ナノカニッキ

2003.10/30 THU「恐いです。恐すぎます」

 なんか納得しちゃった。


 『星願』解禁までに、サイトの構造をちょっといじる予定。今は更新するにあたって「動かす歯車」が多すぎる。更新履歴のページなんか要らないだろ。もうちょっと何とかしたい。少なくともニッキはそれなりのペースで更新できているんだから、このお手軽感を表側に持っていけるようにしたい。

 日参しているサイト(非ポプ系)の更新スタイルがとてもスマートなので、いいところはなんとかして取り込みたい所存。


 「それはパクリじゃないのかい?」
 「うん、まぁ変にオマージュとかいうよりは、そう言い切った方が良いかも。私はこれまでに四回ぐらいサイトデザインを大きく変えているが、多くの場合『ヒントになったページ』というのが存在する。フェイバリットであるそのページに似せてwebページを作ろうとするのだが……技術が追いついていないのでどうしてもそっくりにはならない。結果、なんかいいカンジにくだけたマイページが出来上がる、と」
 「ヒョエー」
 「さっき言った日参している非ポプ系サイトってのも、カテゴライズするならwebデザイン系のサイトなんだよ。逆立ちしてもこちらに似てるものは作れない。でもあの更新スタイルはいいな〜、と思うので是非取り込みたい、と思う。こういうのもやはり、パクリと言われてしまうのかな」


 上手くオチないので終わり。

2003.10/29 WED「餐屠羅」

 「すごい画数だなオイ」
 「はいー」


 ポプ10&CS8のサントラ、無事ゲット出来ましたー。ドゥフフ、やはり買う前に全解禁台に行っておいて正解でした。いやぁ、この内容なら11/6に解禁コマンドが公開されてから聴いた方がいいかもだよ。ポプ9の時は先にサントラで隠し曲を聴いてしまって一抹の寂しさを覚えたものだけどね。
 これからコンポの中で、ものすごい勢いで回る予定。

 カレー、完成しました。ジャガイモを入れないで作るらしいのでその通りにしてみました。そこはかとなくインド風に仕上がったり。ムハー、これはこれでおいしいかもだけど、なんか値段に見合った味ではないかも……まぁ、値段が二倍なら旨さも二倍、ってのもおかしな話だが。
 物足りなかったので、山岡に「やめてくれ、味が野暮ったくなる」と言われようがジャガイモを追加して入れることにした。先にフライパンで裏表をこんがり焼いて、ちょっと煮込んでみた。

 む、やはり二日目は旨さが増す。


 日曜感想補完。

 【仮面ライダーファイズ】
 ファイズ in 馬の人、アクセルフォームを北崎さんにやぶられるも、移り気な性格が幸いして運良く逃げ切れました。……っていうか「子供の飛ばす飛行機」の方が馬の人倒すことより重要事項かよ! さすがは北崎さん。これで
 飛行機遊び>馬の人倒してラッキークローバーのみんなにシッペ
 であることが証明された。琢磨さん一安心だね。あ、無論飛行機は触れたので灰化しました。子供呆然。

 流星塾同窓会の謎も大半が明かされる。同窓会血祭り事件の犯人は、オルフェノク化したイヌタクではなくやはり第三者のオルフェさんのようで。しかしあれは、自分の意志で変身できるイヌタクが、あの事故以来自分がオルフェであることを忘れていた……って解釈でいいのかな? しこたま頭打ってたし。

 しかしこれで困るのがカイザの人、草加。血祭り事件の犯人として思う様イヌタクを叩けると思っていたのに、振り上げたこぶしをどうしていいか困っている様子。真理もすっかりイヌタクの味方だもんなぁ。村上社長と戦うときはアドリブでイヌタクと「ダブルライダーキック」までやってみせたんだから結構いいコンビだと思うんだが。
 村上社長は、バインド後も忍法薔薇吹雪(仮称)で必殺技から逃げられるっぽいね。どう倒すんだ? 最終話近くで「逃げられるはずなのにやられました」ってな展開はカンベンだよ。せっかくここまで盛り上げたんだから。

 今日の裏主役・デルタの人三原。二十一世紀のこのご時世に「足が痛い」という仮病を見れようとはッ! まぁ普通はベルトがあっても怪人と日常的に戦いたくねぇわな。大荒れの三原くんがなんとも人間してます。

 場面は変わって、単身澤田を倒そうとする草加。今度は最初からベルトを巻いて、殺る気マンマンです。でも変身中に殴るのだけはカンベンな。いくら突如現れた真理に気を取られたとはいえ。ここで澤田の口から同窓会の真実が真理と草加に語られることで、イヌタクが戻る下地が出来るが……草加は納得するか!?
 澤田は一端カイザと戦うも、謎の灰化現象がおこり逃走。朽ちてゆく体。なんか『無理』してるのか?

 カイザさん、今度はなんかもー、主役っぽく北崎さんに挑戦。イヌタクはまだ悩みのただ中だからまだ自ら戦うことはしない。今まさにカイザの人がストーリー引っぱってます。オクラオルフェノク(?)のネット攻撃に構わず変身するカイザに燃え。ていうか変身前と変身後でネットの位置がずれたように見えなかったよ! 後から合成? 特撮技術の進歩ってすごいなぁ。

 北崎とオクラ、カイザが戦う中イヌタクと三原くんもこっそり様子を見に来るが……そこに現れたのは! オートバジン(マジ!?)を駆る真理! そして流星塾の同期、里奈! それぞれがファイズギア、デルタギアを手にしている。まさか……!

 「変身!」「変身っ!」

 女性のダブルライダー! スゲッ! 里奈はデルタギアだから変身は出来たが……真理はエラーではじかれる。しかし真理はふたたびファイズギアを手にするのであった。

 島本「無理だとわかっていても……やらなきゃいかんのだあああぁぁ!!!」

 あ、いや、島本は違う。だが影でそれを見ていたイヌタクは、真理に な に か を 見 た 。駆け寄り、自らの意志でファイズギアを手にする。ついに、復活の時だ! そして真理は宅配便で届いていた(なんと?)ユニットを巧に渡すのであった。

 「もう一度コード555(ファイズ)を入力するのよ!」

 ためらいながらもコードを打ち込むと……衛星軌道上からデータ転送がおこなわれ、スーツが紅に染まった!

 「えぇー! ギャバン? ギャバンばりに電送ですかー!?」

 とか思ったけど、調べてみたら一話から「電送で変身」してたみたい。ギャフン。「ブラスターモード」への変身って、アップデートのようなものなんだね。

 いいとことで続く。しかも来週は駅伝でお休み。長くなったが、まぁ来週の分も含むってことで!
 ちゃんと説明書読んでる真理に萌え。

2003.10/27 MON「レッツ、リッチライフ」

 おー、にんじんが安い。100円。買った。

 おー、じゃがいもが安い。100円。買った。

 おー、鶏肉が安い。100gで50円台とはな。買った。

 ここまでくると、なんのひねりもなくカレールーを買ってカレーにしてしまいます。料理の発想が貧困ですか?
 いいじゃん。カレーおいしいよ。


 ところがカレールーが軒並み高い。ウググ、178円以上のルーなんか買いたくないよ……と思ったが、これも何かの契機だと思い『高級ルー』とやらを試す決意が固まったのであった!

 選んだのは、袋入りの粒カレー粉っぽいヤツ。まぁ野菜やら脂やら、なにやらいろいろ焙煎して凄いことになってるみたいですよ、奥さん。一袋三百ウン十円! しかも一袋で六皿分? 少なッ! えぇい構うものか、二袋買ってしまえ! こーなったらテッテ的に旨いカレーにチャレンジしてやる! と、半ギレの昼下がり。

 日曜感想は出来るだけ感想メインで。


 【アバレンジャー】
 アバレキラーは一端倒したので、しばらく脇の話っぽいね。らんぬ大アバレのドタバタ劇でした。
 パワーを吸収するライチ弾?をくらったらんぬ。しかしらんぬのライチ弾打ち返しで怪人側もパワーダウン。アスカさんの遺作となった「マホロに贈る予定だったリング」の争奪戦と相成りました。変身無しの、体当たりの演技でした。しかしミニスカポリス……。
 「フハ〜、エミポン七変化の方がよかったなぁ〜、ゴロゴロ」「こいつは……」
 ちなみに怪人にとどめを差したのは「突如現れた例の伝説の鎧を着た誰か」……っていうか中の人はまさかァー!
 巨大化した怪人は「伝説の爆竜(牛車形態)に三人乗って、体当たりで倒す」。うわー、ロボになるまでもなく倒したー。伝説の爆竜もいいけど、アバレンオーの立場がどんどん無くなっていくのはどうしたもんか。
 来週も脇の話っぽいね。アバレキラーが復活するまでしばらくまったりムードか……ってトリケラが人間のオトコノコになるンすかァー?! どういうことだキバヤシ!


