREATやBADの糸から解放されたマリオネットは、元気な時とヘコんだ時とを自然に見せてくれるようになったのです。
困難にぶつかった時、人は柔らかな魂を一瞬露呈させてしまう。しかし、そこから立ち直ろうとする姿勢は見る者の心を打たずにはいられない。一瞬見えた魂は、光り輝いていた。取りこぼして、大地に落としたりはしない。今一度、倒れかかった上体を起こして再び困難に立ち向かうのだ。
BADを出したり出されたり。マイキャラがヘコむ事だってあるだろう。しかしそれは恥ずかしいことではない。恥ずかしいのは、その後立ち上がらないことなのだ。
ヘコみにこそ、キャラの魅力の神髄があると考える、よっしーのポップンミュージック。
……AC7とCS5とですでに30キャラも増えてるの!? ヘコー!(先は長い)
(2002.3/10 SUN)
BINGO de 7、二月十三日に企画終了しました。あなたの街のポップンは、どこまでビンゴしたでしょうか。今回はポップン7での新企画、BINGO
de 7のお話です。
ポップン5におけるインターネットランキングは「ポップンとwebを連動させる」試金石であったと思っています。そして、場所を問わず全国のポッパーが参加できる「場」の基盤を作り上げることに成功したと言えるでしょう。
この基盤を元に、ポップン6では「ステップアップチャレンジ」という企画を立ち上げ、数多くのポッパーを新要素でドキドキさせてきました。
ステップアップチャレンジはある条件(これはチャレンジポイントの累計、ということで決着のようです)を満たすことにより、歌詞の書かれたCGのパネルが一枚ずつ開いていき、全てのパネルが開くと歌詞の全貌が明らかになり、譜面も(プログラムによる自動作成とはいえ)緑→青→赤の順にポップくんの数が増え成長する、というものでした。
ただ質量を増大させただけの「色譜面」は賛否両論ありましたが、よっしー的にはただやらなかった、やれなかったというだけで、試みとしては面白い、と思っています。自分で難易度のさじ加減を細かく行える、という部分は高く評価しています。歌詞が明らかになってゆく過程も面白く見ていました。
では、今回のBINGO de 7はどのような企画だったでしょうか。
店舗(筐体)によって異なるビンゴカード。それぞれの「マス」には様々なノルマが、一部条件を伏せられて表記。そのノルマをクリアする事により「マス」を開いてゆき、一列揃うと隠し要素が一つ出現する、と言うものでした。
条件を満たし、隠し要素を出現させる。全体の構成はステップアップチャレンジと似通っています。一番異なっているのは「参加形態」です。
ステップアップチャレンジの方は、チャレンジポイントの累計がある数値を超えると、パネルが一枚開きます。初心者ポッパーであろうと、ヘヴィーポッパーであろうと、参加さえしていれば誰でもパネルを開くことが出来るのです。参加することに意義がある、参加することがまったく無駄にならない、というシステムです。
一方BINGO de 7は、ノルマの多くが「滅多なことではクリアできない」ノルマで構成されています。三曲三十万点でクリア、なんてのも『楽』な部類なのです。結果としてビンゴのパネルを開けることが出来るのはオリンピック候補級のポッパーの独壇場となり、ビンゴに参加(コインを投じる)したポッパーは多くの場合「オリンピック会場の観客」的な立場に立たされてしまいました。応援は出来るけれど、参加は出来ない。
ステップアップチャレンジは、参加することに意味があった。
BINGO de 7は、参加しても何も出来ないことが多すぎる。
BINGO de 7で感じた置いてきぼり感は、恐らくここにあると考えています。
店舗によっては一日で全てのパネルが開き、12の隠し要素が全て出たところもあれば、いつまでも「凍結状態」のまま冷え冷えとした筐体もありました。人は隠し要素の出たところへ流れてゆくので、パネルの開いていない筐体はさらに氷河期状態になってゆきました。
BINGO de 7の高難度ノルマは、ステップアップチャレンジの『簡単すぎる条件』への批判から生まれたものであったのかもしれません。ですが、よっしー的にはこう言いたいのです。
「極端なんだよ、コナミッ!(虚空に手刀)」
BINGO de 7が終了し、ビンゴの隠し要素を解禁するコマンドが公開された今、もうこの論議は意味のないものになりつつあります。
ですが、今回の一件で「上」と「下」がはっきりと見えました。きっと、ポップン8でもスタッフは新たな企画を立ち上げてくれるでしょう。「上」と「下」が判った今、次はきっと「程良いさじ加減」の、皆が楽しめる企画が立ち上がると信じています。信じていますってば。
全国のポッパーが、本当に一つなって力を合わせることが出来るような企画を夢見る、よっしーのポップンミュージック。
一ポッパーとして、ポップン8で立ち上がるであろう企画を応援しちゃうよ。
(2002.2/17 SUN)
二月六日にとうとう発売された「pop'n music 7 AC @ CS pop'n
music 5」ですが、皆さんはもう買われた頃でしょうか。業務用ポップン7と、家庭用ポップン5の楽曲が余すところ無く二枚のCD(買ってから思い出した)に収録されたお得なサントラです。
収録曲はことごとく入魂の一曲! なんか過去のサントラより音も良いような気が!? なんにせよ、もうしばらくBGMはこれでキマリ。以前のトップコメントで紹介した「パキコレ」と一緒に、三枚のCDは当分の間入れ替わることなく、コンポの中で回り続けることでしょう。