 
【仮面ライダーファイズ】
 歯抜け視聴なので次回に。


 
【明日のナージャ】
 …………歴史誕生、ってカンジだった。
 ドレスは女の戦闘服なのだと思い知らされた。ドレスはファイズスーツ、泣き真似泣き落としはポインティングバインド、巡らせる陰謀はクリムゾンスマッシュ級。
 ローズマリーの黒さはスゲエや。なんつーか、行動に詰めの甘さはあるけど、黒さはジョジョ第一部のディオ・ブランドー級だよありゃ。作画もなんかダークトーンだし、じわじわ締め付けるような演出の妙はどうだ。つか、小さなおともだちはトラウマ確定だと思った。今
予告動画を見れるけど、本編の凄さと重さはこれの比じゃない。二階の窓からお母さんのドレスビリビリ、投げ捨て、「この○○○○!」の三連コンボ……ッ!
 朝のオンナノコ向け番組であることを忘れてしまいそうです。

 草加「言ったはずだナージャ。オルフェノクになった人間は性根まで腐っていくとなっ!」
 ナージャ「……だれ?」

2003.10/26 SUN「太陽(日曜だけに)」

 「これで終わったな……」

 「SEEDにはみんなが貸していたのだよ。
  二十年以上前から多くのガンオタが……あらゆるものを貸していたのだ」

 「戻って来ねぇものが……多すぎるがな……」

 「ああ、多すぎるな……そして大きすぎる……
  わしらの失ったものはオーストラリア大陸よりも大きい。
  しかし彼らのおかげだ……彼らのおかげで、今でもガンダムを好きといえる」


  富野!

  安彦!

  大河原!


  終わったよ……。





 さて
 ポプサイトの運営に戻るべく、今日は「お星様にお願い!」の隠し要素が全解禁された神田の店舗に遊びに行ってきました。いったいどんな風になってるでしょうね。

 「ウゥッ、これが真のポプ10の姿、だとぅ!?」

 ヤバイ。
 最初に見せられていたのは『半分』じゃねーかこれじゃあ!

 解禁台にいけない人も居るだろうから多くは語らないが……解禁パスが公開された後はゲーム変わるぜ!? 十一月にびっくり出来るよう、自主的に情報規制した方がいいかもよ。

 今日のサヨナラポフレ・いぬ千代/ポエット(9)
 今日のコンチワポフレ・アッシュ(10/お持ち帰り)


 目前のヤツのところにリンリンが降臨してるッッ。




 他のゲームもまったりプレイ。
 最近やってるのはポプ10、
サムスピ零エゥーゴ対ティターンズの三本立て。

 サムスピ零、中ボスのあしらい方がだんだん解ってきて、CPU相手ならそこそこ進めるようになりました。基本的に「間合いを計るゲーム」なので、連続技とか知らなくても結構戦えるのがいいね。最近の格ゲーはコンボが出来て当たり前、みたいな作りになっちゃってるからこういう作りが嬉しい。
 そして今日初めてラスボスまで辿り着けたよ。
我旺がそうだよね?
 対処法をアドリブで紡ぎ出せなくて負けたけど。うーん、ここまで来れたのなら自力でクリアしたいな〜。

 エゥーゴ対ティターンズ、少し前にあのフワフワした操作感に慣れることが出来たので、じわりと面白くなってきました。ステージ4ぐらいで撃墜されるけどね。上も下もない宇宙ステージがとにかく苦手。安定クリア出来る人は画面のどこを見てるんだろう……。

 せっかく神田まで足をのばしたのだから、よさげなラーメン屋で外食。パーコーメン、おいしかったです。



 「で、オーストラリア大陸って?」
 「最初のコロニー落としで、コロニーが落下したところ。大陸が半分無くなるという大惨事になった。原文は『地球』なんだけどちょっとガンダム向けにひねってみました」
 「やっぱガンオタだこいつー!」

2003.10/25 SAT「のこりの半分」

 20日分のつづき。なぜガンダム好きの私が、ガンダムSEEDを否定するのか。その根幹となる部分をようやく書くことが出来そうです。最初は……見当の違うところから話がスタートするが、後の話とは切り離せない部分なので、昔話と思ってしばらく聞いて欲しい。
 放映終了から三週間。これを書ききれば……断ち切れる!




 ガンダムが大好きですよ。ガンダムが好きになれば、監督である富野由悠季氏にも興味を抱くし、富野監督以外の監督の手によるガンダム(いわゆるアナザーガンダム。多くの場合、異なる時間軸・歴史が用いられている)も興味深く観ていました。
 どの作品にも多少の欠陥や矛盾もあるにはあるのですが、どの作品からも視聴者の心を震わせる『本気』の部分があるように私は感じました。そうでなければ二十年以上語り継がれることはなかったでしょう。

 さて、興味を持っていれば、自ずといろいろな関連情報に触れるようになります。その中でかなり大きく私を揺さぶった情報というのは……富野監督はガンダムが嫌いという事実なのです。

 ファーストガンダムの監督となったときも「ああ〜〜〜、30分のプラモCMの監督かよ〜〜。本当は映画とか撮りたかったけど、今は力がないからロボットプロレスの監督ぐらいしかやらせてもらえないってのも解る話だしなァ〜〜」と、ぶっちゃけて書くとこんなカンジ。しかし、富野監督にはそこから先があったのでした。
 「でも、ロボットプロレスでも映画並の事が出来る、ってことを世間の連中に知らしめてやりたいぜっ」
 そうです。富野監督はクリエーター魂を燃やしている監督なのです。ロボットアニメといえば勧善懲悪、敵はみんな宇宙人、という枠を破壊して見せたのです。
 本放送時は43話で打ち切りという結果になりましたが、再放送時に火が点きました。再放送の時スポンサーについたバンダイのプラモ……『ガンプラ』の人気も、相乗効果で加熱していったのです。

※本放送時のスポンサーはクローバーであったといいます。
ですがクローバーの『超合金ガンダム』の売り上げはイマイチだったようです。

 さて、かくして一大ガンダムブームが訪れたわけですが……この成功によって、ロボットアニメが嫌いな富野監督に『ガンダムというレッテル』が貼られてしまうことになるのです。
 七年後に同じ時間軸(つまり正当な続編)である「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」の放映が始まるわけですが、これも上からの要請でしかたなく続編を作ったといいます。オファーされる仕事がことごとく「昔監督したロボットアニメ」。心底うんざりした富野監督は「えぇい、こうなったらゼータはもう絶対続編を作れないような話にしてやるッ!」と思ったとか思わなかったとか。
 そして完成したのがあの鬱なストーリー、最終話で
精神崩壊する主人公……であると。アムロとシャアはいろいろあって殺せなかったといいます(アムロとシャアの決着は、劇場版『逆襲のシャア』まで待たねばならない)。
 しかし、陰鬱なZガンダムも「視聴者に作品として支持されてしまった」のです。富野監督はガンダムの殺害に失敗したのです。


 時をおかず、Zガンダムの続編(まさに、Zの後日談)である「機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ)」の放映も決定します。もちろん監督は富野由悠季その人です。
 富野監督の中で何かがブチ切れたのかも知れません。ダブルゼータのコンセプトは「明るいガンダム」。ぶっ飛んだオープニング、脳天気な主人公、ライトな展開……。「なんかあったのー!?」と当時の視聴者(私含む)を驚愕させたものです。最終決着に向けての流れは、かなりハードでしたけれども。

 さて、ダブルゼータ以降「逆襲のシャア」「F91」と二本の劇場版ガンダムを世に送り出し、平成の世になってから「機動戦士V(ヴィクトリー)ガンダム」の放映が始まるのですが……この時、富野監督は鬱を患っていたといいます。鬱を患いながらVガンダムの監督をしていたといいます。
 Vといえば、今でも語り草になるほどの「陰惨なストーリー」で知られます。私は富野監督が鬱を患う経緯というのを詳しく知りません。そして、「鬱の人間が作ったから鬱な作品になった」とは口が裂けても言いません。安易に口にしてよい部分ではありません。
 しかし私は、ガンダムが富野監督の心を削っていってしまったと思ってしまうのです。


 Vガンダム以降……いわゆる「平成ガンダム」は、富野監督以外が監督しているものが目立ちます。しばらくガンダムから離れ、療養、他作品の監督をしていたようです。

 そして、富野監督は復活をします。
 ガンダム二十周年の記念作である「∀(ターンエー)ガンダム」で!

 ターンエー……すべてがAに還る、と。
 全てのガンダムを全肯定します、と。
 忌々しい過去の作品群も、他監督の作品も、すべて肯定します、と。
 富野監督は笑顔で言うのです。
 
「ぼくは∀の作成を通じて癒された」と。



 私は、辛い思いをしたことがありません。
 おじいちゃんもおばあちゃんも既に亡くなりましたが、命の順番に還っていきました。
 身近な人の理不尽な死や事故、悪意、もちろん戦争による別れの経験もありません。
 だから、富野さんがかつて、自分を痛めつけ過ぎて、家から一歩も出られないような数年間を過ごされたと聞き、そんなにまで傷つくということがどういうことなのか、想像もできませんでした。
 奥さまが、「それでも、<コンクリートの上じゃなく>土の上だけは歩けたのよ、気持ちいいって。」と、その時のことを話して下さいました。でも監督は、そう思ったことすら覚えてない、と、おっしゃっていました。数年間、霧の中にいたような感じだと。
 傷ついた心の有り様を思いやるのは、私には難しく、それよりも、心を閉ざしていても足のウラは土の柔らかさを覚えていたということに、人間の不思議を感じました。
 ターンAという作品に関わりながら、私は、富野さんがいっとき癒された、土を踏んだときのハダシの感覚のことを、ずいぶん長いこと考えていたように思います。

∀GUNDAM the MOVIE SOUND TRACKS〜 惑星の午後、僕らはキスをした〜
菅野よう子さんの私信より一部抜粋


 あぁ
 忌み子のガンダムが
 ようやく親の胸に飛び込めた!

 すべてのガンダムが、あるべきところへ還っていった。

 ありがとう
 ありがとう富野監督!

 ガンダムに、こんな素晴らしい『終わり』を創ってくれて!





こうして、私の中でガンダムは完結したのでありました。





 そして2002年。新シリーズのガンダムが始まると聞きつけました。

 「へぇ〜、ガンダムSEED? 二十一世紀のファーストガンダムを狙ってる? 監督は福田己津央? 知らないな……代表作はサイバーフォーミュラにGEAR戦士電童? どちらも未見だ。うーん、富野が綺麗に埋葬したガンダムのお墓のそばに、二十一世紀の子供達のためにガンダムランドでも作るつもりかね」

 すっかり達観した気分で、どれどれ、二十一世紀の子供達のためのガンダムとやらをちょっと見せてもらおうかのぅ、とか思いながら視聴を始めたわけですが


 ……どの辺からだったかなぁ。
 ヤツらが単なる『墓荒らし』だと思ったのは。


 内容の酷さには今更触れないけれど
 福田監督の『大口叩き』はホントどうなのさ。
 放映中に各メディアで幾度も、本当に古くからのファンの神経を逆撫でしてくれましたね。


 【朝日新聞アニマゲドンより】
 >ファーストにあってこれまでの「ガンダム」の続編になかったのは、エンターテインメント性。それは、感情移入できるドラマがあるかどうか。

 歴代監督の作品にそこまで言うか!


 【TV Bros インタビュー(2003年九月号)より】
 ――クライマックスに入ってから変わったといえば、主人公のガンダムが、ちょっとガンダムらしからぬマンガ的大活劇をみせていますよね。

 >「ガンダム」シリーズの見せ方って基本的に地味でなければならないというのがあるんですが、子供はそんな地味なもの見ても喜びませんよね。 結構多くの人が誤解しているんですが、本来「ガンダム」はロボットマンガなんですよ。「ファースト」でもマンガ的なロボットアクションが、微妙なアクセントとして効いていたと思うんです。 そのマンガ的な楽しさはやはりネオスタンダードならば必要なんで、今回でも各所に入れてます。

 ――ですが、スタート時に、モビルスーツのリアルな運用が見所だと仰ってましたが?

 >だって、最初からロボットマンガなんて言ったら、誰も見てくれないですよ(笑)

 二枚舌め!


 【TV Bros インタビュー(2003年九月号)より・その2】
 ――「SEED」では現実を思わせるようなシチュエーションが数多く出てきますし、それに対する問題提起が行われているような気がするのですが。

 >それが、今の日本人の感性に一番合っていたからだと思うんです。今、戦場に出ている10代の子供たちっていうのは、何故自分が戦っているのかすら知らない。 戦争についてあれこれ考えられるのは、平和な日本だからなんですよ。

 ――問題提起に対する解答の部分は、最終回で描かれるんですか?

 >答えはね、エンターテイメントは提示しないものですよ。それが感じられればいいんです。

 ほほう、感じてくださいと。

 >今回の基本はですね、言葉で解決できなきゃダメということです。
 >これは「ファースト」のニュータイプに対するアンチテーゼなんですけれど、人と人とが心で分かり合えるなんていうのは嘘なんですよ。 何もしないで分かりあえるわけないというのがあるんです。人間は言葉の動物なんですよ。 話し合ってお互いの価値観の違いを認めることが、全ての争いの停止に繋がると思うんです。
 >言葉でぶつかり合えないと、後はどちらかが滅ぶまで殺しあうしかない。 どんな問題でも言葉で解決するしかないというのが、「SEED」で一番出した部分ですね。
 >ですから、キラとアスランが和解したように、全ては話し合いで解決していく物語になっているんですよ。

 キラとアスランの話し合いによる解決ってアレか。「お互いがお互いの親友を殺したけど、知らなかったんだから仕方ないよね」のアレか! しかもあの時アスランは「はっ……!」「あぁ……」「キラ……」と言うばかりでまともな会話が成立してなかったろ! つか、同じインタビュー内で「感じてください」に「心で分かり合えるなんて嘘」だなんて、こちらにどうしろと。
 あーそれと、ニュータイプ否定しながら「ファンネル」とかの武器設定は流用するんですね。感服しました。


 【TV Bros インタビュー(2003年九月号)より・その3】

 ――「SEED」は人が死ぬところを結構描いてますよね。
 >最近、人死にのアニメが少ないんでね、それはちゃんと描かなくてはいけないと思ってます。
 >仕方ないことなんですが、最近は人の死なないソフトテイストのアニメが多いんです。ですが、ウチはそれはやりません。
 >戦争で戦って、手足の1本ぐらい無くなって済めば、それに越したことないよ。 ヘタすりゃ命が無くなるんだからというのはやっぱりちゃんと描かなければいけないと思います。 核戦争を描くというのは、やっちゃいけないタブーの1つなんですが、核戦争が起こったのに誰も死なないというのはおかしいし、 使ったらただでは済まないということをきっちり描くつもりです。

 NTTのフレッツスクウェアで、ガンダムSEED放映終了記念インタビュー見ましたよ。Flashプレイヤーによる一時間強の、スキップ、早送り不可の苦行のようなコンテンツでしたね。あなたのスタッフが「土曜の午後六時に人間ポップコーン(原文ママ)やっちゃう俺たちって凄くね?」みたいに得意げに語っていたのが印象的でした。ついでに言うと、首を常に右に傾けたままインタビューに答える福田監督のお姿も印象的でした。
 最後まで……人が死ぬのは主人公達の視界の外だけの出来事でしたね。
 ガンダムはね、人の死を受け止める描写が幾多もありますよ。
 あなたは死体を投げ売りしているだけだ!



 たった二つの記事をかいつまんだだけでもこの有様。
 私は悔しい。この作品がガンダムの名を冠しているという事実が! 二十一世紀の子供達に最初に与えられたガンダムがSEEDであることが!

 「ガンダム? あぁ、知ってるよ。ああいうのでしょ」

 将来の……自分の子供に、胸を張ってガンダムを見せられる日が来ると思っていたが……見せたくないと思う作品が初めて出てきた。どうしてくれよう!



 富野監督に、再びガンダムを作ってもらいたいとは、微塵も思わない。∀ガンダムを描くことにより、富野監督はようやくガンダムから解脱出来たのだ。今はもう、キングゲイナーを始め、非ガンダム作品でバリバリ活躍されている。六十過ぎてなお、輝いておられる。

 もう……ガンダムのところに引き戻してはいけない。



 しかし、ガンダムSEEDは確かな売り上げを記録した。ぶっちゃけて言うと、商業的に∀ガンダムよりはるかに成功している。福田監督は……勝利者として迎えられるだろう。メチャクチャにされたガンダムの墓の上で、ヤツは高笑いをすることだろう。

 俺たちはどうしたらいい?

 福田を倒す、なんて考えちゃいけない。ヤツに使う拳など無い。

 越えるんだ! ブッチギリでな!

 この世に監督が一万人居るとしたら、9999人に奮起して欲しい。福田を一万番目の監督にしてやるんだ。

 ガンダムは死んだ。福田は死体から粗悪なコピーしか作れなかった。みんなはクリエイトしてくれ! 新しい作品を、子供達に胸を張ってみせられる作品を!