サントラの楽しみのひとつに、歌詞がはっきり解る、というのがあります。ゲーセンは残念ながら音を聴くのに適した環境ではないので「本当の音、本当の歌詞」を楽しめるというのは幸せなことなのです。音を楽しむのも、またポップンの魅力のひとつ。
おしゃれなジャケットを手に『ハードロック』の歌詞の熱さに打ち震えたり、『パワーフォーク5』で「怪獣が……なんだって言うんだ?」とか思っていたら「怪獣→Going
to The Dance」だったり、『ピュア』の歌詞にはそもそも「隣の墓地が燃える」というフレーズは無いと理解したり。
心震えた曲は、もう数知れず。あぁ、このクオリティの音でポプりたかった。ロングも実に良かったですね。先ほどのハードロックはもちろん、『プレシャス』が大ヒット。歌詞を噛みしめながら聴いてます。『グラムロック』の前奏の綺麗さにも、目から鱗。
また早く曲語りのコンテンツも書き進めないと、と思い出すよっしーのポップンミュージック。
でもやはり、ミスティやスウェディッシュのロングも欲しかった〜。
(2002.2/11 MON)
コナミスタイルのアーケードポップンコントローラー、着々と皆さんのもとに届いているようですね。届いた人は、この週末は御家庭でポップンパーティーが執り行われたものと思います。アケコンを手にして、何を思うのか、これからあなたのポップンライフがどう変化するのか、ちょっと興味あります。
こちらも昨日、コナミスタイルから一つ届いたものがあります。「ポップンミュージックアーティストコレクション・パーキッツ」のCDです。ポップンシリーズではもうおなじみ、パーキッツのインディーズ時代の楽曲を含む、ファン必携のCDと言えましょう。注文してから●日かかったコナミスタイルに茶目っ気を覚えながらも、さっそく生活の一部としてコンポの中でくるくる回っております。HAPPY
MUSICの英語歌詞部分が良いね。ゲームでは味わえない、生粋な音楽の部分を楽しんでいます。
CD話をもう一つ。ポップン7の楽曲の中でお気に入りの曲の一つに『バリトランス』があります。ある日CDショップで「ワールドミュージックライブラリー」なる、世界の音楽を題材にした比較的安価なCDシリーズを発見しました。そこで見つけたのは、ズバリ「バリのケチャ」。ケチャというのはバリ土着の宗教儀礼とインドの古代叙事詩を合わせた……乱暴に言えば「ミュージカル仕立ての宗教儀礼」でしょうか。今日では儀式から芸能へとシフトしている様子です。
さて、ポップンは小気味よいパロディも面白さの一つですが、ポップンの楽曲をきっかけに「本物」に触れるのも良いだろう、と思いバリのケチャのCDを購入してみました。
結果。……音だけではつまらなかった。げそり。ケチャというのはきっと、人々の踊りやその場の高揚感の中に居ないと楽しめないに違いありません。ただ音だけ拾ってもあまり意味は無い様子です。
ここに来てやっと『バリトランス』は「ケチャの音」を使った「トランスミュージック」であると気が付きました。カッコいいと思っていたのは、たぶんトランスの部分? 自分の浅はかさを呪いながらも、ケチャとトランスの見事な融合である『バリトランス』の面白さを再認識したりしました。
えーと、今日のまとめ。CDにもいろいろあるから気を付けよう(まとまらねー)。
本当はワールドミュージックライブラリー「ヨーデル」とどっちを買おうか迷った、よっしーのポップンミュージック。
節分はどうでしたか?
(2002.2/3 SUN)
新年の音ゲー詣ではどこに行かれましたか? こちらは大阪に遠征して茶屋町チルコポルトにてポプ初めをしてまいりました。遠征の記念とばかりに、インターネットランキングに登録し、思い思いのコメントを残したりしました。ポップンの一つのお祭として参加できてちょっと楽しかったです。
お祭りといえば、ただいま全国のゲーセンで展開されているのがBINGO de 7。さまざまな「目隠しをされたノルマ」をクリアすることにより、ビンゴカードでどこかが一列揃うとさまざまな隠し要素が現れる、という企画ですね。
残念ながらこちらは開始当初の「ビンゴフィーバー」に乗り遅れてしまい、時代に刻まれるべき息吹を体感することが出来なかったのが悔やまれます。「ある程度普通にクリア出来るノルマ」以外の、「到底出来そうもないノルマ」しか残っていなかったです。
少しずつワクワク、ドキドキが現れる。発想は良いのに展開のさせ方に問題があったように思えてなりません。BINGO de 7については、企画終了後に少し語りたいと思います。
ビンゴ熱は一気に下がってしまった感がありますが、これからは家庭用ポップンに火が点くかも知れません。今日からコナミスタイルの「アーケードスタイルポップンコントローラー」の発送が始まるのですから。
二年近く前、恐ろしく高額な金額と膨大な時間を費やして完成させた真・ポップンコントローラーとほぼ同じものが極めて廉価に(三万は安い)手に入る。良い時代になったものです。製作決定への道のりもドラマティックでしたね。しみじみ。今日、この日からポップンを取り巻く環境がどのように変化するか、期待しています。
ビンゴのさまざまな隠し要素が、やはり嬉しいよっしーのポップンミュージック。
新年度からサイトデザインと更新スタイルが変わります。
今年もよろしくお願いいたします。
(2002.1/29 TUE)
|