 アニメを見て、アニメを食べて大きくなったヤツが監督をしていられる時代など長くは続かない。どんな分野でも良い。本物を吸収しようじゃないか!
 …………富野監督の受け売りだが。

 ガンダムA十月号に、津軽三味線奏者の上妻宏光氏と、富野由悠季氏の対談が載っている。かなり鮮度が高い発言であると思う。ここからちょっと一文を紹介しよう。


 >僕自身の仕事で言うとね、僕はロボットアニメの仕事をやっていますけど、ロボットも嫌いだし、アニメも嫌いです。それなのにもう25年もロボットアニメの専業者としてやっているわけです。それが出来るのは、ひとつ明確な目的があるからです。それは劇映画として見られるようなロボットもののアニメを作りたいってことです。
 >「スターウォーズ」が出来るまで、SF映画って非常につまらないろくでもないものだったんです。その理由は、SF映画を作っている人たちは、面白い劇を作ることが出来ないからです。映像を使ってお話を作るのは不得手なくせに、宇宙人や円盤が出てくれば気が済んじゃう人たちなんです。でも、そんなものは普通のお客さんは見ないですよね。面白い劇映画が見たいんだから。
 >僕は劇SFは好きだったから、SFという素材を使って、出来のいい劇映画を作ってみせるというのが、この仕事における大命題になったわけです。


 何か、何か、何か読みとってくれ!

 言葉にすると逃げるから!






 とまぁ、長々と語ったわけだが
 アニメ一つにここまで深い背景(バックグラウンド)を持って見るなんてフツー無いよね。アハハ。ガンダムSEEDだって、何も知らない人が見たら「なんか話の繋がりがおかしいアニメだな」ぐらいにしか思わないだろうし。

 でも……でもね

 ここで口をつぐむな、って魂が叫ぶんですよ。


 富野監督は言った。本物に触れなさい、と。
 アニメもゲームもポップンもいいけれど、揺るぎない何かを持つようにしないと、私も第二の福田監督になってしまう可能性がある。

 その戒めを心に抱きながら生きなければ

                     生きなければ

        ………………。


 さて、明日からはポップンに対するボルテージ上げていくかね!

 みなさん、お疲れ様でした!






 富野「(最高の笑顔で)早くいいものを作って、私に見せてください」

2003.10/22 WED「閑話休題」

 次回更新まで日曜朝番感想をお楽しみ下さい。


 【アバレンジャー】
 「今日のアバレは盛り上がったなー。木星を地球に引き寄せて全人類抹殺とは。しかもそれ、アバレキラーは完全にゲームのつもりでやってるし。つくづく恐ろしい男だ。自分の命もどうでもいい、とはな。そしてとうとうそんなアバレキラーにレッドがブチ切れる、と」
 「主人公が激情のままに戦ってよいの? それが本当なら、リエちゃんにきらいなものが出来たというのと同じぐらいの衝撃なんだが」
 「うむ、いったんはアバレマックス状態で倒しはしたが、止めを刺すには至っていなかった。レッド自身が述懐しているが、倒せなかったのは心に甘さがあったせいだと。そして同時に、そこまで非情にならなかった自分に安心もしている、とも言った。大きな力をどう扱うか、というのは大きな命題。ここで安易に力の正義を語らなかったことについては安心している」
 「デズモゾーリャは分かり易い悪役として描かれているようだが……アバレキラーの扱いはどうなると踏んでいる?」
 「正直、難しい。力で倒す、和解する……現状ではどうもイメージが湧かない。と同時に、一視聴者として今後の展開を楽しみにしている部分でもある。つか、今日のエピソードでますますキラーが解らなくなったよ」

  1.饒舌で一見魅力的     →○
  2.過大な自尊心、自己中心的 →○
  3.異常なほど嘘をつく    →×
  4.後悔/罪悪感が全くない  →○
  5.冷淡で共感がない     →○
  6.行動の責任を取れない   →△

 「う〜〜ん。これは……どうなのかね〜」
 「なんだそれ」
 「このページ読んだら、なんか急にアバレキラーを連想してな」
 「あまり軽々しく扱っていい話じゃないな。Psychopath自体、まだ認識が曖昧だった頃に生まれた言葉だ。こちらも言葉狩りをするつもりは無いが……慎重になった方がいいぞ」
 「その忠告、素直に受けよう。だがページにリンクはする!
  まぁともあれ、マックスオージャの必殺技がショボいのが気にならないほど物語に引き込まれた。不可避の世界滅亡を前にしての所員のセリフ『家に帰って家族と過ごせ』もズシリときたね。荒唐無稽なことをやりつつも、張るところは張る」
 「子供の見るものだからいいかげんなことは出来ない……という解釈でいいのかな?」
 「草加かよ。あ、それと生きながらえたジャンヌ(マホロ)さんだけど、邪気が抜けて萌えキャラになってたよ」
 「な、なんだってー!」

 スケさんが一番大人。「うまそうだな」は、ブルーの優しさ。


 
【仮面ライダーファイズ】
 同窓会でおきた事件の秘密が少しずつ明かされる……? 同窓会血祭り事件の犯人はやはりイヌタクではなくアレでナニなんですかぁー?! ていうか北崎さんアクセルフォームに太刀打ちできる能力があったとはっ。まったくもってラッキークローバーは力の底が見えねー。でも応援してるのは琢磨。灰化を恐れちゃダメだ!(無茶を言う)
 スマートブレイン会社案内の表紙にスマートレディってどうなのさー。


 
【明日のナージャ】
 監禁鞭打ちの仕打ちを受けた黒薔薇さん、わりとあっさり牢から脱出&ブローチ奪還。一方ナージャは、再会した新聞記者ハーヴィーの力を借りて「ペンの力」でブローチ奪還に協力してもらうのだった。
 母の情報も少しずつ集まるが、新聞記者たちが「ナージャを名乗るローズマリー」のところへ行ってしまったのが運の尽き。「ブローチを無くしたというのは本当ですっ。黒薔薇に……奪われたんです!(目をうるうる)」「こ、こいつは事件だー!」
 かくしてハーヴィーさんの記事は、内容がまるで違うものに。おまけにブローチは黒薔薇経由でナージャに返還されてしまったからよけいややこしいことに! ていうか、もちっとまっとうに取り返せよ! 団員のみんなも不自然にブローチが戻ったことをなぁなぁで片づけてるし! こ、このツケは後で凄いことになるぜ〜!?
 次回予告もなんか凄いことに……ローズマリー、ナージャママの形見ドレス(死んでません)をビリビリにィー!? ど う な っ て し ま う ん だ 。



 前回の考察の続き・なぜナージャは感想が短めになるのか。
 特撮だから、アニメだから、というか……

 単に、最初にアクセルふかし過ぎなんだ、おいら。

2003.10/20 MON「これで半分」

 「なるほど、こうして最終回を見てみると、パクるしか芸のなさそうなゲスなガンダムだぜ、福田!」

  ガリリ

 「福田! これがてめーの『ガンダム』か! エロでグロがあって、まるで(ピー)だな!」

 「指摘したことを……後悔することになるぞ……YOSSY」

 「(ペッ)つよがるな。もうみんな後番組のハガレンに夢中だぜ。このまま放映が続けばもう皆ガンダムSEEDのことは忘れるようだな。だが、黒歴史になる前に富野監督のところへ連れて行く……。おまえにとても会いたいだろうよ。おれも脚本家で、貴様の嫁である両澤にすごく興味あるしな……はっ!?
  な……なんだ? テレビ欄の深夜枠が」

 「くらえ我が『サンライズ』の……」

  クイイィッ

 「福田! 妙な発言をするんじゃねえ!!」

 「ガンダムSEED再放送!」

  バシャアァァーーーーン!!

 (ボゴォン! ズズズ……ドッ ズシィ)

 「ガンダムSEED再放送。我が『サンライズ』は売り時を逃すことは決してない。これでSEEDの人気は不動のものとなる。古きガンオタはズタボロよ」

 「な……なにィ〜〜」

 「言ったはずだ。SEEDは二十一世紀のファーストガンダムであると。ガンダムは『子供たち』のものなのだよ。だから望むものを与えた。大量のガンダム、美しいキャラクター、エロシーン。戦争の悲惨さを伝えるために、グロ描写からも逃げてはならない。すべては『子供たち』の為なのだ、YOSSY。それを貴様たち古いガンオタは否定する……YOSSY、おまえが悪いのだ。大人しくガンダムを子供にゆずれば、こんなことにはならなかったのだ。最初から大人しく見ていれば親子二代で楽しめたものを……」

 ゴゴゴゴゴゴゴ

 「立ち上がる気か……だが悲しいかな、その行動を例えるなら
  フリーダムの前のジン……ただ撃たれるだけにのみ立ち上がったのだ」


 「(スウウゥゥ)……このYOSSYは……いわゆるガンオタのレッテルを貼られている。
  良作を勧めるあまり、いまだに全部見きれていねぇヤツもいる……
  設定語るばかりで能なしなんで気合い入れてやったスパロボオタはもうスーパー系しか使わねぇ
  ポプサイトの管理人なのに、ガンネタからめるなんてしょちゅうよ

  だがこんなおれにも
  吐き気のするガンダムの『悪』はわかる!!

  『悪』とはてめー自身のためだけに
  ガンダムのブランドを利用し、踏みつけるヤツのことだ!

  ましてや二十一世紀の子供にィーっ!
  きさまがやったのはそれだ! あ〜〜〜〜ん!?
  おめーのもたらした利益に、サンライズは何も言わねぇ。バンダイも何も言わねぇ!

  だから! ガンオタが評価する!(ピシュッ)」


 「それは違うな。

  『悪』? 『悪』とは敗者のこと……『正義』とは勝者のこと……
  最後に売れたもののことだ。過程は問題じゃあない。

  敗けたやつが『悪』なのだ」


  
「とどめくらえガンダムSEED視聴!」


 「なに……敗者が『悪』……?

  それじゃあ! やっぱりィー(グアッ)

  てめーのことじゃねーかァーーーーッ!


  
ドワオオオォ バシャアァン!


 「なにィ〜〜〜! バカな
  裏番組の『こどもニュース』に視聴率で負けているッ!」

※こどもニュース・12%台 ガンダムSEED・6%台

 「(ガシィ)オラオラオラオラオラオラオラオラ!(バキボキバキ)
  オラオラオラオラオラオラ評価するのは
  ガンオタのおれだァー!(ボゴォン)」


 「な…………なんて濃いガンオタだ……」


  
ゴォ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Z______ン


 「最終回はうっかり『ニュースの森』を録画しただけだ。
  再放送とは驚いたが……しかしますます旧作を愚弄される気分だぜ。
  だいぶ夜も遅くなった。明日からポプサイトの運営に戻るぜ。
  こいつには両澤についていろいろ、しゃべってもらわなくてはな……」

 「う……ぅ」





 なぜアニメ一つにここまで怒るのか。
 そいつもちゃんと書かねば片手落ち、ってヤツだが……今は少々時間が足りない。『怒りの背景』については、次回にゆずる。こいつもキチンと説明しないと、ただの福田叩きになってしまうんでな。もうしばらくだけ、付き合ってもらうぜ……。

 承太郎の語り口がうつったな。


 しかし、
ここの人はツッコミが的確でかつ文章に無駄が無くすごいものだ。ガンダムとしてダメ、ではなくちゃんとアニメとしてダメ、という切り口だし。前に書いたおいらのアレよりずっと読みやすい。おまけに読んでてオモロイときたもんだ。
 こちらは別のアプローチを試みなければな。

2003.10/16 THU「まるで養豚場のブタでも見るような目で」

 今日も牛丼ライフ。

 今日カウンタにいたおねーちゃんは、「なに牛丼喰いに来てんだコイツ?」みたいな雰囲気がデフォルトでめっさビビった。

 昨日の段階で牛丼チケットが三枚貯まっていたからそれで支払ったら、今度は「チケット貯まるほど牛丼喰ってんなよ」な雰囲気に切り替わった。



 あー、半分以上私の被害妄想なわけだが

 今日で牛丼ライフ切り上げる気になった。
 明日は自分で米炊くぞ!

2003.10/15 WED「キン肉マンか、おれは」

 遅く帰ると、晩ご飯が吉野家の牛丼になりがちデス。
 てか今、三杯で一杯プレゼントキャンペーンやってるから、その勢いは加速する一方。
 侘びしい晩ご飯が続いています。

 あー、キカさん嫁にこねーかなー。※言うだけはタダ状態

 日曜朝番、今書いておこう。あらすじはみんな観ていて知ってるものとして。


 【アバレンジャー】
 今週の一等賞は、ブラックの死に沈む皆を、生きるものは前に進まねばならないと諭すスケさんでキマリ。
 つか、予告で佐竹が出るとは判っていたけど怪人役かよ! その昔『アニメ・餓狼伝説』でジョー・東の声をあてていた頃となんにも変わってねー。……でも怪人の声なら棒読みでもそれなりに聞こえるから不思議だね。デズモゾーリャ復活用の体を作るため「優れた能力」を吸収していたようだけど、その力はアバレンジャーのダイノガッツを全て吸い取る程であった! 変身が解けたところに、キラーと怪人の驚異が迫る。
 だがしかし! 不屈の魂は再びダイノガッツを沸き上がらせた!

 「ダイノガッツは心の力ぁーっ!」
 「負けない心がある限り、何度でもよみがえるわ!」

 再変身後はダイノガッツの底まで上がった様子。アバレンオーに合体後、レッドをアバレマックス化させてもブルーとイエローの変身が解けないようになったのだった。フウゥ……三話目で無事軌道修正成功か。この設定、戦隊ものの意義を破壊しかねなかったからな。
 アバレンオーはブルーとイエローだけでも動かせているし、アバレマックスは新ロボ「マックスオージャ」に搭乗。迎え撃つのは巨大化した怪人にキラーオー。おおぉっ、パワーバランスもちょうどよくなった!
 今回の話、スンナリとストーリーの歪みを矯正したネ! 作劇のためのギミックを盛り込みつつも、ちゃんとブラックの死、変身解除の危機、パワーアップを描いていてエンターテイメントとして合格点。
 あぁ、短くまとめられんかった。……まほろ生きてる?


 
【仮面ライダーファイズ】
 オルフェノクと化した乾巧、かつての仲間を襲うも、それは早くオルフェノク化した自分を倒して欲しいという気持ちの裏返しであった。まぁそれはいいけど……今回の話は作劇上の歪みが目立ったなぁ。
 飛び出したきり帰らないイヌタクに電話をかける真理。それはいいけど……真理さん、土砂降りの中ブランコに乗って電話かける必要はないでしょうに。悲壮感の定番表現かもだけど、いちいち外に出て雨に濡れるのは変ですよ。水濡れに強い携帯は、スマートブレイン社の技術が使われているということで。ヤツらの技術ですからね、五十気圧防水ぐらい標準でしょう。
 細かく言えば……カイザの変身も間が悪い。
 「俺は木場のように甘くない!」→箱からベルト→カチャカチャ→「変身ッ!」→その間イヌタク棒立ち
 ちょっと気になったなぁ。描きたいシーンを描くために、周囲の状況や人物の行動、性格をゆがめて「描きたいシーン」に無理矢理収束させる。う〜ん、ファイズはこんなSEEDみたいな事ここまでやってなかったのに。
 でも、草加の「同窓会の色紙ズタズタ」演技と、正義の味方海堂、そして「夜の戦い」でバッチリ遅れを取り返した。
 草加の怪演が光った。真理のためなら我を忘れる。彼は純粋すぎるのよ……。
 そして、火事から救い出した子供がなんだかんだで気になる海堂。調布の施設に行ったと聞いては、こっそり様子を見に行くのであった。人の心を捨て切れていないオルフェさん。そこで目にしたのはいじめにあうその子の姿!

 「やめなさいきみたちっ!(シャキーン)
  弱いものいじめは……いけないな。お兄さんがっかりだ」

 おおおおおおおっ!? そのポーズは「初代仮面ライダー」の変身ポーズッッ!
 そうだよ、オマージュってのはこういうのを言うんだ! 聞いてるか福田監督! 海堂、輝いてるぜェー!
 でも泥団子攻撃でなぜか追い返される海堂。この二人のドラマ、どこへゆくやら。
 最後になったけど、夜中に戦うファイズとカイザ。マスク部とフォトンブラッドのラインが光っていて、実にカッコよかったですね。CGとは違う、特撮の妙。後で解ったことだけど、この「光るスーツ」着てると、中の人は何も見えてないんだそうで。あれは目隠しの演技だったのか! 中の人は凄いぜ!
 「中の人など居ない!」


 
【明日のナージャ】
 日曜の朝からムチでビシバシの拷問シーン展開とは流石ですなぁ。
 でも意味がない流血シーンではないので、これは作劇として「必要」。
 無心に踊るナージャをかぶせる演出もニクいねぇ。


 うーん、面白いと簡潔にまとめるの困難だ。
 あ、三行でもナージャ面白いよ。
 不思議とナージャの話はまとまるんだよ。特撮とアニメの差? この考察は次回にやってみるか?


 
ダメだこらえきれん

2003.10/13 MON「さて、日常に戻ろう」

 FEEL SO GOOD、無事終了いたしました。フルーツループに足を運んでいただいた皆さん、ありがとうございます!
 では、土曜日から日曜日のダイジェスト。


 ●土曜日午前中
 一度はペン入れまでした四コマ原稿(1ページ分)だったが、日頃キーボードしか使っていない人間が書いた絵と文! しろろが丸くない時点でいろいろヘコんだ。意を決して書き直し。さすがに二回書くと少しは精度が上がる。普段使わない「ペンを制御する筋肉」がミシミシいう。

 CATさん拙宅来訪。SS用原稿にペン入れ開始。こ、ここまで来れば後はまとめ上げるだけだ!

 草加(仮面ライダーカイザの人)の物真似は、だれがやっても結構似る。

 ●土曜日お昼
 
ぼのさんが製本のお手伝いに来てくれました。
 「やぁ、ぼのさんいらっしゃい」
 「まだ原稿書いてるー!(ガビーン)」

 面付け表にそって各ページを切り貼り。SHI・KA・SHI! CATさんのマンガ原稿はデジタルで着色してあるためコピー機等の出力機がなければならないッ! なんでも世の中にはキンコーズとかいう便利店舗があるとか。前の本もそこで作ったという。現段階でまとめられるところまで作業して、渋谷のキンコーズへ移動。到着は二十時過ぎ。ぼのさんバイトのため離脱。キンコーズにて笹倉さんと合流。彼女もまた製本の真っ最中であった。

 いやしかし、こんな広くて快適な便利店舗があったとは! SSパートの原稿はコンビニコピーで作ったのだが、たったA4×四枚のコピーをするにもあんなに落ち着かないとは思わなかった。だがここならコピー機そのものを「借りて」出力できるというのが最高。おまけに作業台、カッター台、ホッチキスまで好きに使える! すごい店だぜ。

 とりあえず用意した面付け済みの原稿をバシバシコピー。CATさんはパソを借りてマンガ原稿をデジタル出力。店内のテーブルを借りて折る! 折る!
 「(本来二十四時間営業ですが)土曜日は午後十時閉店となりまーす」
 「えぇー!(ガビーン)」

 ページ調整のためのゲスト原稿ページ+あとがきを一息に完成させる。うわー。
 笹倉さんは少部数&先に来ていたので、時間内に無事終了。風邪気味(ギャッ)とのことなのでここで離脱。試しに一冊完成させようとしたら、ホッチキスの針が刺さらない厚さになっていた!
 「くうぅぅっ、この問題は後回しだ! 今は出来ることをやるッ!」

 コピー誌の束を持って、私とCATさんはカラオケボックスへ。前回もカラオケ製本やったんだって。ぷひー。おまけに雨まで降ってきた。どうなることやら。

 ドリンクが届くまでカモフラージュに一、二曲流す。届き次第、製本ッ、開始ッ!
 折り折りしてるとき、仲間の部屋を探していると思われるオンナノコに作業風景を見られる。
 「今見られたァー!(ガビーン)」
 選曲コード6002-xxがアニメ系楽曲らしかったので、適当に数字を入れてBGM代わりに流す。結構アニメロ楽曲を引き当てた。ツキはまだこちらにあるか!?

 ●土曜日二十三時三十分
 落丁を差し引いて、二十三部完成した。後はいかにしてホッチキスの針を通すか!?
 策その1。十一時会場なので、十時に文具店にて大型ホッチキスを購入……いや、浜松で都合良く店を見つけられるか分からない。日曜では店舗が開いていない可能性もある。
 「針が通らないのなら……通すようにするまでだァー! CATさんまかせてくれ!」

 終電が近いのでここで解散。未製本の本は、拙宅に持ち帰り、ピンバイス(極小ドリル)で穴を開けてからホッチキスの針を通した。フッ……物理的に針が通ればどうということはない!

 製本完了したのは午前三時だった。


 ●日曜日午前十時
 いざ、会場へ! 浜松町駅にてCATさんとぼのさん、そして
「ポプコン」のリュウノスケさん、マサノスケさんと合流。福岡からようこそです! あと、10分遅刻してスマン! 笹倉さんは風邪気味ということで、一般入場に合わせて来る様子……。
 大きく右回りで会場に到着。テーブルクロス、お品書き、チャイナ使用
ミミニャミでスペースを飾り付け。とくに大きな忘れ物はなく準備できた! あと、四方が完全に……というか、周囲で本売ってるのがほとんどオンナノコで、なんだかオセロや将棋で詰まれた気分だった。

 うちのスペースはコスプレゾーンから一番遠く、大手バンド系からも離れたオールキャラゾーン。割とまったり進行。まずは知ってるお方から……ルヌさんラリヤさん星☆鈴さんが来てくれました。星☆鈴さん、今日はフィーバーVer.のテルオですか?! 髪のみならず眉まで炎の色だ!

 スペースには椅子が二脚しかないので、しばらく交代。軽く会場一週&お知り合いのところにご挨拶。面識があるのは先のポプコン様と、こももさんぐらいですけどね。こっそりファンなお方のところで、新刊もゲット。
 戻ってきたら、
ケシゴムアンセムが三冊も『面識のない人に』売れてた! ヒィー! 間接的にだが……本が売れる快感とはこれか! 女性の方が買って行かれたそうです。もっともこの会場の男女比を考えると、充分に予想できること。
 それと売っていて気が付いたのは、「興味を引く」と「手に取る」がイクォールでは無いと言うこと。どうにか表紙にインパクトを持たせることは出来たので、友人と指さしで興味を持ってくれた人は割と居たが……まぁ多くの場合は素通りだ。解る。私が「買い手」だったとき普通にやってることだ。
 リサーチ力と技術が必要なのだなぁ。ひしと感じた。

 お昼ご飯代わりに会場外でおにぎりなど食べていたら、RieSana NoteのESTさんとばったり! 一緒にリエサナ巡りと相成りました。いい本との出会いがあったぜ! また遊ぼう!
 てか、席外してるとき、みゆきさんとそのお母さまがフルーツループのスペースにいらしていただけていたとは……。お会いできなくて残念。四コマ喜んでもらえて嬉しゅうございます。

 おにぎり二つでお腹が空かない緊張の中、なんとリイデさんがいらっしゃいました。急な用事が無くなってフィルソに来れたとか。お会いできて光栄です! この会場でいい人、いい本との出会いがあるといいですな。
 そしてただ一人、拙サイト閲覧者様がわたしを名指しで呼んでくれました。うわー、一応「声かけてね」とは書いたけどホントに来たよ! 感激! ペペ名刺ぐらいしかお渡しできませんが、これからもよろしくお願いいたします。

 そして午後三時。無事にイベント終了。なにもかも初めてのことであったが、まぁ大成功と言っていいんじゃないかな、と! ケシゴムアンセムも身内購入含むとはいえ、用意した冊数の半分以上買ってもらえたし、既刊の分もちゃんと注目を集めた。笹倉さんの本なんか少部数だったとはいえ、完売だし。うーん、読みたかったが、次回までガマン!

 打ち上げということで、みんなで渋谷へ移動。スパゲッティ屋さんで軽くお食事。ポップンも少々。ていうかGB楽曲の『ウェスタン』が解禁されてるー! キングかっけー! そして取り巻きの皆さんもときめく面々! あぁ……やっぱキングはこうでないとな。復活が嬉しいぜ。

 しばらくして、スペシャルゲストのici郎さん到着。お久しぶりです。居酒屋になだれ込んで、ポップンを軸とした、いろいろなお話に花が咲きました。みんなの言葉で、疑問の一部も氷解したり。みんなのものを見る角度に、感動した! おれ、視野狭かったよ!

 萌え属性の話、コンテンツ化したらどーなるかな……。あそこまで話したけどさ。

 「こ、ここまで書いたら全国の女子中学生ファンの皆さんに引かれてしまうのでわッ!?
  『イヤ〜、よっしー兄さまったらフケツ〜』とかゆって。ゆってッ!」
 「ねーよ」

 G=ヒコロウかおれは。


 ともあれ、終電前に解散。みなさん、オツカレサマでした! そしてありがとう!
 終電ゲットして安心してたら、途中までしか走らなかった。四駅分ぐらい歩いたよ。


 月曜は充電曜日。途中も雨も凄かったねー。出歩く気しなかった。雨が止んだ後は、必要だったから姉貴のところに生協のお米取りに行ったけど。
 さて、日常に戻るぞ、うん!



 おもしろかった出来事。
 店番してるとき、頭の赤くて長い羽をシルヴィアさんの首に回して歩いているジズさんを発見(双方女性のコスプレイヤー)。ぼそりとおいら、一言。

 「……ジズシルかぁ」
 「シルジズです(ニヤリ)」

 聞こえていたァー!(ドキブルッ)

2003.10/10 FRI「今日は何の日っ、フッフ〜♪」

 9ptの文字で表記すれば、A4五枚にも満たない原稿書くのに

 深夜○時までかかっていたり。

 おかしい! 俺の手の遅さおかしい!
 前日半分書き上げていたというのにッ!(もっと悪い)

 「インキー」ネタや「白紙」ネタは、どうしても表記に不自然な部分が出るのでボツ。フィルソ版は、まぁなんとか踊り始めた話を捕まえられたかな、と。

 正直な感想・一安心。これで最低限の原稿が揃ったことになる。
 う〜ん、CATさんにしわ寄せがいってしまったのが悔やまれる……。

 さて、明日はフリートーク等の「共同作業」を進行。そして製本。
 何はともあれ、無事に本は出せそうだ。よかった〜。

 全体会議眠いー。



 ほっとしたところで、ちょっとゲーセンに立ち寄ってみる。うちのオフラインポップンも、とうとう仲嶋さん、タッチミミ、ロシア、キン肉マンが解禁されました。
 タッチミミをマイキャラにして、ロシアとキン肉マンばっかやってました。オモチロイ。あー、これでグーニーズなんか解禁されたらどうなってしまうかっ。夢はふくらむぜー。


 【今日のポプ】
 ロシア(N)を「GOOD狙い打ち」。無論タッチミミ見てました。すいません、だれも並んでなかったもんで。それと、タッチミミをマイキャラにしてハイジを選曲すれば、すべての問題が解決すると今になって気が付いた。エウレカー!
 ハイジはもうダンスおじゃま安定。よーし、次はカエルポップくんでのクリアにチャレンジだな!
 ナゾイロは依然、死の香り。


 
サムライスピリッツ零も稼働していたので、ちょろちょろやってみた。
 う〜〜〜ん、やっぱりこれ、『後期型』のにおいがする。わたし、「天草降臨」以降はどうも苦手なんですよ。初代は勢いだけでNEOGEO本体買ってしまうほど好きでしたが。「斬紅郎無双剣」もCPU戦がイヤンな感じだけど、演出と「日本の湿った空気」を見事に表現したドット絵が大好き。今もロム持ってる。
 で、サムスピ零。中ボスの嫌らしさにちょっとげんなり。
 思い出した時ぐらいにやるとちょうどいいかも。


 ネオジオと聞くといつも
ここ思い出す。

2003.10/8 WED「ぷひー(柴田亜美・もしくはヤード6th)」

 近況・原稿も心配だが家族も心配だ。
 金曜全体会議だって。つまり木曜日はもくもく曜日、と。

 ぷひー。



 【明日のナージャ】
 ローマで偶然出会った貴婦人は、実はナージャのお母さんでした。
 あぁ……前回ブローチを奪われてなかったり、自己紹介の一つでもしていれば感動の再会となったのに……!

 「見つけたッ! 『明日のナージャ』完ッ!」
 「ほォ〜、じゃあだれがこの後ダンデライオンの踊り子をやるんだ?」

 やっぱもうちょっとだけすれ違ったままでいいや。

 一方、ナージャ成りすまし計画の第一段階をクリアしたローズマリー。
 歴史に残る黒ヒロインとなる予感だ。

 ナージャが帽子を風にとばされたとき、「馬車? 馬車か!?」と気が気でなかった。
 あと、おばばはやはり全てを見通している魔女だな。やっぱり。

 「おばばの正体は……おじゃ魔女どれみだったんだよ!」
 「な、なんだってー!」

 超蛇足。

2003.10/7 TUE「ナージャは明日」

 フィルソ8新刊、『ケシゴムアンセム』。
 表紙が仕上がりました。一緒に原寸のサークルカットもあげておきます。
 特に大きいサークルカットはここでしか見られないから貴重だヨ。

 日曜朝番、二本だけ書いときます。

 【アバレンジャー】
 えぇー!? マホロ(現ジャンヌ)がマホロであることを捨てて敵となったのは、来ると信じていたアスカが来なかった上に、当のアスカが「マホロを助けられなかった」と他の女の膝で泣いてるのを見せつけられたから? しかもリジェがデズモゾーリャと、絶望に打ちひしがれたマホロの子供!?
 ナワヤが何人居ても間に合わない展開ですよ、奥さん。
 マホロとアスカは一騎打ち。ジャンヌの中にマホロのかけらを見いだすも、二人は爆発に巻き込まれて生死不明。うわあぁー、これ男塾と違うから安心して見てらんねー! ホントにブラック途中退場?

 てゆーかアバレマックスですよ。今回もブルーとイエローのパワー吸って変身、以後二人放置って展開はどうかねー。一話から大きくコケることなくここまで来たのは凄いことだし、スタッフ側にも試行錯誤はあるだろうけど、ブルーとイエローの存在をああいう形で投げちゃいかんでしょ。二人にも見せ場はあると期待していたけど、なんかいきなり「アバレマックス専用伝説の爆竜(一人乗り)」まで出てきてやっぱりこの方向かよ、とも思ったり。

 こうなったら爺(シルバー)かエミポン(ピンク)の力を借りて、三人なり四人なりでアバレンオーを動かしてくれ。良作であると信じてはいるので、あんまりおかしな方向に落ちては行かない、とは思っているけどね。ふんがー。


 
【仮面ライダーファイズ】
 こちらも大荒れの展開。結局オルフェノクであることがバレてしまっては、もう今まで通りの生活は送れない。「彼は必ず戻ってくる」というスマートブレイン社社長の言葉が、現実のものとなった。人でなくなった以上、巧はここには居られないのだ。そしてとうとうスマートブレインの刺客として、皆の前に現れるのだった!

 ファイズ in 馬の人 with 人の心 VS オルフェノク化したイヌタク

 巧が「こちら側」に戻ってこれるか否かは、人の心を覚えているか否かにかかっている。
 ベルトは人の心が無いと危険な力なんです! オルフェノクの力も、またしかり!

 でも今の面白さって言うのは、主人公がポールシフトを起こすという大混乱の上に成り立っているからなぁ。早く落ち着かせないと変な崩れ方しそうでちょっと心配。

 今週の名台詞
 村上社長「ようこそ、ラッキークローバーへ!」
 デルタ in 北崎「来週も見てくれるって解釈で……いいのかな」

2003.10/5 SUN「やるしかないんだ……やるしか」

 CATさんとフィルソ8用の原稿とりかえっこ&最後の打ち合わせ。
 軽く食事をした後、パパッと別れてそれぞれ行動を開始した。

 夏休み最後の一週間の気分。


 電車で帰る途中、ee'MALLに立ち寄って友人に借りていた楽曲の返却&交換。これのおかげで結構いろいろ楽しめている。
 貸してもらった楽曲がどんなものか聴きたかったので、200円なれど一度ポプってゆく。ポップンフレンドであるikkeiさんとはここでお別れ。「星願」の隠しキャラであるタッチミミ、やっぱり一度は使ってみることにした。

 フィーバーが原作に沿って、書き下ろしの「リボン新体操」になってました。
 レオタードにならないのが中途半端だと思ったけど
 なんだかんだ言って、カード設定でマイキャラになっています。

 「ハイジミミは平気だがタッチミミは恥ずかしい」とか言っていた男の行動とは思えませんね。

 でもいいの。こっそり星に願っていたし。

2003.10/4 FRI「機動戦士ガンダムSEED 第五十一話」

 最終回を迎えて一週間。

 クールダウンの時間ももうけたことだし、ちゃんと最後まで観たのだから思うところを書いてもよかろう……と思ったが、ちょっと今はいろいろあってまとまらない雰囲気。数日前口頭で話したときはスラリと発言できたのに、テキスト化しようとすると指先が鈍る。

 そして今はそれどころではない、と。うーんうーん。

2003.10/3 FRI「このバケツ穴あいてない?」

 今日も様子を見に行ったけど、隠し解禁はナシ。
 うーん……せめておいらは白バケツを狙い撃つか?

 ルーレットを狙い撃てません。


 例の
エゥーゴ vs ティターンズ、一瞬だけど四台とも空席になるという神タイムが!
 ここぞとばかりにコイン投入。ガンダムMk-IIにパイロットはエマ・シーン。微妙に脇の選択。Zガンダムにカミーユ乗せてマイキャラになんか出来ませんよ。まだ二回目のプレイでのろくさとしか動かせませんし。
 案の定すぐ乱入された。でもすぐに「味方の援軍」が現れてにわか協力プレイ。ふむぅ、こういう構成の筐体って、やっぱバシバシ参戦して吉?
 一回勝ち抜いて、次で負けた。
 これから協力プレイをしていくなら、もうちょっと味方の足を引っ張らないように考えないとな。協力……か。そして味方のために。音ゲーにはあまり無い要素。懐かしい何かを思いだした。

 SHI・KA・SHI! 二回目のプレイではっきりした!
 『初プレイで感じた強烈な違和感』の正体が!

 地上を移動するモビルスーツ、「歩いていない」んですよ!
 スラスター噴射で、滑るように移動してるんです。
 私は魂を重力に引かれたオールドタイプであるため、宇宙戦はどうも苦手。地に足がついた地上戦の方が好み。前作も宇宙戦がある『DX』よりも『無印』の方をよくプレイしていました。
 自分でモビルスーツを操る気持ちよさの正体……それって「足音」なんですよ。あの、がしょんがしょん歩くのがいいんです。脳の根幹にうったえる気持ちよさが「足音」にはあるんですよ。

 どちらかというと緩慢な歩行動作、そこからスラスターを噴射しての鋭いステップ。動作の緩急も、このゲームの魅力の一つであったはずです。でもこのエゥーゴ vs ティターンズは、どうも地上での移動がフワフワ、スラスター噴射もスピードは上がってるけど速度感がない、というか。うぅ……この軽すぎる動き、しっくりこない。

 画面のテクスチャーも綺麗になってるけど、近くのビルも遠くのビルも均一の解像度で見えるため距離感が感じられず気持ち悪い。おかしいな……前作ではこんな感覚を抱いたことはなかったのに。

 とりあえず、ちゃんと「歩く」モビルスーツを探す方向で。


 日曜朝番、最後の投下。


 【明日のナージャ】
 前回探偵一味にブローチを奪われて、心ここにあらずのナージャさん。ダンスを失敗し、興行収入がガタ落ちしたことをきっかけにして、一座の雰囲気がどんどん悪くなってゆく。そしてダンデライオン一座は解散へ!?

 うかない顔でのダンスもまた印象が違ったけど、たったブローチが一個ないだけであんなにナージャが「抜けて」見えるのが意外だった。なんだろね……ツノの無いガンダム、耳のないミミ、というか。キャラを構成する要素って大事だね。

 ていうかさー、おいら予告を鵜呑みにして本当にダンデライオン一座解散、ナージャの一人旅スタート、という流れになると思ってたよ。良い意味で裏切られた! こんなにストレートに王道を提示されて逆に気持ちよい。ナージャの心情の変化、最後の『本音』の吐露。表情の変化。カタルシス。
 ああ、いい話だ……。詳細(あらすじ)は割愛。あんまり自分の筆で跡を付けたくない気分。

 ここで終わるかな〜、と思ったら! 最後はビビッと(ブラック)ローズマリーさんが締めてくれました! ブローチ奪還を依頼した貴族に取り入って、自分が「ナージャに成りすます」だとぅ……!?
 貴族としてのナージャの未来をかすめ取るッ! なんという邪悪ッ! DIO様もビックリ!
 さっすがローズマリー! 俺たちが出来ないことをあっさりやってのける。そこにしびれる、あこがれるゥー!

 どーしよ。ナージャおもろいよ。


 てゆーかさ、ナージャもヒーロータイムの枠に入れてやれよ。
 それと、エンディング見ればエミポンが左利きだって一目瞭然やん。
 観察力ナッシン。

2003.10/2 THU「グループSNE知ってる?」

 結構昔から作品や活動を追ってきた作家の一人に、山本弘さんって人が居まして。彼のwebサイトの掲示板で読んだ、こんな一文が心に刺さった。


>●「作劇上の必然」と「ストーリー上の必然」は両立していなくてはならない。
> たとえば「主人公が絶体絶命のピンチに陥るが間一髪で助かる」という、よくあるシチュエーションの場合、「主人公をピンチに追いこむことで観客(or視聴者・読者)をはらはらさせる」という作者の意図が、「作劇上の必然」です。
> しかし、主人公が何の理由もなしに助かるのはおかしい。そこには必ずピンチを切り抜けた理由が用意されていなければならない。これが「ストーリー上の必然」です。
> 昔のアニメなんかだと、「強敵がヒーローをボロボロにやっつけた後、なぜかとどめを刺さずに行ってしまう」という例がよくありました。とどめを刺さない必然性がないわけです。これは明白なプロットの欠陥です。
> たとえピンチを切り抜けた理由が説明されていたとしても、その理由がいいかげんなものであれば「御都合主義」と呼ばれます。
> 一方、「ストーリー上の必然」はあるけど「作劇上の必然」はない、という例もあります。たとえば「舞台は23世紀の火星のドーム都市である」という設定は、ちゃんと設定として成立していたとしても、そこで繰り広げられるドラマが現代の学園ラブコメとまったく同じであるとしたら、「作劇上の必然」はありません(冗談みたいだけど、僕は本当にこういう小説を読んだことがあります(^^;))。


 あーなるほど!
 私がアバレンジャーに感じていた『王道』はこの辺のことだったのかも!


 【仮面ライダーファイズ】
 「オッス、オラ巧! ちょっと顔が変わっちまったけどヨロシクな!」

 ドラゴンボールネタ。ウルフオルフェノク(チャームポイントはフサフサのしっぽ)と化したイヌタク、呆然とする人々を後目に大暴走。あれよあれよと言う間に澤田さんを川ポシャ(ファイズにおけるリングアウト)に追い込む。
 澤田の排除。オルフェノク化。奇しくもここでイヌタクは、スマートブレイン社のラッキークローバーの一人としての条件を満たしたことになる。SB社の社長も、前貸しと言うことで真理の復活手術を許可する……!

 でも、真理復活の件はちょっとホラー(非スマイル)だったね。真理の死&復活。イヌタクオルフェノク化。ただでさえかき回されっぱなしの日常が、全方位から破壊されて崩れ落ちそうなのは啓太郎くん。

 (クライシスが盆と正月をつれてやってきたみたいだ……)

 (文字通りの)復活記念バーベキューパーティーは、日常にしがみつくため必要な行為だ。
 しかしそのひとときもラッキークローバーのオルフェノクに破られる。
 「ン〜? 私達の仲間になったはずなのになにやってるんですか?(意訳)」
 ベルト分離の危機に見舞われるも、イヌタク再びオルフェノク化。いったん危機は去るが真理にイヌタクがオルフェノクであることがバレてしまい、もうなにがなにやら。
 啓太郎くんの人生は、空中崩壊寸前です。生きろ。

 三原デルタも応援しています。自ら戦うことを決意したきみは、今輝きを増している。



 うーん、感想というかあらすじを書き連ねるクセが付きつつあるな。

2003.10/1 WED「ポプカレンダー」

 十月はスミレさんとショルジュ&エバ。書き下ろしの絵だった。
 全部書き下ろしだったらい(略)。

 2004年カレンダー、書き下ろしの数はどっこいだけど、デザインセンスはぐっと良くなってるなぁ。これなら買ってもよかったかな。

 帰り際に、オフラインポップンの『バケツ』の様子を見に行く。やや黄色多め、他はまんべんなく。二日ではこんなものか。ていうかカードリーダーが無くても遊ぶ人はそれなりに居る模様。あーんもう、戦国麻雀がオンラインなんだからポプもオンライン化して欲しいよ! サーバ使用料なんか、おいらのインカムでどうにでもなるでしょーに。
 一応、星に願っておいた。

 一回だけ遊んでいく。ナゾイロ特訓スタート。
 やっぱ「はじまり」はこの曲だよね〜、とポップス(N)。レベルは8。
 ノルマはナゾイロ+最初から最後までおじゃま。


 BAD30、ゲージボーダーでクリア。
 ほんとーさー、ででん♪ の部分で首の皮一枚繋がった……。
 本当に「ポップンはじめました」の頃に戻ったよ。道のりは長そうだ。

 日曜のアレ、一本ずつ書くことにした。

 【アバレンジャー】
 「ヒーロータイム、はじまるよ〜!」
 あれ? 始まり方がちょっと変わった。ファイズと共演してる。アバンをもちいて前回のおさらい。的確な解説は好印象。
 強敵に敗北、アスカの必死の力が「新しい武器」を削り出そうとする。キラーゴーストはティラノロッド砕くわ(上顎と下顎が外れた! あれ生きてるんだろ?)トリケラバンカーパンチで貫通するわで大アバレ。武器を失うも、アバレモードで立ち向かう。だが、キラーゴーストに一蹴。強い! アバレキラーは今日も今日とて強烈な悪を提示する! 正義とか 悪なんて関係ない。「お れ が 楽 し い か 楽 し く な い か」。こんな純な悪、見たことねェー!

 ていうか世のお子様にはアバレキラーはどう映ってるんだろう。悪として認識? 我が儘し放題は羨望の的? 先日アバレキラーのお面かぶってる子を見たからそう思ったんだけど。

 ついに「夢で見た盾」を削りだしたアスカ。ブルーとイエローがもてるダイノガッツを全て注ぐと、レッドの体に変化が生じた! うーん、王道だとは思うけど、鳥肌立った。引いて引いて盛り上げる。カタルシスぅー!
 パワーのMAXっぷりに、アバレマックスと命名するエミポン。強敵のキラーゴーストも、別次元のバトルフィールドに引き込み、圧勝。しかし、先週から出番が無いと思っていたヴォッフォは、なんと「知性は低くともパワーは100倍」のギガノイドを作っていた。その巨大ギガノイドを操るのはジャンヌであった……!
 「アスカ……今度こそ決着をつける!」

 うーん、王道さ。そりゃ王道さ。だがそれでもいざ見ると魂を揺さぶられる。
 上手くは言えないが、やっぱりこの作品には『本物』があるッ!

 あ、エミポンって左利きなの? ワーイ、おいらとおんなじ〜♪



 ゲーセンで好評稼働中のエゥーゴ vs ティターンズ(いわゆるZガンダム)、おもしろそうだしオープニングも燃え燃えですが、いまだに対戦したり協力する勇気がナッシン。
 対戦ランキングを見る。パイロット名を打ち変えている者がチラホラ。

 「アツイねぇ〜」
 「レロレロレロレロレロ」

 ジョジョオタが居る模様。
 彼とならあるいは……ッ!

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